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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 澄美 議員
質疑・質問日:12/15/2022
会派名:自民改革会議


○鈴木(澄)委員
 分割質問方式で3つお願いします。
 最初に、電力デマンドレスポンスの取組拡大であります。先ほど5番委員からも質問がありましたが、成果と今後の対応についてお聞きしたいです。
 まず、中島浄水場の令和2年度以降令和5年度までの報酬額の見込み数字。その下の蒲原取水場と富士川浄水場の関係を聞いておりますと、中島浄水場は横ばいかあるいは令和5年度は落ち込んでいる状況があります。蒲原取水場等はむしろ上昇ぎみとの予想なんですが、どのような根拠でこういう動きになっているのかをお聞きしたい。

 あわせてですが、今後はほかの施設も実施可能かどうかを検討されるとのことですけれども、今後どのように導入するか、何か基になるようなデータについてお聞きしたいです。

○青山水道企画課長
 まず、電力デマンドレスポンスの報酬額の推移についてお答えいたします。電力デマンドレスポンスにつきましては、各電気事業者によっていろいろなメニューがありまして報酬額も異なります。そのため企業局職員が情報収集いたしまして、その年度ごとでできるだけ報酬が高いメニューを選んで契約している状況でございます。
 まず、そのうち中島浄水場の令和4年度、5年度が若干減少傾向であるケースですけれども、まず令和4年度につきましてはおおむね令和3年度並みに報酬を頂ける見込みですけれどもまだ全て固まっていないものですから概算で100万円と記載しております。それから令和5年度に若干落ちる見込みと記載してございますけれども、中島浄水場につきましては令和2年度から令和4年度までの3か年の継続契約の関係で報酬額が高い状況でございましたけれども、令和5年度につきましては各事業者が単年度契約のメニューを持っており長期の継続契約を締結していただける事業者がいないことから報酬が若干低くなる見込みでございます。
 それから、蒲原取水場等は報酬が上がっているんですけれども、表の上の文章に記載のとおり電力を大きくしたり対応時間を拡大したりして報酬を上げる方向で検討しています。

 今後の検討段階でその対応時間と対応する電力について過去の実績あるいは調査を踏まえてある程度試運転をしながら、できる範囲を検討していくことを考えております。

○鈴木(澄)委員
 ちょっと複雑なようなので、デマンドレスポンスを適用していくためには例えば設備投資が必要なのかあるいは運用だけで済むものなのかどうか。導入していこうとしたときにいろんなメニューがあって混乱してしまうことになるのかどうか。お話を聞いていてその辺が不安だったんですけれども、どうなんでしょうか。

○青山水道企画課長
 まず、デマンドレスポンスを実施するに当たって新たな設備投資等が必要なのかどうかに関しては、基本的に運用のやり方のみでございますので、職員と委託業者等のしっかりしたマニュアルができていれば問題ないと思っております。
 それから複雑だという御指摘につきましては、先ほど来年度は単年度契約だけとお話をさせていただいたんですけれども、令和6年度からは経済産業省が新たなスキームを考えておりまして、個々に業者と契約する形ではなく調整する業者を一まとめにした容量市場という制度を創設しその中で調整していくことになるものですから、メニューとしてはもう少し簡単というか分かりやすくなるのではないかと考えております。

○鈴木(澄)委員
 まだトライアルの段階だなという感じなのでこれ以上は質問しませんけれども、社会情勢からして必要なことだと思いますので、ぜひともよろしくお願いします。

 2番目の質問をします。先ほど小野田企業局長から説明がありましたが、富士大淵工業団地の件であります。
 一通り現状説明がありまして今後は県として富士市に協力していくということで、当初に聞いていた12社くらいが手を挙げたと。しかし6社で決まったと公の資料はそこで終わっているんです。その後に出てきた資料が先ほど説明があったように2社が辞退したとのことなんですが契約上これがどうなっているか、県の及ぶところかどうかは分からないですけれども、課題はどうなっているのか分かれば教えていただきたいなと思います。
 それから、県として富士市にどんな協力の仕方をしていくのか。この工業団地の整備では一通り県の関与は明確になっていると思いますから説明をお願いします。

○福石地域整備課長
 今回用地を既に富士市に引き渡しておりますので、本事業については完結、完了となります。ただ私どもが聞いているのは、市としてはこれから空きが出た2社について1年ぐらいの期間をかけて公募をかけていくと。12社のうち6社が決定したので募集から漏れた企業にも声をかけることは承知しておりますけれども、あえて1年の期間を設けて公募して周知をかけていくということであります。
 企業局といたしましても、多くの企業の皆様にここをまた売り出していることに関心を持っていただく必要があると考えておりまして、企業局次長をトップとする部局横断組織の国内産業振興プロジェクトチームがございますので、まず富士市と連携して広報において全面的に協力していきたいと考えております。

○鈴木(澄)委員
 従来のように売れ残りという話ではなくて、ここは12社も集まった非常に評価の高いところなものですから、広報活動をやっていく上でも今の社会情勢の中で物価高騰とか資材が上がってということも含めた中で、土地そのものに問題があるというよりはプラントを建てるときの課題も含めてうまく伝えていかないと何となく不動産はいやらしい判断がされることがあるのでぜひとも御配慮頂きたいと思っています。

 最後の質問になります。静岡県の新ビジョン評価書案の38ページであります。
 ふじさん工業用水道として事業統合し、新ポンプ場の建設用地取得を進めているとのことですが、この状況についてお聞きします。

○青山水道企画課長
 新ポンプ場の建設につきましては、令和11年度の稼働に向けて現在事業を進めているところでございます。
 このうち、測量業務につきましては既に終了して現在用地買収に向け具体的に地権者と調整しているところで、目標では今年度内の用地買収の完了を目指しております。
 それから、並行して設計業務も進めております。今年度に基本設計、来年度から詳細設計と今のところ順調に進めているところでございます。

○鈴木(澄)委員
 青山水道企画課長に確認します。統廃合した理由と背景がしっかりしていて理解したつもりなんですけれども、系統が同じ名前になったのではなく効率的に統廃合を進めるために新ポンプ場も適切な場所に適切な施設を入れると思うんですが、説明を頂きたいです。

○青山水道企画課長
 ふじさん工水、いわゆる旧富士川工水、旧東駿河湾工水の統合につきましては新ポンプ場を整備することによりその水を旧東駿河湾工水、具体的には厚原浄水場に運ぶことができます。
 芝川から持ってくる水を海面近くにある富士川浄水場に持っていくには、高いところにポンプ場を造って位置エネルギーを最大限利用するといいますか、低いところから高いところにたくさん上げるのではなくより高いところから水を得ることで電力量が非常に減ることを目指しております。
 それから、芝川のきれいな水をたくさん使いますので、薬品費用の節減でありますとか浄水発生土――浄水した後に出る産業廃棄物の量を減らすことができるので、非常に有効であると考えております。
 そのため、新ポンプ場の建設につきましては、先ほど申し上げましたとおり令和11年度からの稼働を目指しておりますけれども、そこまで待っているのでは削減効果が得られない、得るのが遅くなるということで令和6年度からまず芝川の水をポンプ場なしでも富士川浄水場に持っていけるように施設の改造を進めておるところです。
 それによっていわゆる日軽金の放水路から持ってくる若干濁った水が少なくなるので、電気量の節減はそれほどないかもしれませんけれども浄水費用の削減には十分寄与するのではないかと思っております。

○鈴木(澄)委員
 ここの文言だけではきめ細やかないろんな対応を取っている取組が見えなかったので質問しました。よろしくお願いします。

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