本会議会議録
質問文書
令和6年7月人口減少社会課題対応特別委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 小沼 秀朗 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 07/18/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○小沼委員
一問一答にてお願いします。
交通基盤部に質問します。
ふじ丸デーの取組や週休2日工事の普及促進等のある中で、一方でこういった建設業の働き方改革では、第三次・担い手3法の改正がございます。
この中で処遇の改善があるわけでございますけれども、処遇を改善して、残業がなくても収入を確保していくような取組については、県としてどのようなお考えがあるか、お伺いします。
○平山建設業課長
6番委員のおっしゃるとおり、当然ながら時間外は減らしましょうとなり、それに対して給料は同じように払っていきましょうということを考えると、そこは生産性を上げることしか方法としては考えられないということがございます。そういう意味で、交通基盤部の資料5に生産性の向上に向けた取組を御紹介させていただいております。ただ実際問題として、委員の方々もお気づきのとおり、建設業の場合、一品受注の現地屋外生産という形の製品と考えることができます。そうすると一般の製造業で、工場の中で生産性向上を考えることと比べたときに、やはり物の流れをスムーズにしてなど、終始一貫で1回整えればずっと整いますというような状況は、ここの現場と次の現場で全部変わってきてしまうという中でなかなか難しい部分もある。一方で、天候によって雨が降ったら作業ができないといったことによって生産性が阻害される部分もある中で、当然ながら技術的なもので機械の自動化あるいはICTの活用などによって生産性を上げていく方向性は当然ありまして、国交省でもアイ・コンストラクションという形でやっているところではあるのですが、そうは言ってもなかなか製造業のようには行かず、生産性向上に課題があるというのは背景としてございます。
○小沼委員
建設業の経営者の皆さん――給料を払う側としては、1年間を通じてあるいは工事等の安定したお仕事がないとやはり雇用はできず従業員を増やしていくこともできないものですから、よく細かいところをしっかりと現場の声を聞いて、これから新しい担い手3法の改正と併せて静岡県としても取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
次に、経済産業部にお伺いします。
海外の高度人材活躍支援事業もあり、いろいろと御説明頂きました。これからの外国人就労者については、県としても積極的に採用していかなければならないと考えております。
外国人技能実習制度の見直しもあって、技能実習制度と育成就労制度のこれから改正もありますけれども、静岡県としてそういった積極的な採用について、今後どのような取組をお考えなのか、お伺いしたいと思います。
○八木労働雇用政策課長
外国人の採用に関しましては、非常に多面的に取り組んでいかなくてはならないと考えております。それは、やはり外国人をただの労働者という形だけではなくて、地域に根づいた形で県民として受け入れていくということが重要だと考えておりますので、働きやすい職場環境はそうですけれども、生活環境を整えるといったところを全庁を挙げて取り組んでいく必要があると考えております。
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