• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年10月移住・定住等促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:望月 香世子 議員
質疑・質問日:10/17/2022
会派名:自民改革会議


○望月委員
 本日はありがとうございます。
 御存じでしたら教えていただきたいんですけれども、関係人口という概念は教えていただいて分かりましたが、関係人口というものが言われるようになってきたのは、人口が減少していく中で、やはり移住・定住はパイの取合いにどうしてもなりがちだけど、移住・定住なしで課題を解決しようという流れで、ということでしょうか。関係人口ということが言われるようになってきて、移住・定住との流れの中で、どういう形なのか、御存じでしたら教えていただけたらうれしいです。

○横山参考人
 ありがとうございます。
 そうですね。関係人口という言葉を最初に言ったのは誰かという話は幾つか説があって、1つは、ソトコトという雑誌があるんですけれども、あまり聞いたことがないでしょうか。地方移住だとか、若者が結構地域のローカルなものを志向するとか、スローライフとちょっと違いますが、検索すると出てくると思うんですけれども、そこの編集長の指出さんという方が、最近は若い方、学生であったり、就職したてのような方が、本当に地方の田舎に関心を持って、結構行き来しているという実態が、この施策どうこうじゃなくて、そういう若い人たちが、自然にそういう志向を持った人が結構増えてきたという話があります。そういう方たちは、別に国だったり、地域の施策で募集しているからではなくて、自分たちの志向でそういう地域に行って、例えばインスタグラムでちょっと映える写真みたいなものを上げたいというときに、やっぱり日常生活からちょっと離れたところに行きたいという志向も多分プラスになっていると思いますが、そういう動きがあることを関係人口という言葉で発信したのは、2015年ぐらいの時期と言われています。
 自然発生的にそういう地域に出入りするような若者が出てきたという動きと、あと、国がちょうど地方創生第1期で、都市部から地域への人の流れを作るといって、移住目標、東京一極集中の転入超過をゼロにするという目標を掲げたんですが、それが5年間でうまくそのとおりにならなかったこともあったんですね。ちょうどその関係人口の動きが出てきた時期と、その第2期の地方創生で、今度どういう目標を掲げるかということを検討する時期が結構重なっていて、そのときに移住・定住、移住するというのはやはり相当ハードルが高い話なので、もう少し柔軟にそこの地域への人の流れを作るのは、必ずしも移住者ではなくて、外からいろいろ働きかける人を、地域としてもっとたくさん作っていこうということが、ちょうどその施策の目的とも一致して、その第2期の地方創生の総合戦略にも、関係人口が盛り込まれて、国としても実証事業なんかもやるようになった。そういうバックグラウンドで、国もやっているし、地方自治体も取り組んでいる、実態としてそういう若者も結構いる状況になっているのが理解です。

○望月委員
 ありがとうございます。
 伺ったのはなぜかというと、私、比較的、今回、横山さんが教えてくださったことが、移住・定住のお話の提案というより、関係人口というものをやっていくことで、いろいろな具体的なこういった考え、実際にやる内容について、具体的に教えてくださったので、移住・定住より、まずは関係人口に力を入れていくのがいいという話だったのかと、何となくざっくばらんに聞いて申し訳ないんですけれども。

○横山参考人
 そういうわけではなくて、移住・定住の取組は、移住・定住の取組で、大変重要な取組だと思っていますし、全く私はそれを否定するつもりもないですが、やはり限界があるだろうと思っているんです。移住するということは、個人から見てもすごくハードルが高いので、地方にとって、東京にやっぱり集中し過ぎだろうから、それをもう少し地方に流れを作るというのも、私はそこは全くそのとおりだと思いますけれども、ただ、移住者を増やすのは、そんなに容易じゃないと思っているんです。そのときに、先ほど上げたような地域の課題を解決するために、移住者を増やすということだけが解決策ではないだろう。もちろん、移住者を増やすことは大事なんですけれども。そのときの選択肢の1つとして、関係人口にもっと着目してもいいというスタンスでお話をしています。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp