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委員会会議録

質問文書

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令和4年11月逢初川土石流災害検証・被災者支援特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:11/11/2022
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 次に廃掃法について、産廃があったことについて少しお伺いします。
 この公文書です。県から提出された非常に膨大な量で1個1個、Aの何とかと全部見てたら非常に皆さん方も御苦労されたと思うのですが、この廃掃法に基づく行政対応については、木くずが混入された土砂には対応した。指導によって11月に移動させて、2010年11月に移動済みで適切に対応していると県の御説明があったと思います。ただ、その当時の公文書を見ると、実はその場所には、入り口の道路脇にいろいろな産廃が置いてあった。ただ、誰がいつ置いたかが分からないものが幾つかあったということで、実は土採取等規制条例で、措置命令が出せる、出せないという話があったと思いますが、廃掃法でも実はこの部分に産廃があるとなると、措置命令を出せるか出せないか検討されていたのです、この当時のやり取りの中で。ですが、そこについての文章が54ページの検証のところにはないんです。お伺いしたいのは、崩落した源頭部には木くず以外の廃棄物が投棄されているかの事実を、28日に県当局に聞きました。木くず以外になかったんですかと言ったら、ないとお答えされました。しかし、県の公文書の中に一部崩落した源頭部進入路に2010年10月7日、瓦れき等、また2010年12月10日、ビニールシート、2011年3月25日、竹くず、さらには2011年10月24日、廃家電が公文書上で、数字は省略しますけれども、それぞれ、公文書上に確認されているんです。このことを検証委員会の皆様方は御存知だったでしょうか。

○小猛司参考人
 もちろん存じ上げておりますが、あくまで廃掃法の話ですので、この盛土全体に廃棄物が埋まっていれば、もしかしたら措置命令を出して撤去させることもできるかもしれませんが、その時点で、そこのところが措置命令を出したら廃棄物を撤去するかってことになる。特に廃棄物を扱う部署は、あの盛土について危険性を認識していたのかといったら、恐らくしてなかったんだろうと。崩壊する直前まで見回りしていますけれども、基本的には廃棄物が不法投棄されているか、されていないかという観点で見ていますので、廃掃法で対処できたのではないか、盛土が全て撤去できたのではないかという考えは、そもそも全く論点が違う話です。廃棄物、どんどん悪質な業者がいろんなものを持ってきました。それは見かけ上なくなりましたという話はずっとあって、道の中にそういうものが置いてあったことはありますけれども、そこを深掘りしても、この災害が起きなかったかどうかには結びつかないと私個人は判断しております。

○藤曲委員
 私はそうではなくて、もしここに廃棄物があるとする場合には、土採取のほうではこの行為者が罰せられます。ですから土地所有者は関係ないのですが、廃掃法でいくと、土地所有者に責任がかかってくるわけです。そうするとこの問題がしっかりと解決されていないことがあって、廃棄物があるとなると、前所有者、それから今の所有者に関してもこの撤去も含めてこの盛り土に関して措置命令などの行政的な指導が私はできたのではないかと思うのです。そういう意味では、ここで代替の指導ができたのにもかかわらず、この文書の中で一切触れていないのです。ここは重要な部分だと思うんですけれども、そこが委員会の中で議論されていたのかは、県がそこまでしっかりと話をしてくださって、資料を基に検討されていたのか。それともその部分の資料提供が十分ではなかったのか、お聞かせください。

○小猛司参考人
 基本的には先ほど申し上げましたように廃棄物の処理に関する話になってきます。報告書の中でさんざん述べているように、要するにこの県庁の縦割りの情報共有のなさ、そういうものが結局結びついたことは否めません。ですので、この盛土を撤去させようという意識が県庁全体であって、これを伝家の宝刀として使う意識があったら、もしかしたらそれはできたかもしれませんけれども、基本的にこのときの状況で、この法律を使って、盛土を撤去させることには基本的には結びつかなかったんだろうと判断して、このような報告書になっていると考えていただきたいと思います。

○藤曲委員
 それは小先生の御意見ですけれども、十分に委員間で議論されたということでいいですか。というか議事録を見させていただいていますが、そのようなやり取りが議事録の中になかったので、このようなお話をさせていただきました。

○小猛司教授
 私はそのように考えて、この問題は整理したということです。

○竹内委員長
 委員間で議論があったかどうかだけ、どなたか御回答をお願いします。

○青島伸雄参考人
 そういう議論はありません。

○植松真樹弁護士
 補足すると、その議論がなかったのは、全ての検証事項については、全員が個別に考えておりますので、その点で誰からもここにもっとつけ加えるべきだと意見がなかったので、結果として議論していないという趣旨だと思います。

○竹内委員長
 ありがとうございます。3番委員よろしいですか。

○藤曲委員
 はい。

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