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委員会会議録

質問文書

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令和4年10月28日逢初川土石流災害検証・被災者支援特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:10/28/2022
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 先ほど金井副市長からも2011年6月以降に、県側の公文書がほとんど見当たらないということでしたけれども、全般的に、熱海市に公文書が本来残っていて、2011年6月以降ですが、県にもこの公文書は残っているべきではないかというような内容あるいは時期は、どのぐらいあって、どういった重要なものが欠けているとお考えですか。

○熱海市金井副市長
 その意味では、2011年のもう6月末以降ぐらいからは熱海市にはあるけれども県にはないものは多くあると思います。その後は、2011年、12年と続いていき、県との、特に土地対策部局との関係では、もう2012年の終わりからは大分減っていくと、そんな印象でございます。

○相坂委員
 実は我々も書類を一通り拝見する中で、やはり2012年以降の県の関与の足取りがなかなか追えなくなってしまって、県庁としてどういう取組をしたのかが、実は見えていないんです。なので、逆にこれは県に残っている記録が提示されていませんし、検証委員会の中でも2012年以降の県の関与についての検証はほとんどなされておりません。ですから、2012年以降、つまり事業者も変わったり、県庁の体制も変わっていく中でこの問題への市と県の関与の度合いについての違いをもし感じていらっしゃれば教えていただけたらと思います。かいつまんで幾つかでも、代表的なことでも結構です。

○熱海市金井副市長
 その意味では、まず土採取等規制条例につきましては、熱海市は限定された、規制力のない中でいかに対応しようかというところでずっと悩んでおりまして、2011年の6月末以降も何とかそれで対応できないかと試行錯誤してきましたし、事業者にも指導を行っていた経緯があります。
 一方で、県は2012年の頭ぐらいですか、要は新しい土地を所有することになった事業者に土採取条例で何かできないかというところで、難しいですねというお話をいただいて以降は、あまり関与されていないのと、森林に関していうと、2011年3月17日の話が大きくて、あそこで仮に1ヘクタールを超えていたとしても林地開発許可対象にならないから対応できないという結論を出されて以降は県の森林部局は本件について全くトーンが下がってしまった経緯があります。私はここの問題がかなり大きかったと思っていまして、要は林地開発許可対象になり得ないという話と、でも1ヘクタールを超えて林地開発許可違反を今起こしているんじゃないか、それについて是正をかけにいかなければいけないんじゃないかという話は全く別物なので、本当はその段階で阻止できていれば、この話はここである程度改善されていた可能性が極めて高いと思っています。したがって、森林部局に関していうと、そこからあまり対応が強くなかった印象を受けております。
 あと、砂防はそもそもの一番初めの問題が大きかったと思っていますが、廃棄物に関してもいろいろ問題があったと思っていますけれども、この点についての検証もなかなかないですし、県としての動きについては、廃棄物の2012年以降の細かいところまでについては熱海市としてもあまり分析できていないところではありますが、先ほどの措置命令を検討して以降、やっぱり難しいからとなってしまってからは、結構うやむやになってしまっているところが多いと熱海市としては感じているところです。

○相坂委員
 今の点でもう1点だけ確認させてください。熱海市側から2011年の3月の、1ヘクタール未満で確定して、県が関与をやめていった以降、森林法の適用について1ヘクタール以上だという指摘を県に対してなされている記録はありますか。

○熱海市金井副市長
 これについては、そもそももう2009年の11月の段階からずっと議論してきたことなんです。そこから最後の大きな出来事が2011年の3月で、ここで大きかったのが、2009年の11月からは面積を算定するとか、一体性の判断がというところでずるずるずると先延ばしになっていましたが、2011年の3月の段階では、仮に1ヘクタールを超えていたとしても県としてこれは対応できないと、言い切られてしまったことから、熱海市としてはこれまでずっと言ってきたけれども、ここまで完全にできないと言われてしまうと、それ以上は土採取の条例の中で考えざるを得ないというところで担当者も悩んでいたと聞いていました。

○竹内委員長
 ほかにございますか。

○相坂委員
 検証委員会の開催のされ方、あるいは会議の進め方について市の皆さんがどう受け止められているかをお聞きしたいのですが、報道機関だったと思いますが、検証委員会の議事録の公開が全ての会議が終わってからであったという指摘がありましたけれども、この長い期間、12月から5月までだから約半年ちょっとの検証期間だったのですが、この間で、検証委員会がどのような議論を行っているかという議事録が公開されていたとしたならば、熱海市として県に対してこの検証期間の中でも働きかけ等は変わったと思われますか。

○熱海市金井副市長
 はい。それは、そのように思います。要は熱海市も、これは県本体もそうだと思うんですけれども、自分たちが入らないところで議論されていたことは、どういうことか熱海市としては知り得ないことなので、それについては気になるところですし、そもそも検証委員会の舞台回しとしても我々としては初めの1回目、たしか2回目までは議事録は自由活発な意見の妨げになるので、不開示とするルールだと初めは聞いていたんですけれども、途中から、急に公開するという方針に変更したんです。そこからそういうものだと認識していたんですが、今お話にあったように、一部にはやっぱり公開されていないものがあったりするので、この辺は熱海市としてはどういうオペレーションなのかよく分からないなとは感じております。そこの内容を聞いて、話次第ではもっと熱海市としても言えたことがあったかもしれないですし、そこで影響があったかと問われると、その影響があったことについては否定できないというのが熱海市としてのお答えかと思います。

○相坂委員
 今お聞きした趣旨は、先ほど金井副市長からもお話があったように、熱海市のお立場からすれば、やはり土採取条例にばかり焦点が当てられた検証がなされていて、本来、県が関与すべき森林法、砂防法等の検証についてのページも割かれていないし、事実行われていたのかという提示がありましたので、これが途中経過も含めて公開されていて、もっと検証委員会の在り方について途中経過の段階で当事者としてこれにある程度の質問権とかがあれば、もっと状況が変わった、検証の仕方そのものも変わったのかなということがあったのでお聞きしましたが、よく分かりました。ありがとうございました。

○竹内委員長
 今の1番委員の質問に関連して、ほかの委員から御質問ありますか。

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