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委員会会議録

質問文書

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令和4年10月移住・定住等促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:土屋 源由 議員
質疑・質問日:10/17/2022
会派名:自民改革会議


○土屋委員
 今日は説明ありがとうございました。
その中で、静岡県が1位になっているという結果がありますよね。いろいろなものを調べていたりされる方から見て、何で静岡県が一番でいられる、魅力がどこにあるのか。私たち自身から見れば、そんなに感じるところではないのであっても、こういうプロとして見たときに、静岡県が1位になっている理由。それは東京に近いとか、いろいろなことがあるかもしれないですけれども、それをどう見ておられるか。静岡県がずっと1番でいられるわけがないと私は思っていますが、その辺でやはり努力しなければならない部分というか、それに応えていかなければならないと思うんです。結局、魅力があるということ。その辺について、もし何かあれば教えていただきたいと思います。

○横山参考人
 これも人気ランキングで、しかもこのふるさと回帰支援センターという場所に来た、相談に来た人の限られたデータなので、おっしゃるようにこれが全てではないと思うんです。さっき申し上げたように、ここに二、三週間前に行って、総合窓口の人とちょっとお話ししたんですけれども、静岡県が1位になっているのを私もそのとき知らなかったので聞いてみたんですが、やはりイベントであったり、市町村とうまく連携していて、ちょうどたまたま行った日は、伊豆半島の自治体さんが幾つか来ていて、相談会をやっていましたが、そういうイベントをうまく作ったりすると関心を引きやすくて、そこで、まずはたくさん関心を持って、相談に来てもらうことがうまくいってるという印象は持ちました。
 資料30ページの右側のセミナー参加者は、1位は広島県になっていますが、広島県はさっき申し上げたように、かなり早いうちから常駐者を置いていたんです。イベントの作り方は本当にうまいなと私も思います。どんなことをやっているかというと、例えば、今回のイベントは、瀬戸内の大崎上島という島があるのですが、そこがテーマですと。その中で、先行して移住者がこんなことやっていますとか、こんな人に来てもらいたいですとか、こういう空き家商店があって、これを活用するプロジェクトをやっているが、ちょっとこれに参加してみませんかみたいなですね。それこそ関係人口的に食いついてもらいやすいような、面白そうなテーマを設定して、イベントをして、実際、そこに参加した人が何度か通った挙げ句、そのうちに移住するという話も、その後、たまたまこのとき移住・定住を担当していた広島県の方と仲よくしていたものですから、そんな話も聞いているんですね。
 ですので、関係人口の先に移住・定住の流れをうまく作っているのは、何か一つあると思います。静岡県も、そういう意味では、今、この人気をうまくつなげていくのに、まずは関心を持ってもらうところは、多分クリアしていると思うので、その先にちょっと通いたくなるような、例えばプロジェクトを仕立てるとかという形で、関係を深めていく工夫みたいなものを、うまくちりばめていけるといいとは思います。

○土屋委員
 先ほど伊豆から来ていたっておっしゃっていましたが、私は伊豆の国市出身なので、多分、先ほどお話しした、何年かたったらなくなってしまう市町が伊豆半島です。高齢化率が10位のうち9位までが全部伊豆半島にある市や町なので、そういう中で関係人口云々という話が先ほどからあるんですけれども、その地域の人たちが、はっきり言って高齢化率50%を超えているエリアから、若い人たちに興味を持ってもらう形での情報の発信が本当に簡単にできるのかなと思うんです。関係人口ということで、何かのイベントでも何でも、ちょっと考えながら、そういう人たちに参加してもらうこともあるかもしれない。その辺のところで考えると、実際に今、真剣に必死に、先ほどのところに出かけていって、自分たちの地域のいいところなり、関係人口を増やすためのいろいろなことをやっていたのかなと思うんです。そうすると、やはりその辺の努力みたいなものを、私たち県の側からするとフォローしていく。こういうふうに出ていくのは、みんな県がやってるわけですよね。窓口としては静岡県が出しているわけですから、その細かいところを拾っていく、そして情報発信してやる役割としてあると思いますが、その辺の一つずつの努力という部分を拾い上げるというか、集める方法というか、先ほど広島の話をしてくれたじゃないですか。担当している人間だけでいいのかな。県として全面的にバックアップしていることも、そのうちの一つになるとは思いますが、静岡県として、さっき何で1番でと言ったのと少し関係するんですけれども、これからそういうもっともっと細かい情報を発信していくことに力を入れていかなければと感じたので、その辺について御意見あれば、教えていただきたいです。

○横山参考人
 県と市町村との関係ということでいくと、何年か前にこのふるさと回帰支援センターで、そのときはたしか長野県の方にお話を聞きました。長野県は結構ずっと人気上位なんですね。どういうことをやっているかとお聞きすると、やっぱり市町村で受入れの整備をきちんとやっていて、来た方をきちんと体験ツアーに御案内できるとか、住む場所も紹介できるとか、そういうふうに受け入れてもらえる市町村には、安心して県の担当者としても紹介できるというお話をしていたんですね。だから、本当に基本的な話ですけれども、まずは、県と市町村との間のその連携というか、うちではこういう受入れをやっていますとか、こういう人に来てほしいという情報を、きちんとその窓口の人とも共有するのは、結構重要なのかなと思います。
 あともう1つは、先ほど、若い人に来てもらうイベントを作るのも大変苦労されているというお話がありましたけれども、そのイベントをどう作るかも、外の人の力を借りてしまうという発想でいいと思うんです。関係人口の話をしているときに、さっき言ったソトコトという雑誌の指出さんという方は結構この分野では、国の委員なんかもやっている方なんですけれども、その方と話していても、地域のきれいなところだけを見せるよりも、もっと汚いものというか、ざらざらしたところというか、本当に困っているところをさらけ出したほうが食いつきますよという話をよくされます。やっぱり外から、何か地域貢献したいみたいな意欲のある人って、結構若い人には多くて、自分が役に立つと思うと、その地域に行きたがるんです。これは若い人に限らないかもしれないですけれども、何かこういうことで困っていることをさらけ出してもらったほうが、ああ、じゃあそこへ行って自分が何かできるかもって思うので、きれいなところだけ、いいところだけを見せられるよりも、そのほうが食いつきがいいというか、そういう見せ方というのも、少し発想してもいいのかなと思います。

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