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委員会会議録
質問文書
令和５年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 和田 篤夫 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/31/2023 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○和田委員
一問一答方式で１問質問させてもらいます。
主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書49ページ(5)に災害救助服等の整備があります。熱海市伊豆山土石流災害の反省を踏まえていろいろ効率的に活動できる環境を整備したと書かれております。
そこで、土石流災害の現場に入った警察官が、どういうことが大変だったのか。またそれを踏まえて装備品をどのように整備したのかまずお伺いします。
○内田緊急事態対策課長
熱海市伊豆山土石流災害の際には、従来の綿やポリエステルなどの薄い生地である出動服を着用していたことから、大量の土砂に加え釘、ガラス片などの鋭利な廃材の撤去作業で一部隊員がけがを負うことがありました。そこで隊員の安全を確保するために災害救助服及びヘルメットを作成し、土石流など水を含んだ土砂の中で活動するための胴付長靴も併せて整備しました。
災害警備服はアラミドと呼ばれる熱、摩擦に強い人工繊維を使用し、体にフィットさせ狭い場所でも伏せる、かがむなどの活動が容易になり、上着前後には反射材を付け夜間でも活動の安全が確保できるなどの特徴があります。実際の現場で使用している隊員からも軽量で通気性が良いとの感想が寄せられています。
胴付長靴につきましても、分厚い生地と鉄板による踏み抜き防止等により隊員の安全が確保できるなどの特徴を持っております。
○和田委員
今の御説明を聞いてちょっと驚いたんですよ。ようやくそうなったかと。
私は元自衛官だったので災害現場には結構入っているんですが、現場に入れば当然鉄やガラスなどがいくらでも埋まっていますから、けがをすることは当然想定されますよね。静岡県警として装備していなかったこと自体にびっくりしています。県警独自で救助服を作り大変良いことだと思いますが、数を102着作ったとなっています。102着で本当に大丈夫って思うんです。取りあえず102着を何とか準備したという認識でよろしいですか。
○内田緊急事態対策課長
災害救助服につきましては、令和８年度までの５か年計画で510セットを整備する予定であります。これによって県機動隊、管区機動隊、また方面機動隊などの必要な部隊に行き渡ると考えております。
○和田委員
自衛隊と違って、警察の場合は災害があっても取りあえず治安維持体制を保持しながらまずは機動隊を派遣するのでしょうが、令和８年までに500着ですからちょっと時間がかかるのかな。こういうものほど予備の予算を投入してでも早く準備しておくべきだと思っています。令和８年度までとの御答弁でしたけれども、予算獲得のためにもう少し強く議員さんが頑張ってくれと依頼されたら、私頑張ろうと思うんですが、いかがでしょうか。
○木内委員長
３番委員に申し上げます。答弁の趣旨ではないと思いますので、意見として申し上げてください。
○和田委員
答えようがないですね。失礼しました。私の思いをついつい言ってしまいました。
こういう現場に出たときに、本当に何が大事かというと皆さんがけがをしないことです。作業で疲れるのは仕方ないですが、けがをしたり体が濡れて体力が落ちて本来の救助活動に影響が出ることが実は一番問題なんですね。そのためにしっかりとした装備をし訓練することが大事であって、準備するのは警察の職務執行の基本中の基本だと私は思いますので、どうか皆さん遠慮せずにどしどし言ってもらいたいと思います。
ところで、この災害救助服は静岡県警でいろいろ工夫して作らせたということでよろしいですか。それとも全国統一の基準があるんですか。そこをお聞きしたいです。
○内田緊急事態対策課長
この災害警備服につきましては、静岡県警独自でしっかりと整備させていただいた服になります。
○和田委員
いろいろ工夫されて作ったと思うんですが、県警で全国の警察の服をしっかり実証して、ほかの県警にもこれは絶対静岡県警のものがいいと、お互いに連携すればさらに良いものができると私は思いますので、その辺も考慮して今後改善していただけたらと思います。大変ですが頑張っていただきたいと思います。私からは以上です。
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