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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 和子 議員
質疑・質問日:03/10/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伊藤委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 産業委員会提出資料5ページのふじさん工業用水に関する条例改正の料金改定についてお伺いさせていただきます。
 企業局では、富士川工業用水道と東駿河湾工業用水道を統合して事業運営の効率化を図ると、そして経営基盤の強化のため本会議において条例を改正し料金改定を実施することとしております。
 このような中で、富士地区の工業用水ユーザーには製紙関連の事業者が数多くいらっしゃるとお聞きしております。原油等価格の高騰、物流費の上昇、円安の進行等を理由に大手製紙会社から印刷・情報紙、家庭紙の値上げが相次いで発表されています。製紙関連以外の製造業におきましても石油、天然ガスの値上がりに伴って電力費が高騰して企業の経営を圧迫しているとのことでございます。
 これまで企業局では、電力の調達方法を工夫することでコスト削減を実施してきたわけです。ですけれども電力費が高騰している中で取水ポンプや送水ポンプに多くの電力を使用するふじさん工業用水道事業の今後の経営は本当に厳しい状況になるのではないかなと思われます。
 こうした状況の中で、両工業用水道を統合したふじさん工業用水道におきましては料金改定により3億3700万円の収益増を図ることとしておりますけれども、ユーザーにとりましてはその負担は少なくないと思われます。
 そこで、ユーザーごとの負担を見た場合どの程度の負担増となるのかお伺いしたいと思います。

○内藤経営課長
 今回の料金改定では、契約水量の減量も併せてやっている関係で、東駿河湾工業用水では96事業者ある中で88事業者の料金が上がり、そのほかは下がります。富士川工水では10事業者中9事業者が料金が上がり、1者が下がります。
 事業者ごとの負担を見ると様々でして、900万円負担が減る事業者もいれば2000万円以上負担が増える事業者もいる状況です。2000万円増えるようなところは契約水量が非常に多い事業者であり、大部分の事業者は500万円未満の負担増となっております。負担の増加率で言いますと、全事業者平均で13.5%の負担増となっております。

○伊藤委員
 料金改定によるユーザー負担の御説明をしていただきましてありがとうございます。
 今回の料金の改定は、ほかの工業用水と比較してどの程度のものなのか、ほかの工業用水の料金改定の見込みがあれば併せてお伺いしたいと思います。

○内藤経営課長
 ほかの工業用水との比較ですけれども、今回料金改定で旧東駿河湾工業用水につきましては1立方メートル当たり21.6円、旧富士川工業用水は同じく12.4円であります。ほかの工業用水の料金単価は柿田川工水が10円、静清工水が20円、中遠工水が44円、西遠工水が32円、湖西工水が32円でありますことから、今回の2工水はどちらかといえば安いほうであると感じております。
 ただ、工業用水の料金は水源の条件や施設の規模、水質の違い、浄水処理の有無などによって原価が大きく異なることから、単純に料金単価を比較することはできません。
 企業局といたしましては、事業者の負担が非常に大きいと認識しており、それぞれの工業用水において引上げ幅を最小限にするために引き続き建設事業費と運営コストの削減努力を継続的に行ってまいります。
 それから、ほかの工業用水の料金改定の予定ですけれども、全ての工業用水についておおむね5年ごとに見直しを行っていくこととしており、必要に応じて事業者の皆様の理解を得ながら行っていく方針でございます。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 今回の料金改定は、ユーザーの方々に御丁寧に説明されて同意を得たと思っております。今後の料金改定につきましても、ぜひ御丁寧な説明をしていただいて御理解を求めていただきますよう要望を申し上げます。

 2点目の質問に移らせていただきます。
 説明資料の11ページになります。
 工業用地等開発可能性調査費補助金についてお伺いさせていただきます。
 6月議会の産業委員会におきましても、この助成及び技術支援の実施について地元森町への活用、そして12月議会では令和4年度の要望調査の状況、それから基本調査実施に向けた見通しについて質問させていただきました。
 基本調査実施に向けた見通しにつきましては、当局側から4市町6地区について補助金の活用要望が上がっていることについて御答弁がございました。今回の報告によると令和4年度は正式に4市町から補助金の活用要望を受けているとのことです。
 一方で、今年度の基本調査の件数は湖西市の1地区のみであります。さらに私が承知しているところでは令和2年度は2町2地区で実施されていると思います。
 今回、前年度、前々年度と比較して大きく件数が増えておりますが、件数が増えた理由について企業局ではどのように考えていらっしゃるのかお伺いさせていただきます。

○福石地域整備課長
 企業局では、今年度富士山麓フロンティアパーク小山や藤枝高田工業団地の事例を引き合いに工業団地整備によって大きな経済波及効果が生まれること、アフターコロナにおいて企業誘致を成功させるためには今から準備する必要があることを市町に対してあらゆる機会を通じて広報を行ってまいりました。
 こうした取組とともに、最近一部の製造業や物流業などに見られる投資意欲の回復基調との相乗効果によって要望が増えたのではないかと考えております。

○伊藤委員
 短い御答弁でございましたけれども、よく分かりました。
 先月26日の静岡新聞西部版に、私の地元森町が発表いたしました2022年度予算の概要が掲載されておりました。この内容を見ますと、次代を展開するチャレンジ予算として掲げる柱の1つの中に開発可能性調査費で約2400万円を盛り込んでおります。工業専用地域の拡大利用や工業団地の整備について検討することとしており、今後企業誘致を積極的に推進していきたいとの方針が示されたのではないかと思っております。
 これまで、産業委員会におきまして当局側から森町とも開発に向けた意見交換を行っていると御答弁がございましたけれども、今回配付された資料によると来年度の補助金の活用について森町からも要望が上がっているとのことです。今後企業局として町と連携した事業化の可能性を検討していくものと思っております。
 現時点の森町との協議の状況、要望されている地区について企業局はどのようにお考えになっていらっしゃるのかお伺いさせていただきます。

○福石地域整備課長
 協議の状況については、森町は新東名高速道路とのアクセスが良好ですので地の利を生かした企業誘致の積極的な推進に向け、今年度庁内においてプロジェクトチームを立ち上げ、新規の工業用地整備に関する検討を進めており、企業局ではこうした町の動きに呼応し技術的な支援に加えて率直な意見交換を続けております。
 その中で、要望地区における企業局の考えについてですけれども、要望地区は過去に企業局が造成し分譲した工業用地に近接しており、周辺には既に製造業や物流業の企業が立地していること、さらには高速道路からのアクセスが良好であることから企業誘致における優位性があるものと考えております。
 今後、森町が行う開発可能性調査などにおいて一緒に課題の洗い出しを行い、事業化に向けた具体的な検討が円滑に進みますよう、森町の意向も最大限踏まえながら引き続き調査検討を進めてまいりたいと考えております。

○伊藤委員
 ありがとうございます。
 今後につきましては、町と連携していただき具体的に進むように積極的に推進していただきますよう御要望としてお願い申し上げます。以上でございます。

○田内委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は15時とします。

( 休 憩 )

○田内委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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