• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:12/14/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 今、5番委員からの質問にも出ましたが、グランシップの指定管理者である静岡県文化財団の職員数はどの程度か。それから文化財団はグランシップ以外に指定管理なり管理委託している団体なのか教えてください。

○室伏文化政策課長
 静岡県文化財団の職員数でございますが、常勤の専務理事が1名、県からの派遣職員が5名、非常勤のグランシップの館長、アーツカウンシル長の2名、常勤職員が38名、計46名です。
静岡県文化財団は、ほかの施設の指定管理等はやっておりません。グランシップの指定管理のみでございます。

○大石(哲)委員
 今、プロパーが38名、県から派遣が5名等々の説明がございましたが、その中にこの理事長の鈴木壽美子さんはカウントされているんですか。

○室伏文化政策課長
 言い漏れました。静岡県文化財団の理事長としての鈴木壽美子も非常勤として加えますと、47名でございます。

○大石(哲)委員
 先ほど5番委員の質問に対して、人件費相当が1億7100万円と答弁がありましたが、その中に鈴木壽美子さんの理事長としての手当なり報酬も入っているのですか。

○室伏文化政策課長
 理事長及び副理事長も非常勤でございますが、報酬として入っています。

○大石(哲)委員
 文化観光委員会説明資料6ページを見ると、舞台芸術センターにも同じ鈴木壽美子さんの名前が出てくるんですよね。文化財団で幾らもらっているか分かりませんが、鈴木壽美子さんは1人の人間なので、この理事長の報酬はどういうふうにカウントされているのか。

○室伏文化政策課長
 常勤ではなく非常勤なので、総会とか理事会とか評議委員会とかがあればその都度支払いをしています。

○大石(哲)委員
 名誉職のようなもので、理事会に出れば日当が払われる感覚でいいのかな。
 私が聞いていてがっかりしたのは、指定管理者選定委員会があって、私も前の職場でこういうのをやってきたんですけれども、一般的に考えると、この施設を受けたいという指定管理者候補者から、私たちに任せていただければこういう運営をしてこれだけの費用でやりますというのが数社から出てくるわけですよね。それを身内の財政当局とやり取りして、グランシップを運営する費用はこれだと決めるのは、何も競争が働いていないじゃんね。文化財団の意思決定が何もないんだよね。文化政策課がこのお金でこれだけのことをやってくださいと言って、はい分かりましただけなんですけれども、それで学識とか企業経営者で構成する選定委員会が機能しているのか。この団体に頼むに当たって、この委員会で出た異論とか何かないんですか。これでいいのとか、ほかにはないのという意見はありましたか。

○室伏文化政策課長
 選定委員からは、県民に寄り添った企画事業を展開していこうという意欲が感じられたですとか、産業観光等と結びつけていく方法もありますよといった御意見がございました。そのほか、グランシップにある友の会とか、県民との連携をアピールするなど次の展開を考えてくださいという御意見を頂きました。

○大石(哲)委員
 今、言葉の最後が分からなかったんだけれども、文化財団がそう言ったということですか。それをやってほしいという委員の意見ですか。

○室伏文化政策課長
 指定管理者選定委員会を行う前に、選定委員の先生方に県からの仕様書を示して文化財団からも事業計画書が上がってきて、その事業計画書の内容を一つ一つ見ながら審査していただいています。ですから県がこれをやってくれではなくて、県が仕様書を出してそれに沿って文化財団がしっかりこうやっていきますよというのを選定委員で評価して選定したということです。

○大石(哲)委員
 県職員が5人も行っていて、それこそ文化財団はグランシップを運営してもらうための団体だと思うんですよ。そのためにつくった団体だから、非公募で単独指定でやっていると思うんですよね。文化財団は県の1つの機関、手足だと僕は思うんですよ。それを動きやすくするための財団であって、だからここ数年の文化財団に支払った指定管理料が年間8億6000万円に相当するのは、適正なものか疑問ですよね。この5年間でどのぐらい出ているんですか。

○室伏文化政策課長
 5年間の指定管理を進める中で、今期は平成29年度から令和3年度までの指定管理について、毎年上限額を決めて財政課とも協議しながら事業を縮減した部分は減らし、支払った金額は平成29年度は8億8000万円、平成30年度も8億8000万円、令和元年度は8億9000万円、令和2年度は8億8000万円、令和3年度の見込みは8億5000万円でございます。

○大石(哲)委員
 縛りが5年間なので、その中での動きはそんなに大きなものがないわけですね。

 グランシップが完成してから今日に至るまで、建物を管理していたのは文化財団以外はないのですか。

○室伏文化政策課長
 平成10年度からグランシップの管理運営を文化財団に委託し、平成18年度からグランシップの指定管理者として今日までやっていただいております。

○大石(哲)委員
 そうすると、平成10年に建物ができたということでよろしいですか。分かりました。

 先ほど僕も言ったように、グランシップを管理運営していただくための財団、外郭団体だと。そのために県からも5人職員が行っていて、天下りの方はいらっしゃらないのか。先ほど専務理事と言ったけれども、その方は天下りのメンバーですか。

○室伏文化政策課長
 現在、県のOBとして専務理事が1名行っております。

○大石(哲)委員
 身内が行っていて、先輩も行っているから大事にしなきゃあかん財団だというのも分かりますが、自分でつくった団体だからここに頼みたいでいいじゃん。県の文化財団以外にないという書き方がちょっと気に入らない。

 次に、説明資料11ページ、県民へのスポーツの機会の提供でいろんな大会がありますよというんですけれども、ここを見ていて不思議に思ったのは、あるときはレクリエーション祭、フェスタという言葉を使ったり、フェスティバル、スポーツ大会、スポーツ運動会。これは例えば参加者が100人以上なら祭りと呼ぶ、それ以下はフェスティバルと呼ぶなど、この違いは何か持って区分しているのか教えていただけますか。

○高松スポーツ振興課長
 スポーツ関係の名称についてですけれども、例えば県民スポーツレクリエーション祭やスポーツフェスティバルは20年以上前から実施しています。県民スポーツレクリエーション祭の実施主体は県と静岡県レクリエーション協会、静岡スポーツフェスティバルは県と静岡県スポーツ協会と、実施主体が違うこともありまして、恐らく名称の使い方は特にこうだから変えているということはなく、いずれも幅広く県民の方に参加していただく目的でレクリエーション祭――お祭りですとか、フェスティバルと親しみやすい名前をつけたのではないかと考えます。もう1つ、大会については、競技記録を取るような正式な競技会であるので大会という名称を使っています。

○大石(哲)委員
 分かりました。
 次に、サイクルルートというのかな、自転車のコース。自転車活用推進計画の40ページに7つのコースが書かれていて、これを県のモデルルートとして設定してこれから整備していこうという中に誰もが知っているルートもあるんですよね。浜名湖を1周するルートからオリパラとかね。これで疑問に思ったのが、富士山静岡空港周遊ルートというコースを実際つくろうとすると先ほど6番委員の質問にあったRESAがすごく邪魔になると思う。周遊できないじゃないかと私は素人感覚で思ったんですが、どういうふうに周遊しようとしているのか、イメージはありますか。

○大石スポーツ政策課長
 富士山静岡空港周遊ルートと書いてありますけれども、富士山静岡空港の直近を回るわけではなく、富士山静岡空港を起点に周辺の茶畑とか清流、逢来橋、南のほうに行って相良の油田、そういう観光地的なところを自転車で周遊していただくコースを静岡空港を発着点として既に3コース、三、四年前からつくっています。そういったものをうまく活用して、自転車を使った富士山静岡空港周辺の盛り上げを中部地域局とも協力しながら、モデルルートとして富士山静岡空港をうまく使っていこうというものです。RESAにより伸びたところとか、そういう狭い範囲ではなくて発着点としての富士山静岡空港、そしてその周りのいろいろな歴史、文化とか自然環境を楽しんでもらうコースづくりをしていくことになっています。

○大石(哲)委員
 そうだよね。一生懸命滑走路を伸ばした先をどうやって周るのかなと私は悩んでしまいました。だからこの絵が近隣を周るような絵になっているわけですね。
 ではもう1つ、先ほど逢来橋も行くと言ったけれども、逢来橋に矢羽根は描けるの。

○大石スポーツ政策課長
 逢来橋に矢羽根は描けません。
サイクリングコースといいましても、必ず矢羽根があるわけではなくて、休憩する場所とか、あとは私どものホームページでもやっているんですけれども、SHIZUOKA CYCLINGというサイトがございまして、そこにコースを載せています。そういうものを活用していただいて、歴史的なところとか、あとは空港の案内所に行きますとコース図も配っていますので、そういったものを活用してもらっています。

○大石(哲)委員
 自転車道だったり矢羽根が引いてあったり、それだけを頼りに走る人もいるかもしれないから、迷子が出ないようにやっていただきたいです。

 それともう1つ、塩の道ルートの説明をお願いできますか。

○大石スポーツ政策課長
 塩の道ルートにつきましては、今地元といろいろ調整し西部地域局とも連携しており、図上ですと掛川市ぐらいまでしかないんですけれども、本来は天竜を経て伊那に至るコースがこちら側の塩の道ルートとなっています。今のところ地元といろいろ協議会を立ち上げてできているところが掛川市までで、ゆくゆくはこの計画内に全コースを確定して塩の道ルートをちゃんと県境まで持っていきたいと思います。歴史を感じる重要なルートであると考えていますので、広域ルートとして歴史を感じてもらうようなコースづくりを進めていきたいと考えています。

○大石(哲)委員
 せめて県境まで線が来ているようにしてほしいと思います。

 県の境といえばもう1つ、ふじいちと呼ばれている富士山1周ルート、1周約70キロなのかな。県内が54キロだというから、山梨県が16キロぐらいあるんですね。これは山梨県と話はできているんですか。

○大石スポーツ政策課長
 山梨県とは富士山の風景街道という取組をしており、道路局所管の団体になりますけれども、そちらを中心として富士山1周をやっていこうと山梨県ともいろいろ調整して、一昨年、一度山梨県と連携した富士山1周ルートのルートマップも作っています。それを土台として山梨県と連携しながらルートづくりを今まさに進めておりまして、その中には国交省も入っており、ゆくゆくはナショナルサイクルルート入りを目指すために一緒にやっていこうと連携している状況です。

○大石(哲)委員
 完成すればとてもすばらしいコースになると思いますし、一段階上のナショナルサイクルルートを目指して頑張ってほしいと思いますが、バイシクルピットとか設けないとナショナルサイクルルートの承認にはならないわけでしょう。ぜひ山梨県とも連携を取っていただいて頑張って進めてください。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp