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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:06/27/2022
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 分割質問方式で何点かお伺いいたします。
 6月21日に副知事の選任に関する議案が追加提出され、それに対し我が会派の渡瀬議員が本会議にて質問いたしました。その答弁を踏まえて、委員会の中で改めてお伺いせていただきます。
 最初に、森氏御本人への質疑をさせてください。
 これは、審議上委員会開催中にどうしても御本人からの回答も頂きたいです。何点か御質問しますので、委員会開催中に御本人からの回答を頂けたらと思います。
 まず、就任に向けた考え方についてです
 現在、県政運営においては副知事として様々な調整能力が求められる状況だと思います。そういう中で就任後は知事に対してどのようなスタンスを取っていくのか。また議会との関係においてもどのような調整をしていくおつもりなのかお伺いします。

 2点目、選任についてお伺いします。
 知事からは、相手側の事情により5月議会での提案を見送ったという発言がありました。どのような事情があったのか話せる範囲で教えていただきたいと思います。

 それから、退職後5年間のブランクがありますが、この期間をどのように認識しているのか。

 また、この5年間の中で医師会事務局長として従事されてた時期がありました。その中で、前回の県知事選の際に水面下で独自に政治的に動いたんではないかという声が届いております。事実関係についてお答えできるようでしたら、お答えください。

 また、退職金についてお伺いしたいと思います。
 議場で退職金を受け取ることは問題ないという答弁を当局から頂きましたが、御本人が副知事として退職金を受領するおつもりなのかどうなのか。
 以上4点について御本人からの回答を求めます。

 続いて、当局への質疑を引き続き行います。
 知事が議案質疑の中で、副知事の職は人格が高潔かつ県政全般に通じ重要施策の方向性の定めることのできる能力を有することが必要と答弁をしておりますけども、この要件に森氏はどのように当てはまるのかお伺いします。
 当然、以前県庁で働いてたということでその人となりはいろいろな職員さんが一緒に職場を同じくして体験しておられます。そういう中で非常に評価する声もあれば、その人格も含めて適任かどうかという声も一部耳に入っております。そういうことを含めて、この要件に合うかどうなのかお伺いします。

 次に、役割分担についてお伺いします。
 出野副知事と森氏の役割分担については答弁でお伺いしました。その中で非常に危惧するのは、県民の命に直結する公共であるとか災害対策分野、安心・安全の部分においてはお二人とも専門外であると感じております。県民の命を守ることを最優先するという知事の県政運営の意向にちょっと矛盾するのではないか、ここの危機管理、また災害対策という部分についてどのようにお考えになってるのかお伺いします。

 続いて、難波県理事を含めた人事の妥当性についてお伺いします。
 知事は議案質疑の中で、所管するリニアと熱海の土石流災害関連については難波県理事が事務の総括者と答弁しています。ここにお二人の副知事がどのように関わってくるのか。また答弁ではこのリニア、熱海土石流に関して難波県理事は副知事と同じ権限を持つと発言しており、森氏の選任により副知事が3人体制になるようにうかがえます。
 今回の一連の人事は非常に分かりにくい。今まで副知事だった方が理事に下がってなおも総括的な分野を持つということで、県民から見ると2人ではなく3人体制になったんではないかと。もしそれだったならば、今までどおり難波副知事をそのまま留任した2人体制がなぜできなかったのか、このような体制にする理由を説明を頂きたいと思います。

 最後に、中央省庁出身の登用という観点からお伺いします。
 知事は議案質疑の中で、市と県との在り方の見直しが必要となっている現在、県内の事情に通じている県職員出身者を登用することが最善であるとお答えしています。これまでは県政運営において国との関係が非常に重要であったということで、国との調整役として中央省庁出身者が1人この副知事に就任し、もう1人は県の中の調整、市町との調整という役割分担が明確に分かれていました。
 今回は、2人とも県庁出身という形になります。このようなことがこのまま続いていくのか、これからは中央省庁から登用することを考えていらっしゃらないのか、今回の目的をお聞かせください。
 以上について答弁を求めます。

○縣行政経営局長
 まず、森さんにお聞きする件につきましては確認をいたしまして後ほど回答させていただきます。

○野田委員長
 本日中にということでよろしいですか。

○縣行政経営局長
 はい。御本人に確認の上、回答させていただきます。

 私どもにお尋ね頂いた件につきましてお答えいたします。
 まず初めに、知事の答弁にありました人格高潔という点につきましてでございます。
 森さんの人格等につきましては答弁でも説明させていただきました。一方で、34年にわたりお勤め頂いている中では、確かに携わった方からもいろいろな御意見もあっただろうと思います。
 副知事に登用するに当たりまして、答弁でも申しましたとおり温厚である、飾らない人柄、明朗快活、上司・部下を問わず人望が厚く信頼をしているという向きをまずは評価いたしました。
 加えまして、政策企画部長として県の総合計画、あるいは当時は県と市町の関係、自治の関係も所管するなど大所高所の視点から県政全般の推進に携わった御経験を踏まえまして、森さんが副知事として適任であると知事において判断したものと認識しております。

 2点目、県民の命を守ることを最優先とする知事の県政運営方針と矛盾がないかという御指摘でございます。
 ここも考え方はいろいろあるかと思います。まず公共災害対策部門につきましては、技術部門を統括する立場といたしまして危機管理部長、交通基盤部長には今技術職員を充てているところでございます。また御案内のとおり難波前副知事におきましては、熱海土石流、リニアといった懸案にこれまでどおり総括技術職のお立場から携わっていただくこととしております。
 一方で、このたびの熱海の土石流災害事案で顕在化しておりますのは、法令解釈あるいは県と市の間の規制等の在り方など事務部門の専門性が強く求められているところでございます。こうした点や職員配置とのバランス等々も総合的に判断いたしまして、今回の副知事選任につきましてはこのような手はずでお諮りするところでございます。
 また、副知事の職につきましては県政課題を大所高所から見詰め指導していく力量がまず求められることを踏まえまして、事務、技術といった専門性にとらわれずに任用することは県政運営方針に矛盾するものではないと考えております。

 また、リニアとの関係における難波県理事との役割分担でございますが、難波前副知事が退任して静岡県理事に就任された今日現在までの出野副知事と難波県理事との関係と同様でございます。
 まず、リニア中央新幹線、熱海土石流災害関連業務につきましては土木工学の専門家として難波県理事に庁内外において責任ある立場で職務に当たっていただき、森さんの副知事就任後は先ほど申し上げましたような様々な懸案がございますのでそうしたことも含めまして総合的な対処方針の決定に際し、副知事として関与頂くものと認識しております。
 人件費の増加、費用対効果の関係でございます。
 難波県理事におきましては、2期8年を一定の区切りといたしまして副知事を退任され、申し上げました特定課題につきまして任期を定めて対応する一般職任期付職員の県理事として、これからも御尽力頂くことを期待しております。
 一方で、新型コロナウイルス感染症対策、激甚化いたします災害等への対応をはじめ高度化、複雑化しております行政課題に迅速かつ的確に対応していくためには、部局横断的に施策を展開していく必要を感じております。
 副知事はその要でありまして、今回につきましては副知事2人に加え特定懸案に難波県理事という体制で臨むことが、結果として県民サービスの向上に資するものであると考えております。
 なぜ従前の体制でなかったかという点につきましては、リニアで土木工学の議論から生態系の議論へ広がりを見せつつあること、熱海については当面土木工学的な議論と並行して県と市の在り方、行政としていかがなしていくかという懸案を対象とする上では、こうした体制が最適であると判断したものと認識しております。

 最後に、中央省庁出身者の任用についてでございます。
 今回の任用につきましては、申し上げましたとおり県内事情に通じている県職員経験者を登用することが最善であると判断してお伺いするものでございますが、御指摘のとおり国と県との密接な連携は行政を進めていく上で必要不可欠なものでございます。こちらにいらっしゃいますが、今年度より総務省から石川政策推進担当部長をお迎えするなど、国との人的ネットワークの構築は必要に応じ図っているところでございますし、これからもそうした行政課題の状況を踏まえまして、国省庁からの副知事の任用もあるものと認識しております。

○藤曲委員
 御答弁ありがとうございました。
 1点、意見だけ言わせていただきます。
 難波副知事が任期で辞められて、ただリニアの問題、熱海土石流の問題が大きな問題であるということで静岡県理事として残ったわけですけれども、熱海の土石流もリニアも任期中に解決するなら任期付の理事でその分野だけをやってもらって終わったら理事を退職されることもいいと思うんですが、リニアの問題も熱海の土石流の問題も一、二年、また二、三年で終わることのない非常に重い問題が残っているわけなので、本来ならばそのまま副知事として残って職務を全うするほうが県政全体としても非常にバランスもよかったと思います。この人事についてはどうなのかなという疑問をお話しさせていただいて、意見とさせていただきます。以上です。

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