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委員会会議録

質問文書

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令和6年3月盛土等の規制に関する条例等検証特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 彰彦 議員
質疑・質問日:03/06/2024
会派名:公明党静岡県議団


○山本(彰)委員
 5番委員の質問と関連するのですが、ミニ開発という言葉でお話がありましたが、今お聞きしたので、その具体的な事例がもしあれば、さらに教えていただきたいです。

○山本参考人
 案件は裾野市内でございまして、市街化区域です。道路網については6メートルの道路を入れて、両側側溝、宅地1区画については必要最小面積ということで、165平方メートルという区画でやっていただきたいということでございましたけれども、当然、区画数は減ります。結果的に盛土の申請をするに当たって、避けたいという中で、当初道路を作って2区画を作りました。これは許可になりました。1つの区画が120平方メートルとか、そういう面積でもう売っちゃうので−−不動産屋さんは転売性が高いほうがいいので−−小さい区画で幾らという形より建売りで売ってしまう。本来は、周りが開発を受けている土地で50坪というちゃんとした区画の土地なのに、そこだけミニ開発の住宅。当然購入をする方というのは、こんなことを言っては申し訳ないのですけれども、ある一定の所得の方です。そういう区画が10区画そこにまとまってしまうのです。そうすると周りと調和が取れない。将来的に120平方メートルの住宅は、後で転売するといってもなかなか買い手がつかない。
 そういった本来都市計画に逆行するような申請をせざるを得ないというのが、我々は非常につらいのです。だから、行政もいい住宅地ができたねという形で、お客さんも喜んでいただけばいいのですけれども、業者さんのほうは、8区画のところが10区画できれば、これは非常に利益率が上がります。ただ、事務処理期間がかかる。それを目をつぶる形になるのですけれども、これが果たしていいのかなと思います。今度は盛土法がスタートしたときには、ある程度国の法律だからしようがない。ただ、事務処理期間と費用面。費用面というのは、先ほどお話をした環境調査の面については省略していただければ、しようがないかなと考えております。

○山本(彰)委員
 もう1点だけ教えていただきたいのですが、経費的なこと、業務量とか、あと今の課題ですか。条例ができたこと、規制がかかったことによって、ほかに気になるような影響が何かあればまた教えていただきたいと思っています。

○山本参考人
 1つは、盛土条例がスタートするときですけれども、周知が不十分だったのではないかと思っております。なかなか一般の方に理解を頂けない。今度、盛土法がスタートするに当たって、少なくとも盛土条例のときのような形ではなく、県民にいいものじゃなくて、悪い面って言ったら申し訳ないのだけれども、負担になる部分もPRしていただかないと、いやそんなにかかるの、そんな申請があるのということだと、我々も非常につらいので、法律の周知を前もってお願いしたいと思います。

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