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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:07/03/2020
会派名:無所属


○桜井委員
 分割質問方式でお願いします。
 先ほど6番委員からお話がありました、静岡空港に係る新幹線新駅について。
 令和元年までは500万円、二、三年前は予備費10億円もつけたくらいで県知事の思い入れが強いと思います。職員の皆さんは知事の意向に沿って働くのが当然のことで、私の質問は知事に向かってする質問ですから、皆さんは知事の意向に沿って答えなきゃいかんというつらさがあると思いますけれども、あえて言わせていただきます。
 新幹線新駅のいきさつは、静岡空港ができるとき空港反対の地元の皆さんを懐柔するために、新幹線新駅を空港の下につくるから賛成しろというのが始まりです。なぜ知っているかと言うと、私が島田市長をやっていたから。そうしたら一部立ち退き絡みで究極的に反対した人がいたけども結構和らいで、地元の皆さんは駅ができるならいいなということがあったんです。できないよりもできるほうがいいかもしれませんけれども、トンネルのところにまた穴を広げるには調査孔も掘らなきゃいかんだろうし、またその当時は石川知事の時代でありましたけど、知事が代わった途端にえらい一生懸命になっちゃって。リニアの話が出たら新駅の実現性があるというわけで、知事が勝手に解釈したかどうか知らんけども、運輸審議会でリニアができたら現新幹線に新しく駅を造ることは可能ですねという話なんだよ。だから空港新駅ができることのお墨つきを与えたわけでもない、それは皆さん御存じだと思いますけどね。それを知事は勝手に解釈してJR東海は冷たいと。それはそうですよ、もう15キロ先が掛川駅ですから。掛川駅ができた理由は、要するに静岡から浜松まで「こだま」が走っている間は「ひかり」も「のぞみ」も追い越すことができない。約50キロ間はずっと「こだま」の後ろについていかなきゃいかん。「ひかり」、「のぞみ」を増発するには掛川駅に「こだま」を止めさせて追い越させるしかないと掛川駅ができたのが本当の理由であって、そのとき掛川駅を造るだけで150億円、県、地元、国が3分の1ずつ。当時は島田市もある程度の負担金として出させられた経緯がございます。そんなときに、すぐ横に空港新駅ができることはいかがなものかなと。それで、地域の志太地域の商工会議所なんかも知事の意向で県からの補助金ももらっているし、私はそのたびに商工会の総会で、空港新駅はできっこないぞと一応言っているんだけどね。何百億円も金をかけるなんて無理ですよ。いまだに新幹線新駅と言っていますけれども、リニアを絡めて逆目に見ると、新幹線新駅ができたらいろいろポジティブなことしか言わないですけれども――リニアトンネルの場合はネガティブなことしか言わないですけれども――先ほども6番委員が言ったように新幹線新駅ができても空港で降りた外国の団体客がそれこそ新幹線に乗ってどこかへ行っちゃうんです。この周辺で金を落とすことはまずない。今でさえも空港へ直結のバスが来て、熱海だとか、浜松の舘山寺のほうに行くならお金が落ちてまだいいけども、果たして新幹線新駅は重要なのかなと。リニアができたら新幹線新駅は間違いなくできることを言っていて、10億円も予備費をつくったりしてね。皆さんもおつらいでしょうけども、あえて聞きます。
 新幹線新駅ができたとき、いいことばかりじゃなくて、先ほども申し上げましたが飛行機で来た人がそのまま静岡県からどこも寄り道せずに行っちゃうおそれはあり得る話でございます。デメリットについてはどう思っているか教えていただきたいです。

○梨建設政策課長
 空港新駅が出来上がった場合のデメリットについてどう考えるか、答弁させていただきます。
 空港新駅ができて地元にいいことばかりは当然あり得ないと、交通基盤部の経験上存じ上げております。
 そうした中で、少し地元の方とお話をいたしますと、住んでいるからこそ懸念されている面が分かってまいりました。特に気にしておりますのは渋滞、交通量が大きく変わるんじゃないかとおっしゃっております。空港ができる前と後でもかなり変わっているのを地元の方も当然御存じです。ここに加えて新駅ができると交通体系、交通状況がどうなるのかと御心配なさっておりました。

○桜井委員
 駅ができる、トンネルを拡幅する、当然調査孔も造らなきゃいかんときに水が出るだろうと。リニアの水ばかり言って、新幹線新駅ができるけどトンネル掘ったときの水の問題は一切何も言わないで片方だけは嫌がらせみたいな形でやっている。片方でやれと言っておいて、片方は嫌がらせをしているのに両方話し合ってうまくいきますなんて同じ会社だからあり得ない話です。そういう手法は見ていて虫のいいことをやっているな、これは大変だなと思いつつ、去年までは500万円の税金でいろいろな調査を知事の意向でやっていると思いますが、今回やめたのはやっぱりリニアが絡んでいるもので、新幹線新駅に対してJR東海があまりいい返事をくれないから、敵討ちじゃないけれどもリニアについて厳しいことを言っているんじゃないかと私は再三言っている。そうしたら今度の予算で途端に予算がなくなった。私は地元の人間だから、空港もリニアも一番よく分かる。だから知事――県が言っていることと地元の考えは新聞と全く違うという点はよく理解して進めないと、予算は無駄遣いになると言ってこの質問は終わります。

 説明資料29ページの金谷御前崎の高規格道路、倉沢インターから473号線、国道1号線バイパスの菊川インターまで高架橋で工事を順調にやっていると思うんですが、この前死亡事故が起きました。新聞にも載っていましたけれど、どういう状況で死亡事故が起こったのか。
 それから、工事は死亡事故で中断されていますけど、今はまた国道1号線バイパスの4車線化、島田金谷バイパスの野田までの4車線化工事が始まっています。これが完成するのと、473号線の菊川市の倉沢インターと島田市の菊川インターにつながる工事が同時に進行して同時に供用開始が始まるのか。先ほどのような死亡事故がない限り順調にいったら何年後に完成するのか。同時完成ではない場合は473号線のバイパスのほうが先に完成するのか、あるいは国道1号線の4車線が先なのかお答えいただきたいと思います。

○吉川道路整備課長
 金谷相良道路についてお答えいたします。
 最初に事故の状況です。
 こちらにつきましては、本年1月14日に金谷相良道路の3号橋という非常に長い橋梁があり、上部工の工事の中で800キログラムの型枠が設置中に落下して、その下にいた作業員2名の方が下敷きとなり死傷しています。1名亡くなり、もう1名の命は取り留めました。非常に大きな積荷の下に作業員が入っていたことが1つ大きな原因です。そういう積荷の下には決して人が入ってはいけないのが原則であります。
 2つ目の原因は非常に大きな型枠をつり上げるのにいろんな検討が足りなかったことです。これを受けまして現場では積荷の下には立ち入らないことを徹底することと、型枠のつり方についても小さく小型化してつり上げることの改善をして工事を再開しております。こちらの現場では工事が中断したわけですが、全体事業の工程に影響はないと考えております。
 もう1点、金谷相良道路については国道1号線の菊川インターチェンジ、それから473号線の倉沢インターチェンジまでの間を県で地域高規格道路の一部として事業を行っているものです。
 国の事業との関係ですが、国交省でハーフインターチェンジの菊川インターのフルインターチェンジ化を進めており、同時の供用を目指しており2020年代前半を目標に早期供用を目指して事業を進めています。

 4車線化の事業は国で行っているわけですけれど、もうちょっと先になるものと考えております。インターチェンジのみを今回一緒に供用できるように進めているところです。

○桜井委員
 国道473号線で大代インターチェンジから新東名の間の4車線化は県土木でやっていると思いますが、同時進行で2020年代の前半に完成するでしょうか。

○吉川道路整備課長
 大代インターについてお答えいたします。
 大代インターは県で4車線化を進めており、国と歩調を合わせてと考えていますが、473号線の金谷相良道路の供用よりもう少し先になる予定でおります。

○桜井委員
 ありがとう。
 最後の質問。
 天浜線についてです。これは第三セクターで県と市町の公金が年間にすると約3億円入っており、経常収支がマイナス2億5000万円、プラスいろいろ特別損失があると400万円の黒字とのことですけど、実質赤字だと思います。それで説明資料38ページ(2)の中段に定期昇給と人件費の増加によると書いてあるのですけど、第三セクターの人件費は1月は公務員並みかなと。民間だったら国、県の助成金をもらって、なおかつ赤字なので、本来から言えば3億円近くお金が入るわけだから、それでも特別利益として人件費を上げなきゃいかんのかなと民間人ながら疑問に思うんですけど、それはそれで人件費を抑えるにはどうしたらいいかは流行のAIによる自動運転、鉄道の場合は道路の自動運転よりも鉄道をただ走っているだけですから、多少初期投資もかかるでしょうけれども長い目で見たらやはり人件費を抑えるためには鉄道のAI化も将来的に考えてやっていかないとと思います。
 令和元年から令和5年まで公金を使うことになっていて、多分令和6年以後もまた同じ金額が予算化されると思いますが、のんべんだらりとやって人件費が上がる前にやはりAIによる自動運転、改札等の無人化をしなきゃいかんと私は思っていますけれども、それについてどう思いますか。

○仲野地域交通課長
 天竜浜名湖鉄道への自動運転等についてお答えします。
 鉄道につきましては、人件費よりも安全対策等の施設、設備の経費がすごく多くかかることから、自動運転による経費削減の効果は少ないと考えております。
 天竜浜名湖鉄道への県、沿線市町による3億円の拠出につきましても、上下分離の考え方から天浜線の5年間の経営計画に対する老朽化対策への拠出です。
 今後、自動運転やAIを活用した交通システムについては動向を注視してまいりたいと思います。

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