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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年9月定例会文教警察委員会
所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 10/05/2022 会派名:


○池上教育長
 教育長の池上でございます。よろしくお願いいたします。
 所管事項の説明に先立ち、東部特別支援学校に係る損害賠償請求事件控訴審の判決への対応につきまして報告いたします。
 平成26年12月に東部特別支援学校で起きた事故について、東京高等裁判所に控訴しておりました本件訴訟の判決では、学校の緊急時の対応に過失が認められる旨の判決が出されました。
 これを受けて、控訴審判決においても一審と同様の判決が示されたことから、判決を真摯に受け止め、受け入れることといたしました。
 現在、相手側の上告の意思について確認を行う必要があることから、東京高等裁判所に判決確定証明の申請を行っております。正式に判決確定証明書が届いたところで改めて報告いたします。
 それでは、教育委員会関係の所管事項について説明いたします。
 お手元の文教警察委員会説明資料1ページをお開きください。
 初めに、1新型コロナウイルス感染症への対応状況についてであります。
 現在、県立学校では1(1)から(3)の表に記載のとおり、感染防止対策を講じた上で学校教育活動を行っております。さらに教育機関等における子供の学びの機会の維持を図るため、4ページの6に記載のとおり、公立学校に対し9月に抗原検査キットを配付いたしました。今後も安定した学校教育活動が維持できるよう取り組んでまいります。
 5ページを御覧ください。
 2探究学習の推進についてであります。
 去る8月16日、探究学習の一層の推進を図るため主に高等学校の教員を対象に探究シンポジウムを開催いたしました。1(1)に記載のとおり、ウェブ参加も合わせて約200人が参加し、(2)に記載のとおり基調講演やパネルディスカッション、事例発表、情報交換を行い先進事例の共有や参加者同士のネットワークづくりを図りました。
 今後は、2に記載のとおり教員や学校と地域をつなぐ人材の育成、ノウハウを共有するオンラインプラットフォームの構築など必要な体制整備を進め、探究学習のさらなる充実を図ってまいります。
 6ページをお開きください。
 3学校における業務改革プランの進捗状況についてであります。
 県教育委員会では、教育の質の向上と教職員の心身の健康の保持増進を目指して、令和4年3月に改定した学校における業務改革プランを踏まえた取組を進めております。
 令和3年度につきましては、2に記載のとおり新型コロナウイルス感染症対策も継続するなど、全体として学校現場での業務過多の傾向が継続しております。
 令和4年度におきましては、3に記載のとおりプランに基づく重点取組を着実に継続、発展させるとともに、令和3年度実績の傾向等も踏まえやりがいの向上や心身の健康の保持増進、長時間勤務の是正等に向けた新たな取組にも着手してまいります。
 7ページを御覧ください。
 4令和5年度静岡県公立学校教員採用選考試験結果についてであります。
 7月から8月にかけて実施した教員採用試験につきまして、9月30日に最終合格者数を発表いたしました。合格者数は計540人で倍率は4.O倍となっております。なお詳細につきましては2の表を御参照ください。
 今後とも、技能や資格を有する者に対する特別選考や加点制度の実施などにより教員としての資質、能力、適正を有する多様な人材の確保に努めてまいります。
 9ページをお開きください。
 5令和4年度全国学力・学習状況調査の結果についてであります。
 学力に関する調査につきましては、2(1)に記載のとおり、小学校では算数、理科で全国の平均正答数をやや下回ったものの、中学校はいずれも全国の平均正答率を上回っております。
 また、2(2)の学習状況に関する調査につきましては、本県が大切にしてきた褒めて育てる教育に関することのポイントが高くなっております。また各学校におきましては、ICT活用や小中学校の連携が進められており、これらの状況も学力に影響を与えていると考えております。
 今後とも、学力向上連絡協議会等を通じて、確かな学力が身につく授業が各学校で実践されるよう支援してまいります。
 10ページをお開きください。
 6幼稚園、特別支援学校等の送迎バスにおける安全管理の徹底についてであります。
 先月5日、牧之原市内の認定こども園で発生した大変痛ましい事故を受けて関係部局や団体、政令市等と連携し、送迎バスを運行している幼児教育施設及び特別支援学校に対して書面調査や立入検査、講習などを行っております。
 二度とこのような事故を起こさないため、調査の結果等を踏まえて安全管理指針の策定などを進め、安全管理の徹底に努めてまいります。
 12ページをお開きください。
 7国際バカロレア教育の導入推進についてであります。
 グローバル人材育成や探究的学習推進の有効な方策として、国際バカロレア教育の県立高校への令和8年度の導入を目指してまいります。
 令和6年度開校予定の志榛地区新構想高校を導入校として、多様性や自由を尊重する新しい教育の象徴となる県立高校の実現を目指してまいります。
 13ページを御覧ください。
 8病気療養中の生徒への学習支援についてであります。
 県立高校におきましては、今年度から指針を定め病室等において遠隔授業を実施した場合の単位認定を可能といたしました。
 2に記載のとおり、健康福祉部等とワーキンググループを設置し校種や病院に関係なく児童生徒が学びを継続しながら治療に専念できるよう体制の構築を進めてまいります。
 14ページをお開きください。
 9静岡県立高等学校における今後の在り方の検討についてであります。
 本県教育を取り巻く状況変化や課題を踏まえて、県立高校の在り方検討を行ってまいります。
 15ページの4に記載のとおり、外部有識者等から成る静岡県立高等学校の在り方検討委員会の開催、また首長を含めた地域の意見を伺う地域協議会を順次開催しております。こうした議論を踏まえ、今年度末の基本方針の策定を目指してまいります。
 16ページをお開きください。
 10令和4年度全国高等学校総合文化祭等の結果についてであります。
 全国高等学校総合文化祭では、全国から集まった高校生がしのぎを削りレベルの高い作品の展示やすばらしい演奏、発表が行われました。
 また、総合文化祭のほかにも全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールなどで優秀な成績を収めております。
 活躍する高校生に大きな拍手を送るとともに、今後も全国の晴れの舞台で輝けるよう指導、支援に力を注いでまいります。
 17ページを御覧ください。
 11聴覚・視覚障害の早期支援体制の充実についてであります。
 聴覚及び視覚の障害につきましては、乳幼児からの早期発見、早期療養が重要であり就学後の学習に大きく影響いたします。このため教育と医療、保健、福祉が連携した切れ目のない支援体制を構築する必要があります。
 聴覚障害におきましては、静岡聴覚特別支援学校に加えて、今年度からは沼津と浜松の聴覚特別支援学校にも乳幼児発達支援指導員を配置いたしました。乳幼児聴覚支援センターの言語聴覚士と連携して合同の教育相談を実施するなど、より専門性の高い早期支援に取り組んでまいります。
 視覚障害におきましても、静岡と浜松の視覚特別支援学校に加えて今年度からは沼津視覚特別支援学校にも乳幼児発達支援指導員を配置したことで、東・中・西部3地域の全県体制が整いました。
 今後も、教育委員会が中心となって医療、保健、福祉との連携を進め地域に根差した連携体制を構築してまいります。
 18ページをお開きください。
 12令和4年度全国中学校体育大会・高等学校総合体育大会の結果についてであります。
 8月に北海道・東北ブロックで開催された全国中学校体育大会では、1の表のとおり入賞数は昨年度の23種目を大きく上回り35種目となり、男子サッカー、男子バレーボール、男子体操団体総合の計3種目で優勝という結果となりました。
 また、2に記載のとおり7月から8月にかけて四国ブロックで開催された全国高等学校総合体育大会では水泳競技など5競技8種目で優勝し、入賞数は71種目となり本県高校生が目覚ましい活躍を見せてくれました。
 中高生の活躍は多くの県民に感動と勇気を与えるものであり、今後も多くのアスリートを輩出できるよう中高生の育成に努めてまいります。
 19ページを御覧ください。
 13新県立中央図書館の設計についてであります。
 現在設計作業を進めているところでありますが、1に記載のとおり従来型の図書館機能を拡充した中高層部は視覚に訴える書庫群をフロアの中心に配した設計とし、下層部から上層部に行くほどより静かになる空間としております。
 低層部には誰もが利用できるにぎわいのある空間と知の拠点が融合する新しいタイプの図書館機能を持たせることとし、オープンコラボレーションスペースを核として多様な目的を持って来館する県民等が出会い、交流することにより学びを深めたり情報を発信したりできる空間づくりを検討しております。
 また、2から4に記載のとおり県産木材や県産家具等の活用、環境への配慮、DXの推進なども含めてハード・ソフトの両面から施設、設備の仕様等を検討しております。
 なお、設計を進めていくに当たっては幾つかの課題がございますので、これらに対して適切に対処し生涯学習のプラットフォームとしてより多くの県民に利用していただける新図書館の整備に引き続き努めてまいります。
 最後に、本日机上配付いたしました台風15号の被害状況と対応の資料を御覧ください。
 9月23日金曜日から24日土曜日にかけて本県に最接近した台風15号の影響により、多くの学校で断水等による休校や浸水等による学校施設の被害が発生いたしました。
 休校につきましては、1(1)の表にありますとおり9月26日月曜日には県立学校6校、市町立学校58校が休校となりました。
 また、県立学校における施設・設備の被害につきましては、9月25日日曜日に浸水により大きな被害が発生した天竜高校の状況を県職員が現地確認、調査をするなど被害状況の迅速な把握に努めておりましたが、現在(2)の表にありますとおり、県立学校9校で浸水等による被害が確認されております。
 学校運営上必要な箇所について速やかに応急措置を講じておりますが、今後被害を受けた施設や設備等のうち、国の災害復旧事業に該当するものについては国庫補助申請を行うなど通常の教育活動が早期に再開できるよう対応してまいります。
 私からの説明は以上であります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○江間委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより質問等に入ります。
 では、発言願います。

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