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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:06/28/2022
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 分かりました。次の質問に移ります。
 委員会提出資料の6ページになりますが、ここで地域振興整備事業の今後の取組で、今後10年間で100ヘクタールの工業用地造成、1000億円の投資獲得、毎年1000億円の生産活動効果を目指すということであります。
 まず、ここの表に書いてあります試算方法ですけれども、直接投資額及び経済波及効果、雇用者数というので、藤枝高田工業団地については藤枝市が行ったアンケート結果から算出っていうんですけど、それによって経済波及効果ってどういうことなのかよく分からないので、試算の説明をしていただきたいと思います。

 これにつきましても、事例集の11ページと12ページ、それと25ページになりますけれども、この造成の方法なんかも工夫されているようで、12ページには造成4手法をそろえ多様な市町や企業のニーズに対応可能って書いてありますけど、この4手法は具体的にどういう手法なのか教えていただきたい。
 あと25ページになりますけれども、その造成コストも効果のところに約2億3000万円の削減ということですけど、どういうことで削減になったのかよく分からないので説明を頂きたいと思います。以上です。

○福石地域整備課長
 まず、御質問のあったうち、直接投資と生産活動効果などについてお答えいたします。
 直接投資は、基本的に企業がその土地を求めて、そこで生産、建物を建てることの効果でございますけれども、生産活動効果につきましては、そこで進出企業がフル操業したと仮定した場合の生産活動効果を計算しております。具体的には企業からここでの生産活動はどういうものを行うのか、どういう活動を行うのかをアンケートで聴き取りまして、県で産業連関表を作っておりますので、その最新の計算表に基づいて算出させていただいたものでございます。

 それから、事例集でございますけれども、幾つか今5番委員から御指摘を受けた内容について、例えば11ページは開発可能性調査といいまして、補助金と我々の技術支援を使ってそこが開発できるかどうかを行っているわけですが、我々が早期にその土地に着目して調査を行うことによって、その後の事業化に円滑に反映するという指標でございます。
 それから、次の12ページでございますけれども、私どもがフロンティアパーク小山をレディーメード方式で開発したんですが、そこの反省に基づいて新たな手法をつくったものでございます。具体的な手法でございますけれども、企業局の概要をお配りしていまして、多彩な造成方式ということで御説明申し上げているところなんですが、65ページを併せて御覧頂きたいと思います。他県では通常レディーメード方式という先行用地造成方式が一般的でございますけれども、私ども企業局ではそれに加えましてオーダーメイド方式、セミ・オーダーメード方式などの造成方式を制度化しております。このオーダーメード方式、セミ・オーダーメード方式は売却先を決めてから造成に着手する手法でございまして、企業局にとっては売れ残りのリスクが非常に少ないため、特にオーダーメード方式の導入によりこれまで安定的な経営を確保してきております。
 一方、富士山麓フロンティアパーク小山で採用いたしましたレディーメード方式は、私どもの企業局の資金で先行用地造成をする手法で、企業誘致も最後まで企業局が責任を持って行う手法でございます。さらに令和元年度にセミ・レディーメード方式を創設しております。まだ実際に使った事例はございませんけれども、この方式は造成完了後1年6か月までは私どもが責任を持って企業誘致を行い、それ以降はその段階でもし余った土地があった場合には、原価に近い形で市町に買い取っていただくことで、我々にとっても市町にとっても双方にメリットがあることと、企業局資金の回転率が上がるので用地供給スピードが上がるという多彩な造成方式を採用しております。
 それから、最後の御質問の事例集の25ページ、藤枝高田工業団地の部分につきましては、実は盛土で造成している地区なんですが、本来であれば土は外から買ってくる場合が多いんですが、ここの場合はそこで造成して出た土を再利用して道路路盤としても活用できたことで非常にコストが削減できたということでございます。

○野崎委員
 分かりました。では、次の質問に移ります。
 事例集の4ページ、そして32ページ、浄水発生土の有効活用ですけれども、4ページを見ると、土の質がどういうものなのか分かりませんけれども園芸用土などで一部汚泥を発売しているが販路が限られてるっていうことです。今までは産廃扱いで処理をしていたっていうことですけど、今まで大体どれぐらいの立米で処理がされていたのかという点と、あと園芸用土で使えるっていうことは防潮堤の被覆の土なんかにも使えるのかなと単純に思ったんですが、そういった活用は可能性としてあり得るのか説明を願いたいと思います。

○青山水道企画課長
 浄水発生土についてお答えいたします。
 浄水発生土は、水を浄水した後に出てくる土なんですけれども、基本的にはシルト分で砂よりもさらに細かい物質でございます。それに薬品等が混ざっているもんですから、必ず産業廃棄物として処分しております。これまでの実績ですと、1トン当たりおおよそ2万円程度でございます。
 それから、園芸用土に有効利用しておるんですけれどもなかなか販路が限られておりまして、引き取っていただけるところがない現状の中で、先ほど5番委員から御提案がありました防潮堤の土についても、過去に浜松の沿岸の防潮堤でこれを使っていただけないかと実際にそのものを持っていって配合試験をしております。その結果、強度的に足りないため、使用できないということで、私どもとしても非常に残念な結果に終わったところであります。

○野崎委員
 最後に、意見を述べて終わりにしたいと思いますが、この創意工夫・コスト削減事例集は非常に分かりやすくていいなと思ったんですけど、さっきも言ったように事業が何回も出てきたり、いろいろいい取組についてはまとめて、ここの部分でこういうことをやったんで、ここの浄水場ではこうなったとか、そういうまとめ方にしてもらうと皆さんが努力している成果がもっと分かりやすく伝わるのかなと思っております。非常にいろんな取組をしていただいていて、努力の成果がよく見えておりますのでいいなと思いました。これからもこうした前向きな取組で運営していっていただきたいと思います。以上で終わります。

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