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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年11月(閉会中)厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐地 茂人 議員
質疑・質問日:11/09/2021
会派名:自民改革会議


○佐地委員
一問一答方式でお願いします。
まずお話が出てきた背景ですが、6月定例会では静岡県総合健康センターについては今後市とも相談して現段階では廃止というイメージでいましたが、今回このような説明が出てきたわけです。この間に御承知のとおり川勝知事から我々議会を通さず静岡県総合健康センターに感染症専門施設のようなものをつくるという発言があり、議会軽視な部分は否めないと思っております。その点について、石田健康福祉部長もしくは担当部局でどのようにお考えなのかまず伺いたい。

○石田健康福祉部長
確かに、6月定例会の時点で健康福祉部で方針が固まっておりませんでしたので検討中という御答弁を差し上げたところです。
一方、川勝知事から三島市に設置するという御発言があったことは承知しておりますし、それについて我々はまだ検討が完全ではなかったため発表する段階ではなかったと思っておりました。川勝知事は川勝知事のお考えで御発言されたものと思っており、私どもの考えている発言のタイミングと川勝知事が発言するタイミングがあろうかと思います。
我々は、現在検討しているものについて審査委員会や議会に御説明させていただきたいと思っておりますので、本日も現在の検討段階について御説明させていただいているところです。

○佐地委員
御答弁頂いた中で2つ質問します。
1点目は、6月定例会では検討中という石田健康福祉部長の御答弁ですが、財産処理することを厚生委員会の中で報告したものに対して当然検討中に変わることは普通ないことですが、その点についてどうなのか。

もう1つ、川勝知事のお考えでという御答弁があったのですが、それでは今回の話は川勝知事から出たのか、それとも健康福祉部内の検討で出たのかどちらですか。

○青山感染症対策局長
6月定例会、また9月定例会の厚生委員会においても、静岡県総合健康センターの活用については検討中という形で御報告させていただいたところです。
現在の健康づくりをメインとした目的は社会健康医学大学院大学に機能を徐々に移転したため終了した形となりました。
ただ、検討中という意味は築年数が耐用年数からいくと約半分程度でかなり浅いこともあり、総合健康センターとしての機能は終了しますけれども財産的な価値についてはどういう形で利用できるのかも含めています。

今回の新型コロナ対応を考えていく中で、県病院協会様をはじめとする関係団体から感染症の専門病院ないしは専門施設の設置の要望を頂いていたこともあり、先ほど石田健康福祉部長が説明したとおり10年後を見据えた形の組織体制を整えくためには一定程度の拠点を必要とする判断をした中で、今回未利用となる予定の静岡県総合健康センターを上手く活用できればよいのではないかと健康福祉部の考えを川勝知事にも協議してきたところです。

○佐地委員
今まで、県病院協会しかり我が会派や他会派からも要望が出てると思います。今後のパンデミックとの関係で感染症専門病院が必要だというイメージでいましたが、今回御提案頂いてる内容は実に中途半端で機能といった点では感染症対策を的確にやっていく内容には見えませんでした。
短期中期の備品を置く場所や感染症専門医等の育成をしていく場所がほしいわけではないのですが、我々と健康福祉部の解釈が違うのか教えて欲しいです。

○青山感染症対策局長
厚生委員会資料2ページの最上段の体制(案)を御覧ください。
その中で、3つ目のパンデミック型の感染症に備えた医療ネットワークの構築が1つのポイントでして、県が新たに病床を持つことは有事の際には必要ですけれども、平時の際には相当なコストと医師、看護師等々の必要な人員を常に持たなければならないことを考えますと新たな病院を設けることはかなり厳しい状態です。
そのような中で、課題とする病床、専門病院的なものをどう確保するのかは、現在県内にあります主要な病院等を感染症拠点病院的な位置づけとして例えば各医療圏に1か所ずつつくり、パンデミック型の感染症が起きたときにスムーズに病床確保ができる体制を時間をかけてでもつくっていくことが必要ではないかと考えております。
今回の説明資料におきましては、少々言葉足らずになっており医療的な側面が少ない情報となっておりますが、パンデミック型の感染症に備えた医療ネットワークの構築という観点でそのような体制をつくれたらということで、事務方としては今後専門家の御意見も伺いながら体制を整え感染症の専門病院ないしは指定病院的なものをつくっていきたいと考えているところです。

○佐地委員
最後に青山感染症対策局長が感染症専門病院的なものと答弁されましたれども、説明資料に書いてあるものは感染症専門病院的なものではないと思っています。
そこは意見の相違かもしれないんですが、例えば有事の際に体育館を使う場合すぐに使えるように空調関係はもちろん重篤な患者に対してベッドが用意できて医療機器を活用できるように対応するのが有事の際の活用方法だと思います。平時は平時の活用の仕方を考えていけばいいと思いますが、ここはこれからしっかり審議して具体的にしていく必要があると感じています。

質問を続けますが、説明資料2ページに中核組織の機能(案)と書いてあります。まず本庁にある感染症対策の中核となる課が静岡県総合健康センターに移動して活用する考えなのか伺います。

○青山感染症対策局長
三島市の静岡県総合健康センターを活用する前提に立ちますと、三島市の総合健康センターに中核組織を設置した方が望ましいと考えています。

○佐地委員
分かりました。
設備費用は一時的なものなので、必要性のあるものはちゃんとやっていけばいいと思ってるのですが、例えば平時の利活用も含めて維持していく場合に当然維持経費がかかると思います。
年間どの程度の維持費がかかると見積もっているのか教えてください。

○青山感染症対策局長
施設については、説明資料3ページに平時で活用する場合の課題を挙げており、6番委員御指摘のとおり研修機能がメインになりますので建物全館を使用するわけではないことを考えますと、平時においては一般県民の利用に供している機能を継続することが可能か検討しなくてはならないところです。
現在、静岡県総合健康センターは指定管理料として7700万円ほどの予算を計上しています。実際には指定管理料は利用料金を差し引いておりますので、管理経費は7700万円に500万円から800万円ほどの利用料金収入や自主事業収入を足した8200万円から8000万円台後半の経費費がかかっています。
現実には新しい利用形態での管理経費は算出しておりませんが、おおむねこれを目安に管理運営費を見込んでいます。

○佐地委員
分かりました。
最後に、説明資料3ページの今後のスケジュールで令和4年度の国への春要望で提言していきたいとのことです。
国費であったり、他県との連携も出てくるのか分かりませんが、内容としては国レベルの要望に見受けられないけれども国への春要望はどの程度を考えているのか教えてください。

○青山感染症対策局長
国への春要望は医療ネットワークの関係で提言したいと思います。
現在、国では感染症指定病院の制度がありまして県内でも10病院ほどが指定されています。先ほど申しましたとおり、パンデミック型の感染症等が発生した時に即座に相当数の病床が必要になることが現実として起こりましたので、うまく対応できるような新しい感染症に関わる病院の体系を国に提言したいと思っております。
例えばがん拠点病院等の1医療圏に1拠点病院、中央としてがんセンターがあり、国の補助制度で毎年拠点病院を中心に研修を実施するなど運営費の助成制度を設けてもらうことなどの制度要望を国に対して上げていきたいと考えています。

○佐地委員
分かりました。
国の指定病院として、国費を頂く形で考えればハードルは高くなると思います。この内容で通るかどうかは分かりませんが、特定病院としての指定ということで練りに練った形で進めていくのであれば、国に対しての要望はやってかなきゃいけないと思っていますので、順次計画を議会にお話頂きながら今後の動向を見守りたいと思います。

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