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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:森 竹治郎 議員
質疑・質問日:03/10/2020
会派名:自民改革会議


○森委員
 一問一答方式で数点お尋ねします。
 まず最初に、今回の新型コロナウイルス感染症対策に関して交通基盤部の対応を尋ねいたします。
 新型コロナウイルス感染症への対応の資料1ページ最下段を見ますと、去る3月6日に新型コロナウイルス感染症にかかる経済対策会議を設置したと説明があるわけです。交通基盤部は防止の面から、あるいは工事現場で感染症が生じた場合の対応をこの資料に書いています。
 一方、御案内のとおり今回は9年前の東日本大震災の大津波の惨劇を上回るんじゃないのか、今そんな心配が深刻になされてきているわけであります。静岡県の経済も、まさにいろんな現場においては停滞が余儀なくされてきている。これから静岡県の経済には急速に停滞状況になっていくんじゃないのかなと。これに対して、比較的直接的な影響が少ない公共事業に対する期待は高まってくるんじゃないのかと。
 かつて政府も景気の低迷状態に陥りますと、まず財政の出動、公共事業に頼るケースが今までもあったわけであります。このことを考えますと、ついせんだっての2月に国の補正予算を受けて県議会でも補正予算を審査、可決したばかりであります。交通基盤部にかかわる補正予算は133億4000万円余り、これも早期に発注して業界に少しでもこの予算、仕事が流れていかなきゃいけない。
まず最初にお尋ねするのは、この補正予算の発注状況はどうなのか。現場の土木事務所あたりでは既に発注に入っているのかどうか聞きたいと思います。

○井口建設業課長
 先日先議いただきまして、その直後の2月21日に県のホームページ内に発注状況と発注見通を公表させていただきました。その結果、先週3月6日現在の執行状況ですけれども、公表いたしました工事及び業務は全部で157件ありますが、そのうち公告あるいは指名通知が済んでいるものが112件、71.3%となっております。この公告済みの112件につきましては、低入札等特別な事情がない限りは年度内に契約ができる見込みです。
先議いただきました補正予算の事業効果の早期発現を目指しまして、ほかの案件につきましても入札契約手続を早期にやるように努めてまいります。

○森委員
 今既に静岡県内では、旅館、ホテル業界、観光関係業界、交通関係業界、もう塗炭の苦しみに陥ってきている状況でありますから、交通基盤部の新年度当初予算案を見ますと、1358億2500万円余。大変大きな予算を交通基盤部は抱えているわけです。かつて国の景気対策に呼応して早目早目に発注を心がけた時期もあった記憶があります。現場の皆さんは事務が一遍にふえちゃうと、この処理も大変であったかもしれないけれども、やはり業界の現場のことを考え、皆さんが呼応して頑張ってくれて早期発注に努めた記憶もあります。今回この非常に厳しい経済状況に入って来るときに、皆さん方で早期の発注がどれくらいできるかお尋ねします。

○井口建設業課長
 新年度予算につきましてどれぐらいの早期発注ができるか、数値的なことは今直ちにお答えすることはできませんが、早期に発注ができるように発注見通しの公表を充実してまいりたいと思います。いつ、どこで、どのような工事の発注が予定されているかを公表することによりまして、国とか市町についてもいろいろな工事が出ていることがありますので、事業者の皆様がそれを見て発注計画が立てられるようにです。現在も発注見通しは国、市町等と連携しておりますけれども、その数であるとか、あるいはこれまでしておりませんでした工事の規模も含め、見通しを公表することによりまして、早期発注に努めてまいりたいと思っております。

○森委員
 先ほどの2月補正予算、それから当初予算もこれから新年度に入りまして、なるべく組織を挙げて早期発注して、そして仕事が県内等しく回っていくようにしてくれれば、沈滞した静岡県の経済、少しはこの停滞の歯どめになる。少しじゃなくて大きなものがあると思うんです。今申し上げましたように補正予算133億円。それから当初予算では、皆さん方のかかわるのが1358億円。非常に大きなものがあるわけでありますから、ぜひ努めていただきたい。

 それから次は、交通基盤部が年間でいろいろ物品等、資材などを発注することも多いんじゃないかと思うんですけれども、交通基盤部でかかわる物品、資材等の年間の発注金額はどれぐらいあるのか。そしてできることならば、こういったものも努めて県内の中小零細の商店、建材店にも早期に発注していただくことが町の中の応援にもつながると思うのです。私も行政実務のことはよくわかりませんけれども、皆さん方の必要とする資材、あるいは物品については、出納局あたりが一括して購入しているのか、あるいは現場の土木事務所で必要に応じて発注しているのかお尋ねします。

○渡辺政策管理局長
 物品の発注の仕方ですが、2番委員がおっしゃるとおり、県庁の中のものは出納局が一括して文房具等を発注しております。また土木事務所に関しましては、それぞれ総合庁舎がありますので、その単位ごとで発注しています。2番委員のおっしゃるとおり、今こうした大変な時期ですので、出納局等に働きかけながら少しでも早い発注を訴えていきたいと思います。

○森委員
 それでは次に、防災・減災、国土強靱化についてお尋ねします。
 3カ年で国全体で7兆円の強靱化対策の予算を執行しようと、今皆さん方にも御苦労いただいているわけですけれども、この3カ年計画が実施されると、静岡県の防災に必要な事業計画のうち何%ぐらいを達成できるのかお尋ねしたいと思います。

○古屋経理課長
 防災・減災、国土強靱化の関係で、平成30年の2月補予算から大変大きな額をいただいております。全体でといいますと、言い方が変ですけれども、安全・安心の部分はいつまでたってもやっていかなきゃならないことはたくさんあると思います。今回いただいた分で全てが終わることは当然ありませんし、先ほどお話しいただいたように、来年度の1358億の中でも77%ぐらいを占めます1000億以上が公共事業としてお金をいただいております。それを全て使ったとしてもまだまだ安全・安心については次にやりたいことはいっぱいあると思いますので、ぜひとも今後もこうした予算をしっかりいただいて、安全・安心に努めていくための事業を進めてまいりたいと考えております。

○森委員
 それでは次に、午前中3番委員からも触れられておったわけでありますけれども、建設委員会説明資料58ページの地震・津波対策アクションプログラム2013について大分心配された質問であった。少し関連させてお尋ねしたいと思います。
 この説明資料の表を見ますと、100%をもう既に達成した項目もあるようであります。しかしながら、24ですとか29の河川関係についての数値目標は実質的に非常におくれているんじゃないのかなと、こんな印象の説明があります。
このおくれている主な原因はどこにあるのか。そしてこれを進める見通しなどについてはどのように考えておられるのか。
河川にあわせて32の港湾、漁港についても耐震化が必要な緊急輸送岸壁の整備率が少しおくれているようですけれども、おくれている原因と今後の取り組み方についてお尋ねします。

○吉澤河川海岸整備課長
 静岡県地震・津波対策アクションプログラム2013の数値目標のうち河川対策についてお答えいたします。
 御指摘のとおり、24を見ていただきますと、レベルワン津波に対して防護が必要な河川は全体で91河川が海岸部に存在しております。このうち合意された高さを満たす河川の水門であったり堤防の整備率で、当面このアクションプログラムでは10年間で整備する河川の緊急度に応じて、あるいは地元の合意形成がとれた河川で33河川を数値目標に入れています。
現在は今年度末で32河川、あと1河川を残すのみでして目標に対しての進捗は決しておくれているわけではないと認識しています。ただ当然残る河川もありますので、引き続き地元の合意をしっかり図りつつ、予算の確保をして鋭意進めてまいりたいと考えています。

○齋藤港湾整備課長
 32の耐震化が必要な緊急輸送岸壁の整備率についてお答えいたします。
 こちらについては、数値目標が全体35バースに対して整備期間の中で11バースを整備するものでして、現時点において10プラス1となっていますけれども、ほとんど30%に近い状態になっているところです。ただ全体で35バースありますので、まだこの中で整備されていない箇所は20数バースあります。引き続き予算の確保に努めて耐震強化を図っていきたいと思っております。

○森委員
 先ほどの3番委員の質問にもありましたように、要するにこの目標についてもなるべく達成に臨んでいただいて、1人でも津波から県民の命を救っていただくことができるように、さらに努めていただきたいと思います。

 それから次は、説明資料の68ページに令和元年に発生した交通基盤部所管の災害の状況について説明があります。昨年は366件、132億9000万円余の被害が発生したと。とりわけ台風15号、19号が非常に大きな災害をもたらしたわけであります。今回の予算についてももろもろ説明があるわけでありますけれども、通常ですと災害復旧については3カ年で復旧を遂げるルールがあるようですけれども、今年度のこの予算を執行すると果たして何%ぐらい復旧できるのか。やはり毎年のように集中豪雨災害、あるいは台風災害、気候変動によってこれから心配が募るばかりでありますから、少しでも過年度の災害は復旧に努めていただきたいわけであります。
昨年の台風15号、19号の復旧について、2年度目のこの予算を執行していくとどれぐらいできるのか。できればほぼこれで終わりになれば一番いいわけでありますけれども、その見通しについてお尋ねしたいと思います。

○木村河川砂防局技監
 ことしの台風15号、19号台風の災害にかかる令和2年度における執行状況についてですけれども、令和2年度の当初予算の中で過年度災害復旧として必要額を計上させていただいています。先議案件令和元年度災害の補正予算といたしまして御審議いただいた費用、それに引き続きまして今回御審議いただきます費用で切れ目なく工事を実施いたしまして、一部の工事ヤードの調整が必要な箇所を除きまして、ほぼ全ての箇所で令和2年度中の完成を目指したいと考えております。
 具体的にはこれまでにも被災直後から緊急工事を実施いたしました。年内中には災害査定を完了いたしまして、事務作業等を進めてそのまま工事着手を進めてきたところです。また予算的にもいろいろ御配慮いただきまして、12月議会には年度をまたいで工事が執行できますように債務負担行為の補正予算をさせていただきましたし、さきの先議では既に取り組んでおります工事の今年度の進捗状況に合わせた必要額を補正予算で御審議いただいたところです。
 工事全体の中の残りの残額、今年度やらせていただいたところの残額について、来年度分といたしまして過年度予算として計上させていただいて、一部を除きまして全ての完成を目指したいと考えています。
 その一部についてですけれども、工事ヤードの調整でできない箇所があります。令和3年度にずれ込む箇所ですけれども、令和2年度から3年度へ債務負担行為を行うことで予算を確保させていただきたく、令和2年2月議会定例会の議案説明書の令和2年度関係202ページに記載のとおり、令和3年度に一部ずれ込ませていただきたいと考えております。

○森委員
 事務作業がふえるばかりの中で、スタッフは多少今回ふえるようであります。少ない組織の人数で、多くの作業をやらなければいけない。大変ですけれども、頑張っていただきたいと思います。

 それでは、この建設委員会の説明員の皆さんの中で、本年度末をもって御勇退される方が3名いらっしゃると伺っております。宮尾交通基盤部長、河野収用委員会事務局長、それから清水公共用地課長の御3名の方が本年度末をもって定年を迎え、退職されると伺っておるわけであります。
 振り返ってみますと、皆さんが入庁されたのは昭和50年代。この50年代は、御存じのように昭和40年代の終わりから第一次石油ショック、第二次石油ショック、世界中とりわけ日本も経済的、社会的に非常に混乱に陥った。そうした県の行政におかれましても非常に不安定な時期に入庁されたわけであります。これを乗り越えて、日本は経済成長に入っていくわけです。このときには、比較的に財政状況、静岡県の予算の状況も余裕が出てきた。年度の初めに予定した県税収入は、年度末になると黒字として大きくふえていく時代がしばらく続いたんですけれども、やがてこれも長くは続かない。そして今日まで、日本の経済は失われた20年といった中で皆さん方の御苦労が始まったと思います。皆さん方がいろんな政策を考えても、なかなか予算的な面で厳しい。
 一方、平成の時代は戦争がなくて平和な時代だったけれども地震、台風、集中豪雨災害と静岡県も大きな災害に見舞われました。これも宮尾交通基盤部長や河野収用委員会事務局長、清水公共用地課長、そしてここにおられる皆さん、それこそ塗炭の苦しみの中で、その都度災害復旧をなし遂げてくれた。これはやっぱり皆さん方の大きな功績と受けとめておるわけであります。
 今、また新しいこのいわば国難、県難のときを迎えておるわけでありますけれども、これからも皆さん方のいろんな知恵ですとか、あるいは経験といったものをおかりしなければいけないと思います。
 それでは、私のほうから少し御三方の経歴を御披露して、後ほど簡潔に感謝の言葉を申し上げたいと思います。
 最初に宮尾交通基盤部長は、昭和59年4月に沼津土木事務所工事第二課に入庁されたと伺っております。道路保全課長、街路整備課長、都市局長、交通基盤部理事を経て、昨年1年間文化・観光部理事として文化・観光部の建築関係の仕事に携わったわけであります。本年度は交通基盤部長として静岡県の建設、土木行政全般にわたってさまざまな施策を強いリーダーシップをもって推進してきていただきました。
 本年度は台風15号、19号で静岡県は大きな損害を受けたことは先ほど申し上げましたとおりであります。この災害の復旧に、まさに昼夜を分かたずお骨折りをいただいたものと思っております。的確な陣頭指揮を発揮していただきました。本当にありがとうございました。
 河野収用委員会事務局長におかれましては、昭和53年4月に田子の浦港管理事務所の主事として入庁されたと伺っております。その後くらし・環境部経理監、教育委員会事務局の財務課長、さらに交通基盤部管理局長を歴任されました。昨年度から収用委員会事務局長として、現在裁決申請が行われております沼津駅の鉄道高架事業にかかる収用事件に対して、これまた的確に収用委員の先生方をサポートして審理を滞りなく進行されました。そして結審させるなど、公共の利益の増進と私有財産の調整を図る土地収用法の趣旨の実現に向けまして、全く厳しい仕事であったと思いますけれども、見事に取り組んで目鼻をつけていただいたところであります。
 また、清水公共用地課長におかれましては、昭和57年4月に沼津財務事務所の主事として入庁されたと伺っております。その後、道路保全課の参事、収用委員会事務局の審理調整課長を歴任され、昨年度から公共用地課長として公共用地の取得及び調整、公共事業に伴う損失の補償など、なかなかこれは相手方もありますから大変な仕事であったことは間違いありません。
道路管理や公営住宅管理にかかる業務についても、長い間取り組んでいただいたようであります。まさに、この道のスペシャリストであったものと思います。
 皆さん方は、それぞれが毎日毎日県の幹部職員として緊張感を持って過ごされ、さらに日常的には八面六臂の御活躍をされました。そのおかげで静岡県の各方面にすばらしい実績を残されてまいりました。さまざまな御活躍について改めて心から感謝を申し上げる次第であります。
 静岡県のさらなる発展にお力添えをお願いを申し上げますとともに、今日までの豊富な経験や高い見識を生かしまして、これから新しい分野に行かれるわけでありましょうけれども、御健康には御十分に御留意いただきながら、御活躍されますように、心から御祈念を申し上げるところであります。
 そこで、皆さん方から、今ここにおられる後輩の職員の皆さん、また私ども県会議員に対しまして、これまでの貴重な経験などを踏まえまして一言ずつお話をいただければありがたいと思います。
 宮尾交通基盤部長、河野収用委員会事務局長、清水公共用地課長の順番で、よろしくお願いをいたします。

○宮尾交通基盤部長
 伝統ある建設委員会の本年度最後に発言の機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。
 まずは、本当に長い間お世話になりました。また、ただいま2番委員からは身に余るお言葉をいただきましてありがとうございました。
 先ほどお話をいただきました昭和59年静岡県の職員として勤め始めて36年間、先輩、後輩の皆さん、それから県議会議員の先生方はもちろん、家族も含めてですが、周りの方に恵まれてここまで来ることができました。本当に皆さんのおかげであると感謝する次第でございます。
 お時間をいただきましたので、多少お話をさせていただきます。ごめんなさい。ちょっと思い出話みたくなっちゃうかもしれないけど申しわけございません。
 先ほど2番委員から御紹介いただきましたように、最初の職場が沼津土木事務所の工事二課二係、函南町、韮山町、大仁町が私の最初の管内でございました。当時は当然パワハラなんて言葉はございません。土木事務所にはもう鬼軍曹みたいな怖い先輩がごろごろおりまして、仕事とお酒をしっかり教えていただきました。バブルがはじける前だったもんですから、仕事は山のようにございまして、毎日毎日が残業だったんですけれども、そのおかげでいろんな現場や仕事を経験することができまして、それが今の私の土木屋としてのベースにあるのかなと考えてございます。
 沼津土木事務所を3年経験した後に、当時の土木部計画課区画整理係に転勤することになりました。初めて都市計画を学び、まちづくりの楽しさを非常に感じました。それまで法律みたいなものは余り読むこともなかったんですけれども、都市計画法とか土地区画整理法を読んでることが楽しくてしょうがなくて、そこに全部答えがあるもんですから、すごく合ってると感じたのがこの時期で、この3年間は本当に都市計画の勉強を必死になってやりました。そしてその後ほとんどが都市計画業務に携わることになります。
 と言いましても、建設委員会にデビューしたのは平成24年。道路局の道路保全課長でした。このときも必死に勉強しまして、6月の最初の委員会のときは物すごい緊張してましてですね、まだいまだに最初の答弁を覚えてます。平成24年4月に京都府亀岡市で小学生の児童の列に車が突っ込む事故がございました。3人ほど亡くなった痛ましい事故だったんですが、それに対する交通安全として静岡県の対応を求められたのが一番最初の私の答弁でございました。
 ここ10年ほどは、また都市計画にずっと取り組んでおりまして、建設系の、例えば沼津市のコンベンション施設、それから沼津駅の鉄道高架事業、先ほどたくさん御質問をいただきました篠原地区野球場ですとか、大きな話題になっているものの案件にはいつもその渦中にいたのかなと。知らないうちにリングに上がっている場合もよくありましたし、一生懸命やってきたつもりでいるんですが、その都度頼りになる仲間と一緒に議論し、勉強し、本当につらい時期もございましたがどうにか乗り切ってきたような気がします。
 特にこの1年でございますが、交通基盤部長という職をいただきまして、本当に今控えてございます周りの職員によく支えていただきました。ありがたかったです。もちろん私自身も一生懸命勉強しましたし、時には厳しいことも言ったのもあるんですけれども、それはもう期待への裏返しでございました。本当に頼もしくありがたい職員だなと、今さらながらに思っている次第でございます。
 今、自分が定年を迎えるという実感はまだ全然ございません。暦の月が4月にかわっても、もしかしたらまだぴんときてないのかもしれないです。
 せんだって、先輩が訪ねてくれまして、定年してしばらくたつと、心の中にぽかんと大きな穴があいたような気になると言われました。そんな時期が来るのかもしれないですけれども、まだまだはな垂れ小僧の60歳です。この退職を通過地点として考えて、第二の人生をしっかり頑張っていこうと思っております。
 最後になりますが、まず職員の皆さんにお願いをしておきます。今後の仕事を進めるに当たって、前例踏襲をよしとしないでください。必死になって考えてください。要領よくうまくやろうとは思わないでください。必死に考えて、必死になって仕事を務めてください。その姿を後輩の皆さんが見ているはずです。
 もう1つ、交通基盤部は1,300人おります。いろんな人間がいます。それぞれ個性があります。たまに事件を起こすような者もおります。でもほとんどの職員は本当に真面目で、生真面目で一生懸命業務に取り組んでいます。議会の先生方には、今後も交通基盤部をぜひかわいがっていただきまして、時に優しく、時に厳しく御指導いただき、職員が誇りを持って業務に取り組むことができますよう、御支援をいただくことをお願い申し上げまして、私の挨拶といたします。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)

○河野収用委員会事務局長
 建設委員会の貴重な時間をいただき、このような機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。また2番委員には過分なるお言葉を頂戴しまして、大変恐縮しております。
 私は、高校を卒業しました昭和53年、1978年に県に入りまして、42年間の職員生活になります。私の職種は一般行政、いわゆる事務屋でございますので、これまでさまざまな部局で仕事をしてまいりましたけれども、その中で一番長く勤めたのが今の交通基盤部の主体になっております土木でございます。
 御紹介いただきましたとおり、最初に田子の浦港管理事務所に入り、そこを皮切りに6回出入りを繰り返しまして、通算15年土木におります。ですから事務屋ではありますけれども、長くいた土木には非常に愛着がございます。
 土木行政と言えば公共事業になるわけでございますけれども、最後の職場が公共事業に大きくかかわります収用委員会事務局であったことも感慨深いものがございます。本来ですね、裁決申請を受ける立場の収用委員会事務局長としては余り適切ではないかもしれませんが、最後ですので御容赦いただきまして、公共事業と土地収用制度の観点から少し私見を述べさせていただきます。
 私は、人口減少社会となった今、既存の公共インフラをできる限り長く使い続けることが最も重要であると思っておりますけれども、そのためには計画的な維持管理が必要ですので、相応な経費をかけ続ける必要があります。ですので限られた投資的予算の中では、おのずと新たな整備箇所は前から言われていますが、より一層選択と集中が求められると思っております。
 そういった中でますます重要となるのが、今現在着手済みの箇所ももちろん含めまして、投下した経費の効果をできる限り早期に発現し、社会に還元することではないかと思っております。道路で言えば、いち早い供用開始であるわけですけれども、その実現を図る上でネックとなる要因の1つに用地取得があると思います。解消するために土地収用制度の活用になるわけですけれども、御承知のとおりこの制度は財産権の例外として定められた憲法の規定に基づくものでございますが、個人の財産権を保障した国家におきましては、その裏返しとして必ず設けられている制度でございます。それは公益を推進するためには不可欠な制度であるからでございまして、逆の言い方をすれば、公共事業を行うものは必要に応じてこの制度を適切に活用して、公益の推進を図らなければならないことだと私は理解しております。
 しかしながら、実際この制度が余り活用されておりませんのは、やはり収用裁決の申請を行うこと自体に強い抵抗感があるからではないかと思います。もちろん誠意ある任意交渉を行うことは大前提ではございますけれども、土地収用制度は特別な場合にしか活用できない最後の手段と考えるのではなくて、これ以上交渉しても進展が見込めないやむを得ない場合における用地取得の1つの方法であると考えていいのではないかと私は思っております。
 ですから、そういった案件が生じた場合にはちゅうちょせずと言うとちょっと語弊がありますが、公益のために勇気を持ってこの制度の活用を図ることも必要ではないかと思っております。
 最後になりますけれども、私は部付主幹を務めさせていただきまして、次の異動で議会事務局に配属になり、議員の先生方には大変お世話になりました。心よりお礼申し上げますとともに、今後も県職員に対しまして変わらぬ御指導と御支援をいただきますようお願い申し上げます。
 職員生活の最後を愛着ある土木を所管する建設委員会の説明員として過ごせたことを大変ありがたく、そしてうれしく思っております。本当にありがとうございました。(拍手)

○清水公共用地課長
 先ほどは2番委員から過分な言葉を賜りまして、まことにありがとうございました。
 私は、昭和57年に県に入りまして、この38年間、行政職として仕事をさせていただきました。最後の4年間は建設委員会にもお世話になりましたけれども、審理調整課長それから今の公共用地課長として公共の利益の実現と私有財産の保護とのバランスをとる仕事をさせていただきました。事業認定、収用裁決いずれにもかかわりを持たせていただきまして、貴重な経験をさせていただいたと思います。微力ではありますけれども、自分なりに最善を尽くして社会インフラの整備に少しは貢献できたのかなと思っております。
 この38年間で印象に残ったことを少しだけお話しさせていただきたいと思います。
 今から20年ほど前になりますけれども、今で言いますと経済産業部の労働雇用政策課というところにいまして、当時平成不況が深刻になって労働者の雇いどめなどの問題がたくさん出てきました。労働相談の窓口は従来からあったわけですけれども、当時の部長から行政としてできることは何でもやるように、県民目線でいろいろ考えるようにと指示を受け、それを踏まえて限られた予算、人員ではあったんですけれども、新たに労働相談のハンドブックをつくりました。あとインターネットの相談を受け付けるようにしたり、さらには労働相談窓口に無料で電話をできるフリーダイヤルの回線を設置したり、労働相談員をふやしたり、新たに弁護士労働相談会を開催するなどの取り組みをさせていただきました。
 その後、今の法務文書課にいきまして県の条例、規則の審査の仕事をさせていただきましたけれども、改めて感じましたのはその時々でいろいろな課題があり、いかに対応するか、いろんな法律や条例がつくられていることであります。
 それから、東日本大震災のときに、先ほど2番委員の紹介にもありました公営住宅課におりまして、原子力発電所の事故があった後に東北の方が県外に避難されるとのことで、当時、静岡県は全国でもいち早く避難者を県営住宅に受け入れることを決定いたしました。土曜、日曜、休日も電話で受け付けしまして、その日に申し込みをしてこちらに来ていただければ、鍵と基本的な生活に必要な生活用品も合わせて用意させていただき、対応する体制をとることができました。
 現在、新型コロナウイルス感染症の問題が起きているところですけれども、行政として課題への迅速な対応がいかに重要かを改めて感じているところでございます。
 これからもいろいろな行政課題があるかと思いますけれども、職員の皆様にはそれぞれの立場で御活躍いただき、また県議会の先生方には、これまでと変わらぬ御支援、御協力をいただけたらと思います。
 最後になりますけれども、県議会議員の皆様を初め、38年間の県職員生活を支えていただきました上司、同僚、後輩職員の皆様に感謝申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。長い間ありがとうございました。

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