本会議会議録


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令和6年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:坪内 秀樹 議員
質疑・質問日:12/13/2024
会派名:自民改革会議


○坪内委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず、第151号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」についてお伺いします。
 本条例については、マイナンバーカードと運転免許証の一体化に関する法改正のほか、原則3年に1回の見直しにより国が示す標準額の改定に基づいて県の条例を改正するものだと思いますが、前回の見直しは新型コロナウイルス感染症の影響で見送ったため6年ぶりの改正になると承知しており、そのため大きな改正になると思っております。
 マイナンバーカードと運転免許証の一体化について、マイナンバーカードに記録される具体的な運転免許情報はどのようなものになるのか。またマイナ免許証に記録された情報を確認する場合、特に警察官は業務で免許情報を確認する機会が非常に多いと思いますが、その手段についてお伺いします。

○大村運転免許課長
 マイナ免許証に記載される免許情報は、現在お持ちの運転免許証の券面に記載された情報とおおむね同じであります。マイナ免許証の住所、氏名、生年月日等はカードの券面に記載されておりますので除かれております。
 代表的な情報としましては、免許証番号、有効期限、免許の種別、免許の条件、顔写真といった情報が入っています。
 続きまして、マイナ免許証の記録情報を確認する手段であります。
 警察官がマイナ免許証の記録内容を確認する方法としまして、現在地域警察官が警ら等に所持しておりますスマートフォン型の端末でICチップを読み取りその内容を確認することとなっております。
 マイナ免許証をお持ちの一般の方が記録されている情報を確認する手段としましては、御自身のスマートフォン等にマイナポータルが取り込まれていればそのマイナポータル、また警察庁が現在開発しておりますアプリを活用してマイナ免許証を読み取り、暗証番号を入力することによって確認できるようになっています。

○坪内委員
 免許証の保有方法も多様化しオンライン講習なども開始され、この改正は県民への影響が大きいと思います。しっかりと準備を進め今後も県民の利便性向上、負担軽減に向けて必要な取組をしっかりと行っていただきたいと思います。

 次に、第149号議案「静岡県地方警察職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」についてお伺いします。
 今回の改正は、人事委員会勧告に基づく警察職員の給与改定と承知しておりますが、改定の対象職員数と警察全体の影響額をお伺いします。

○戸塚警務課長
 対象となる警察職員は、非常勤職員を含む全職員で約7,300人でございます。
 今回の改正に伴う警察全体の人件費への影響額は、令和6年度の給料月額、子に係る扶養手当及び期末・勤勉手当の年間支給割合を引き上げることに伴い20億9800万円の増額となります。なお職員1人当たりの影響額は年間約29万円でございます。

○坪内委員
 今回の改正では、若年層に重点を置いた引上げともお伺いしております。
 若年層とは何歳までを指しているのか、また若年層に重点を置く理由についてお伺いします。

○戸塚警務課長
 いずれも人事委員会勧告に基づくものでございます。若年層の対象年齢はおおむね30代半ばまでの職員で約300人を対象としております。
 若年層に重点を置く理由でございますけれども、コロナが落ち着き民間企業の採用活動が持ち直した令和5年度以降、採用試験の受験者数が顕著に減少し人材確保が喫緊の課題となっておりますことから、公民格差が大きい若年層について民間における初任給の動向を踏まえ引き上げることとしたものであります。

○坪内委員
 確かに組織は若い人たちが入ってこないと運営できないと思います。私の子供の頃はなりたい職業は何ですかと聞くと警察官だと言う時代だったと記憶しており、私もそのような絵を描いた思い出があります。
 給与も含めて環境も整備して、警察官になりたいと思う人を増やしていただくように努力していただきたいと思います。
 安心・安全のため貴い仕事をしていただいている警察官の皆様方は、年末年始は慌ただしい時期になり大変お忙しくなると思いますけれども、健康に留意していただいて一生懸命お仕事に励んでいただきますようによろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。

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