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委員会会議録

質問文書

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平成30年12月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:12/14/2018
会派名:ふじのくに県議団


○林委員
 それではよろしくお願いします。
 分割質問方式で行います。
 まず、先ほど8番委員からもありましたけれども、県立病院機構の関係であります。
 この第3期中期目標でありますけれども、委員会説明資料にも第2期中期目標の基本的役割を継続しつつ、策定にかかわる考え方と第1級の病院を目指すとあります。これは当然のことだと思いますけれども、その中で特に医師確保の関係も対策に載っています。成果が出ているとありますけれども、医学修学研修資金の貸与事業が成果を上げ245人で急激に伸びているということで、これが一番の要因かなと思います。それ以外に医学生の研修プログラムの中身が魅力ある中身なのかによっても――貸与の問題もそうですけれども――このプログラムの内容によっては融資を受けたいということになると思います。この辺の充実ということもうたわれていますのでね。もう1つがここにもありますけれども臨床研究の充実です。これはリサーチサポートセンターの活用ということでありますけれども、臨床研究の充実強化も医師確保の要因になっていると。この3つだと思います。今言った3つの要因、特にプログラムはかなりの中身になっていますけれども、この臨床研究の充実を強化することによって医師が静岡県で働きたいという間接的な要因になってくるかなということでありますけれども、この辺について鶴田県理事にお伺いしたいと思います。

 それから、2点目の総合計画の部分であります。
 平成30年度静岡県の新ビジョン富国有徳の美しい“ふじのくに”の人づくり・富づくり評価書案の101ページに――生活困窮者という言葉が私は好きじゃないもんですから――子供の学習支援計画ということで載っています。この中では、学習支援について経済的な環境、家庭環境ということもありますけれども、今は子供たちが学習する機会が阻害されることなく全ての子供たちが将来に夢や希望を持って自立心が育成される環境整備が求められるということで、今支援制度をやっておりますね。この支援制度の中では特に各市町の部分で見ると学習支援そのものについては通所、それから合宿も伸びているんですね。これは大変結構だと思います。市町によってはまだまだこれについては提携されていないというのはありますけれども、この実施市町が伸びていない要因は具体的にはどうなのかなと。活動指標の目標値として全市町が実施しているかどうかとありますけれども、この辺についての原因がどうなのか。まだ取り組んでいない市町については今それを進めているということで、今言った通所とか合宿という状況も踏まえて学習支援を実施してもらうということなんですけれども、これについてお伺いします。
 それから目標値を定めてありますけれども、全市町がそろってできることについての県の今後の取り組みについてお伺いします。以上です。

○鶴田県理事(医療衛生担当)兼がんセンター医監
 臨床研修医が多いということでよろしいですか。基本的にそこの病院で臨床をやろうとしたときに、その研修内容がすぐれている、もしくはそこに行けば力がつくといったことが一つ大きな選択の理由ではあります。あとそこに教育に熱心な人がいるとか、指導医に恵まれるとかそういう観点で多くの研修医は場所を選びます。あと研修環境というか、ほかの福利厚生的な部分とかいろいろあると思うんですが、一番多いのはやはりそこに行ったら勉強ができる、技術が身につく、優秀な指導者がいる、そういうところが大きな理由だと思います。

○桑原地域福祉課長
 2番目の質問で、生活困窮世帯の学習支援事業の実施市町数が伸びていない要因と今後の取り組みについてお答えします。
 生活困窮世帯への学習支援事業の実施主体としては、12町については県が実施主体となっておりまして、23市については各市が実施主体となっております。
 町の部分は県が既にやっておりまして、各市の中でも今16市が実施しておりまして、未実施が7市残っているのが現状でございます。要因といたしましては、幾つか聞いていますけれども、1つは生活困窮世帯の子供の学習支援で、少し家族とかお子さんへのプライバシー等に配慮して対応を検討中である、あるいは広い市域がありますので、そういったところの対象の児童の方の送迎手段などについて少しまだ検討中でまだ実施に至っていない市が今7つある状態です。
 県といたしましては、今でもやっていますが、今後全市町を対象とした学習支援セミナーといった形で研修事業を行いまして、先進事例の紹介でありますとか既に県あるいはほかの市がやっている取り組みを情報提供して未実施の市に対して実施を働きかけていき、各児童に均等に機会を与えていきたいと考えております。

○林委員
 ありがとうございました。
 先ほど鶴田県理事からお話がございましたけれども、こども病院を含めて静岡県立病院機構には指導者として優秀な先生方がかなり多いと聞き及んでおります。もちろん貸与という部分はありますけれども、研修生としてはプログラムの中身をを選んでということで、そういう意味では優秀な先生方がいるということですから、ここはぜひそういうものを大いに発揮していただいて、さらに医学部を卒業した皆さんが静岡県に行ってみようと、勉強してみようということで、それに加えて貸与事業に魅力があるということになってくると思います。そういう部分から医師確保はかなり見込めるということであります。その中で人口10万人当たりの医師数とよく言われますが、静岡県はかなり伸びてと言っても残念ながらかなり下位の状況にいるということであります。この辺はいろいろ要因はありますけれども、医師確保も含めてこの貸与の部分は内定する皆さんの審査をするわけです。予算との関係もありますが、これは今のところ非常にいい効果が出ていますので、ぜひ引き続き当局としても取り組みをしっかりして、予算をとってやっていただくことが望ましいかなということでお願いしておきます。

 それから、貧困家庭の部分でありますけれども、あと7市が残っているということであります。それぞれ取り組みの問題もあろうかと思います。特に7市で、一律で何か取り組めない共通部分があるのかどうか。それぞれの市の考え方もあると思うんですけれども、この辺をもう一度確認の意味でお願いしたいと思います。

○桑原地域福祉課長
 地域がいろいろ分かれておりまして共通した課題ではなくて、各地域の地域性、それから市の取り組み、どうしても市の予算も必要になってきますのでそういった部分で今まだ検討している市が残っている状況でございます。

○林委員
 早目に実施できるように、ぜひとも御努力をよろしくお願いします。

 次の質問になります。
 がんセンター局にお伺いをいたします。
 最近少し下火になりましたけれども、障害を持つ職員数の水増し状況であります。これは病院も含めてありましたけれども、がんセンターは業務の特殊性というか、通常の病院とかなり業務内容が違っていると。それだけ重要な部分でありますけれども、そういう面では障害を持つ方の雇用はなかなか難しい要因もあります。例えば知的障害を持つ方、あるいは身体障害については比較的間接する部門でも当然できるわけです。また精神障害の方、もろもろの障害を持つ方について、がんセンターの中で今後できるだけ職種によっては、例えばここなら知的障害でもできそうだと、あるいはここは精神障害、これも度合いがありますので全て一律じゃなく重症の方はいます。必ずしも一概には言えませんけれども、ここはこの人にやってもらうことができそうだということをやっぱり分析しながらふやしていっていただきたいということがあります。この辺についての状況をお願いします。

○池谷がんセンター事務局長
 9番委員がおっしゃられたとおり、病院業務はまず身体的な負担がある仕事が多いということ。患者さんを扱うという観点ですけれどもそういったところ。それから専門的な技能や免許が必要なことが多いですけれども、実際私どものところでは特殊技能が求められず障害の状況に応じて弾力的で時間的な運用ができる非常勤の事務職を中心に採用をしております。障害のある方ですので午前8時半から午後4時45分ということもなかなかそのとおりにいかない方もいらっしゃいます。
 実際事務補助の業務が多いんですけれども、一部病理診断の検査助手とか医療ソーシャルワーカーといった専門的な仕事についている方もいらっしゃいます。採用している方の障害の程度も1級、2級といった重い肢体不自由の方、それから精神障害者手帳を持っている方もいらっしゃいます。こういった方々を合わせると10月31日現在において法定の必要雇用数である20人を達成している状態にあります。今後もそれは維持していきたいと考えております。

○林委員
 人数的に20人を達成していることはそのとおりだと思います。これからもぜひいろんな障害を持つ方を採用できるような部署を研究していただいて、知的障害とか身体障害、精神障害あるいはもろもろの障害者、それぞれ十人十色全部違いますので、それぞれに合ったものとしてやっぱり1人でも2人でも多く、その人の生き方にもよるものですから、採用していただくというお願いをさせていただいて質問を終わります。以上です。

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