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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:03/08/2022
会派名:無所属


○桜井委員
 一問一答方式でお願いします。
 今、6番委員から非常勤特別職についての質問がありましたけれども、その非常勤特別職の中に特別補佐官という方――土屋さんと篠原さんがいらっしゃる。土屋さんは経営管理の所管でそれもちょっと入り込むかもしれませんが一応了承していただいて、主に篠原特別補佐・戦略監について質問したいと思っております。
 報酬が月額90万円で、それにまたプラス旅費が130万もついて年間1200万円の報酬を頂いている人が、先ほどの答弁を聞くと一切責任はないし、ただアドバイスをするだけだというように聞こえました。
いろいろと内外からお話を聞くと、どうも権限がないと言いながらも知事の威光を借りて、前にも2番委員が話していましたが、例の商工団体に対して知事が私の選挙を応援しなかったから補助金だかいろんな助成措置をゼロだと言った。それを天野政策推進担当部長がお認めになったんですが、次の会合のときに知事の代理で篠原さんが同じような内容のことを挨拶で述べてそのまま帰ったという話も、この前の一般質問で坪内議員が言っていました。
篠原さんは、令和2年までは知事戦略監をやっていたけれども、今度は特別補佐官になって逆に知事戦略監よりも給料が上がっているんだ。
 副知事の土屋さんや吉林さんは、副知事から戦略監になったときには副知事の給料から下がっている。そういうことを考えたとき、果たしてこんな90万も、知事戦略監といっても再任用で知事戦略監になったんですけれども、特別補佐官になって仕事の内容は似たようなもんだと私は感じているんですけれども、どう違うの。知事戦略監と特別補佐官との違いをまずお答え頂きたいと思います。

○芹澤知事戦略局長
 以前の知事戦略監につきましては再任用で採用されていたわけですけれども、行政組織規則の中でしっかり位置づけられており、知事の命を受けて全部の組織を運営していくことになっておりましたが、特別補佐・戦略監は地方公務員法の非常勤特別職になりますので、行政組織規則からはその職を削除して、助言をすると位置づけて職務に当たってもらっております。

○高木知事戦略局理事兼総務課長
 お金の話が出ましたので、補足させていただきます。
 特別補佐・戦略監個人の話になるのですが、昨年度は再任用で月額69万円、期末勤勉手当が180万円でトータル年間1008万円。現在は月額90万円、期末勤勉手当はありませんので年間1080万円ですから、報酬だけ見れば金額が上がっていることはないかと思います。

○桜井委員
 そんなことはない。言っている意味が分からん。
 権限のない人が給料を90万円ももらって別に交通費で130万円頂いて合わせて1200万円という金額を頂いているのは、どういう形で決めたのと聞いたら、先ほどの答弁で土屋さんの例に倣って決めたと言っていましたけれども、それはさておき地方公務員法第3条第3項第3号については最近新公務員法になって厳格化されて、それには専門的な知識経験または識見を有すること、当該知識経験等に基づき事務を行うこと、事務の種類がさっき言った助言、調査や診断または総務省令で定める事務であること、その全ての要件に該当する職に限定されると言っていますけれども、これに当てはまるのか。

○芹澤知事戦略局長
 7番委員御指摘の3要件につきましては、全て当てはまると思いますが、まず1点目の専門的知識経験または見識を有することについては、戦略監は助言をするに当たって今いる部局長に助言をする、場合によっては知事、副知事にも御意見を申し上げる場合もあり、卓越した知識と豊富な経験が求められると思いますけれども、篠原特別補佐・戦略監については、そこのところをしっかりお持ちになっているというところで該当いたします。
 当該知識経験等に基づき事務を行う労働性の低い職であることとは、まさしくそのとおりであり、3番目の事務の種類は助言、調査、診断または総務省令で定める事務であるということでございますけれども、戦略監の業務が県政運営における立案・施行に係る職員指導等に関することでありますのでここも要件を調えているということで、3要件全て調えております。

○桜井委員
 それは法令をただ読んで言っているだけの話で、内容は果たして特別補佐官がそれに沿ってやっているかといったら、いろいろな話を聞くといろんな問題があると思うよ。ましてや知事室と特別補佐官の部屋は奥でドアが1つになって行き来できるような場所でしょう。そういう方が調査だ、診断だ、何だかんだというよりも、いろんな形で知事の影響力の強い人だ。県の一般職員、部長級も課長級もそうだけれども、そこには特別補佐官の言っていることは知事の意向だと取るんだよ。忖度というやつ。悪いほうに取るかいいほうに取るか、それはその人のそれぞれの個々の性格によって違うかもしれんけれども、出世を願う方はその人の言うことをやっぱり聞かざるを得ない。だから権限がないようであるんだよ、暗黙の。そういう人を果たして特別補佐官に置いて月90万円、年間1200万円も報酬を払っていいのか。
 法的には、書いてあるとおりに言えばそれで通るかもしれんが、そういう問題じゃない。県職員の士気に関わる問題だ。だから前にも私は言っているけれども、これについてあなた方はここでいろいろ言うと、今のロシアじゃないですが何か言うといろんな形で処罰されるおそれもある。だから絶対の人事権を持っているのは県知事であって、そのバックにいるのが特別補佐官なんだよ。私はそういうふうに見ている。だからあなた方は答弁しろといっても答えられないと思う。だから法律に書いてあるとおり、ただ無難に言っときゃいいんだということでそれは仕方ない。あなたも生活がかかっているから仕方ないけれども、特別補佐官・戦略監は何のために置いたのか。
 と同時に、本人は県のホームページで前の知事戦略監を辞めて今度は特別補佐官になったけれども仕事内容は変わらんよと言っているんだ。知ってますか。そう言っているんだよ。だから変わっていないんだ。ということは権限があるんだ。そういうことまで踏まえて、特別補佐官が果たしてどういうことをやるのかなと。我々分かんない。1年たったらいろんな弊害が出ている。職員の士気にも関わっている。こういう特別補佐官という地位はなくしたほうがいいと思っている。
 この機会だから、今度給与の予算案が出ているけれども、私は正直言ってこういうものが予算に計上されることはいかがなものかと思っていますけれども、それについてどう思うかといったって言いようがないわな。やっぱり特別補佐官は知事の意向かもしれませんがなくしたほうがいいと思っていますけれども、答えよと言ったって、そうです、そのとおりですとは言えっこないもんな。

○芹澤知事戦略局長
 7番委員はそのようにお考えですけれども、私どもとしては特別補佐・戦略監から助言があったことは、そのところは指揮命令系統にないものですから持ち帰って検討し、それをまた知事のところにお持ちしてそこでもみ、万機公論に決していく感じで議論を進めております。

○桜井委員
 ここには、天野政策推進担当部長はじめデジタル推進担当部長や地域外交担当部長などがいらっしゃいますが、知事戦略局だけは部長クラスがいないんだな。おかしな話で4つあるうち1つだけいないんだ。だからこの前の全員協議会でも、知事戦略局の説明は誰がしたかといったら出野副知事がしている。じゃあ何で知事戦略監を置かずに特別補佐官に似たような仕事をさせているのか。知事戦略監を置かない理由を聞きたい。

○河原崎委員長
 答えられる方は誰かいますか。それは人事課になりますか。

○高木知事戦略局理事兼総務課長
 委員長のおっしゃるとおり、その件につきましては人事課に聞いていただければと思います。

○桜井委員
 それだけの重要な職について、地方公務員法第3条3項3号の規定に沿ってやっているんだと言っているけれども、実質的には権力者ナンバー2なんだ。そういう方が知事戦略監の監を抜いてただ特別補佐官としていることは疑問を感じる。私の個人的な考えかもしれないけれども、大体こういう議会の場にも出ずにただ奥の院にいて新聞読んでいるかどうかも分からない。そうして我々が質問することもできない、顔が見えない。それで特別補佐官として月90万円、交通費を入れて年間1200万円も報酬を頂いている。そういうのを見ていて、果たしていいものかと大いに疑問を感じます。
 続きは後半グループで土屋補佐官と合わせて聞きたいと思います。答えようがないから、私の立場上答えよと言えない。つらい。あなたたちの顔を見ているとみんなそう。立場は苦しいと思います。

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