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委員会会議録

委員会補足文書

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令和4年6月定例会産業委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 06/28/2022 会派名:


○小野田企業局長
 今議会へ提出をいたしました企業局関係の案件は、第87号議案「令和4年度静岡県水道事業会計補正予算」及び報告第14号から報告第16号までの予算繰越計算書の報告についての4件であります。
 提出議案及び報告の詳細につきましては、後ほど次長から御説明いたします。私からは提出議案の概要及び所管事業の実施状況等につきまして御説明を申し上げます。
 お手元の産業委員会提出資料1ページをお開きください。
 1提出議案の概要についてであります。
 これは水道事業会計の予算における遠州広域水道用水供給事業整備維持契約において、債務負担行為の追加の補正を行うものであります。
 2ページをお開きください。
 2令和3年度企業局決算見込みについてであります。
 まず、1の工業用水道事業会計であります。
 工業用水道事業の令和3年度の収益は45億2100万円、費用は41億7100万円で、3年度の損益は3億5000万円の黒字、前年度に比べまして3億1600万円の増となっております。
 3年度につきましては、西遠工業用水の初生浄水場の用地や未利用の職員公舎の売却などによる特別利益が3億8200万円ございました。これで黒字を計上しておりますけれども、特別損益を除いた経常損益では3200万円の赤字となっております。経常損益ベースで黒字となりますよう、引き続きコスト削減、新規顧客開拓などに努めてまいります。
 次に、2の水道事業会計でございますが、収益は64億9600万円、費用は54億4200万円で、3年度の損益は10億5400万円の黒字、前年度に比べ1900万円の減となっております。
 次に、下の地域振興整備事業会計でありますが、収益は31億7200万円、費用は30億4700万円で、3年度の損益は1億2500万円黒字となっております。
 以上が令和3年度決算見込みの概要であります。
 この内容につきましては、地方公営企業法第30条の規定に基づき過日知事に報告をいたしました。今後監査員の審査を経て9月県議会定例会の認定に付すことになっております。
 3ページを御覧ください。
 3工業用水道及び水道事業の現状についてであります。
 まず、1工業用水道事業でありますが、柿田川工業用水道をはじめとする6つの企業経営をしております。なお令和4年3月26日付で富士川工業用水道と東駿河湾工業用水道統合をいたしましてふじさん工業用水道としたことから、工業用水道事業はこれまでの7事業から6事業となっております。
 1(1)の表の1段目の合計欄にありますとおり、現有給水能力は6事業合計で、日量146万6000立方メートル余、令和3年度末の契約水量はその下の段に記載のとおり61万9000立方メートル余となっております。また給水先事業所総数は339社であります。
 令和3年度の実使用水量は、(2)の表の2段目の合計欄にありますとおり、年間合計1億5800万立方メートル余で、前年度比100%となっております。なお上段の契約水量に対する使用率は70.1%であります。
 次に、2水道事業でありますが、駿豆水道をはじめ3つの事業を経営しております。現有給水能力及び基本水量は2(1)の表の合計欄にありますとおり、3事業合計で日量41万9000立方メートル余であります。
 令和3年度の実使用水量は(2)の表の2段目の合計欄にありますとおり、年間合計7700万立方メートル余で、前年度期比100.1%となっております。なお上段の基本水量に対する使用率は50.5%であります。
 4ページをお開きください。
 4水道施設の耐震対策についてであります。
 企業局では、予想される南海トラフ巨大地震や近年多発する風水害の想定をし施設の強靱化、早期復旧、復旧状況の見える化の3つを大原則としまして第3期耐震計画等に基づき地震対策に取り組んでおります。
 令和3年度末の耐震化率は、浄水場などの施設は79.3%、管路は48.8%であります。
 浄水場などの施設の耐震対策につきましては、平成26年度から10年間の第3期耐震計画の期間内で46施設の耐震化を計画しており、令和3年度末までに42施設の対策を実施いたしました。残る4施設につきましては、令和5年度末までに耐震化し、耐震化率80.5%の達成を目標としております。 管路につきましては、第5期長期修繕改良計画に基づき386キロメートルの耐震化を計画しており、令和3年度末までに延べ365.2キロメートルの対策を実施いたしました。残る20.8キロメートルを令和9年度までに耐震化し、耐震化率51.5%の達成を目標としております。
 なお、万が一非耐震管が被災をした場合には、既に確保しております第4次地震被害想定に対応した備蓄資材を利用し早期復旧を図ることとしております。
 今後の方針といたしましては、浄水場等の施設について引き続き第3期耐震計画に基づき計画的に対策を進めてまいります。また管路につきましても、水道施設更新マスタープランにおいて管路整備の優先順位を耐震性、重要度、老朽度などを勘案して定めておりますことから、計画的な更新に併せて耐震化を進めてまいります。
 5ページを御覧ください。
 5水道施設における早期復旧の取組強化についてであります。
 企業局では、被災時の早期復旧を目的として、これまでに55団体等と独自の災害協定を締結してまいりました。今般新たに2つの団体と災害協定を締結し、非常事態における備えがさらに強化されましたので御報告いたします。
 1つ目は水資源機構との協定であります。企業局では、水資源機構中部支社との協定を令和4年1月11日に締結いたしました。機構が地方自治体と個別に締結した協定としては全国で初めての事例となります。協定の対象は機構が全国に保有する資機材となっており、大型のポンプ車、車載タイプの発動発電機などの機材、市販品による代用ができない管材について非常時の融通が可能となっております。
 2つ目は日本水道鋼管協会との協定で、令和4年5月17日に締結いたしました。鋼管協会が地方自治体と個別に締結した協定としては全国で5つ目の事例となります。この協定により協会員が保有する備蓄資材や技術支援が可能となり、非常事態における備えがさらに強化されることとなりました。本年5月に発生した愛知県の明治用水、菊川市内の大規模断水などのような突発的な事象に対しましても迅速な対応は可能となるものと考えております。
 今後、本協定が有事におきまして実効性のあるものとなるよう、引き続き保有資材に係る最新情報の共有や定期的な情報連携訓練などの充実を図ってまいります。
 6ページをお開きください。
 6地域振興整備事業の今後の取組方針についてであります。
 昨年度改定いたしました企業局経営戦略におきまして、地域振興整備事業では今後10年間で100ヘクタールの工業用地造成、1000億円の直接投資獲得と毎年1000億円の生産活動効果を目指す戦略的な事業展開を掲げております。
 参考として、直近の造成実績と経済効果を記載しております。まず藤枝高田工業団地では直接投資額140億円、経済波及効果は225億円、富士山麓フロンティアパーク小山では直接投資額269億円、経済波及効果400億円と試算しております。
 今後も、市町との連携を強化し、多彩な造成方式を活用して企業や市町のニーズに応じた工業用地の供給を迅速に進めてまいります。
 7ページを御覧ください。
 7富士大淵工業団地整備事業の取組状況についてであります。
 富士大淵工業団地は令和2年9月に造成工事に着手し、隣接する県立富士特別支援学校など周辺の生活環境に配慮しながら工期短縮、造成コストの削減に向けた創意工夫を積極的に取り入れて事業を進めてまいりました。造成工事は令和4年5月末で完了し、現在確定測量や完了手続などを進めております。
 8ページをお開きください。
 進出企業につきましては、昨年度富士市による公募と審査選考が行われ、表に記載のとおり全区画の進出企業が決定しております。企業局といたしましては進出企業による経済効果の早期発現に資するよう1日も早い引き渡しを目指し、市と連携して取り組んでまいります。
 9ページを御覧ください。
 8工業用地等開発可能性調査費補助金についてであります。
 企業局では、市町の開発構想を把握し迅速な用地供給を図るため、市町が実施する工業用地等開発可能性調査に対しまして補助金助成と技術的な支援を行っております。
 昨年度、新たな開発候補地の掘り起こしに向け経済産業部と連携した取組のほか、政令市を除く県内全33市町を対象に令和4年度における開発可能性基本調査費補助金の活用要望調査を実施をいたしました。この際に希望する市町に訪問して補助金の詳細な説明や市町の方針等の聞き取りを実施した結果、4つの市町から補助金の活用要望がありましたことからヒアリング、現地確認など市町との事前調整を進め、今年度これまでに3市町に対して補助金の交付決定を行っております。
 今後も、市町が行う調査に対する助成や技術的な支援のほか、企業局による事業化や開発構想の具体化に向けた相談への対応など市町の取組を積極的に支援してまいります。
 企業局といたしましては、市町のまちづくりを支え地域の発展に資する産業基盤の整備を積極的に推進してまいります。
 報告事項は以上でございますが、参考資料といたしましてお手元に令和4年度企業局概要、企業局情報通信Kリリース、創意工夫・コスト削減事例集をお配りさせていただいております。企業局の取組の参考として御覧頂きたいと思います。
 なお、創意工夫・コスト削減事例集につきましては、これまでも当委員会でも御紹介させていただきました優良取組事例などをまとめたノウハウ集の令和4年度版でございます。
 一例でございますけれども、こちらの事例集の38ページにございます令和3年度に日本水道協会の水道イノベーション特別賞を受賞いたしました漏水元判定技術による市町支援など、職員が取り組んだ新たな成果、10事例を追加し合計34件の取組を掲載をしております。
 最後になりますけれども、企業局の事業の実施に当たりましては、さらなる抜本改革を進め、徹底したトータルコストの縮減と収益確保の最大化を図り、最大限の事業効果を発揮できるよう全力で取り組んでまいります。私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いをいたします。

○内藤企業局次長
 それでは、今議会にお諮りしております6月補正予算及び予算繰越計算書の報告について御説明申し上げます。
 初めに、6月補正予算についてであります。
お手元の議案(予算)の19ページを御覧ください。併せて議案説明書(予算)の15ページをお開きください。
 第87号議案「令和4年度静岡県水道事業会計補正予算」についてでありますが、遠州広域水道用水供給事業整備維持契約において、契約期間が複数年度にまたがるため債務負担行為を設定するものであります。なおこの契約は令和3年度当初予算において債務負担行為を設定しておりましたが、入札不調により年度内に契約することができなかったため再度設定するものであります。
 次に、予算繰越計算書の報告につきまして、議案に基づき概要を御説明し、その後議案説明書に基づき詳細を御説明申し上げます。
 今度は、議案(条例その他・報告)の87ページをお開きください。
 報告第14号「令和3年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書」の報告についてであります。
 内容については、次のページをお開きください。
 こちらに記載のとおり、ふじさん工業用水道をはじめ5つの工業用水道事業で計3億7000万円を繰り越したものであります。
 91ページをお開きください。
 報告第15号「令和3年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書」の報告についてであります。
 次のページをお開きください。
 記載のとおり、駿豆水道をはじめ3つの水道事業で計4億800万円を繰り越したものであります。
 次に、95ページをお開きください。
 報告第16号「令和3年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書」の報告についてであります。
 次のページをお開きください。
 記載のとおり、開発整備費で1億1700万円を繰り越したものであります。
 次に、議案説明書に基づきまして、各事業の詳細を御説明いたします。
 議案説明書(条例その他・報告)の60ページをお開きください。
 令和3年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 まず、上段のふじさん工業用水道建設改良費につきましては、委託料など3810万円を繰り越したものであります。
 繰越しの主な理由といたしましては、施設運用設計業務委託において新ポンプ場建設予定地の決定に日時を要し、適正な業務期間が確保できなくなったものであります。
 次に、下段の静清工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費1億8890万円を繰り越したものであります。
 繰越しの理由といたしましては、三保線配水管布設替工事において埋設物が支障となり関係機関との協議に日時を要し、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 61ページを御覧ください。
 上段の中遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費400万円を繰り越したものであります。
 繰越しの理由といたしましては、寺谷浄水場汚泥引抜管布設替工事において合成樹脂塗料の規格認証に係る不適切事案の影響を受け水道資器機材が出荷停止となり、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 次に、中段の西遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費9700万円を繰り越したものであります。
 繰越しの主な理由といたしましては、初生浄水場場内整備工事において道路区域内の工事に関する諸条件について道路管理者との協議に日時を要し、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 次に、下段の湖西工業用水道建設改良費につきましては工事請負費4200万円を繰り越したものであります。繰越しの理由といたしましては、内山支線配水管布設替工事において工事によって発生する交通渋滞について地元との調整に日時を要し、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては摘要欄に記載のとおりであります。
 62ページをお開きください。
 令和3年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 まず、上段の駿豆水道建設改良費につきましては、工事請負費1億1700万円を繰り越したものであります。
 繰越しの理由といたしましては、中島浄水場中央処理装置改築工事において機器の製作に当たり新型コロナウイルス感染症の影響に伴う世界的な半導体不足により資材の納品に日時を要し、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 次に、中段の榛南水道建設改良費につきましては工事請負費1億600万円を繰り越したものであります。
 繰越しの主な理由といたしましては、御前崎の送水管布設替工事において埋設物が支障となり関係機関との協議に日時を要し、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 次に、下段の遠州水道建設改良費につきましては工事請負費など1億8500万円を繰り越したものであります。
 繰越しの主な理由といたしましては、都田浄水場次亜塩注入設備更新工事において機器の製作に当たり新型コロナウイルス感染症の影響に伴う世界的な半導体不足により資材の納品に日時を要し、年度内の完成が見込めなくなったものであります。 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては摘要欄に記載のとおりであります。
 64ページをお開きください。
 令和3年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 開発整備費において、工事請負費など1億1700万円を繰り越したものであります。
 繰越しの主な理由といたしましては、富士大淵工業団地造成事業において不足土の搬入時期等について関係機関との調整に日時を要し、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 以上が6月補正予算及び予算繰越計算書の報告であります。御審査のほどよろしくお願い申し上げます。

○木内委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより企業局関係の質疑等に入ります。
 なお所管事務調査も併せて行います。
 質疑等がありましたら発言願います。

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