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委員会会議録

質問文書

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令和4年5月臨時会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 淳 議員
質疑・質問日:05/20/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


〇杉山(淳)委員
 それでは一問一答方式でお願いいたします。
 厚生委員会資料別冊1ページ、子育て世帯生活支援特別給付金について独り親が大前提でよろしいんでしょうか。例えば病気等で主たる生計者が休んでいて収入が少ない御家庭は対象外でしょうか。

〇河本こども家庭課長
 この独り親世帯に対する特別給付につきましては、児童扶養手当の受給者が対象となりますので基本的に独り親になります。ただし何らかの事情で配偶者が1年以上刑務所等に行っている場合等につきましては、児童扶養手当の支給対象になりますので対象となっております。

〇杉山(淳)委員
 もう少し質問を変えます。
 @は分かりましたけれども、Bの家計が急変し直近の収入がというところも独り親が大原則で、刑務所に入っている以外は、例えば病気で働けないとか片一方の収入が著しくないような家庭は対象外でいいんですよね。確認です。

〇河本こども家庭課長
 独り親が対象になります。

〇高橋こども未来局長
 県では独り親家庭への特別給付金に要する経費として予算計上させていただいておりますが、国全体の子育て世帯の低所得者という大きなくくりでは、2人親世帯については各市町が同じ金額の5万円を給付する制度になっております。

〇杉山(淳)委員
 まだ分からない点があるので、後日聞かせていただきたいと思います。

 次に行きます。
 説明資料別冊3ページの生活福祉資金貸付推進事業費助成について、今回申請受付期間を延長するとのことですが、下の参考にある緊急小口資金の特例貸付けと総合支援資金の特例貸付けの制度を知らないとその延長だけ知ってても分からないので、この緊急小口資金は1回こっきりの制度なのか、それとも繰り返し貸し出せるのか。また対象者は6月まで借りていれば延長されても関係なくて新規だけを対象にしているのかなど、もう少し制度内容について説明していただきたいと思います。

〇宮島地域福祉課長
 制度についてもう少し詳しく御説明させていただきます。
 1回こっきりなのかという話からさせていただきますが、緊急小口資金は一度きりです。対象者はここに書かせていただきましたように緊急かつ一時的に貸付けを要する世帯で、これが一度きりになります。
 次に、総合支援資金につきましても1回となります。
 この1回につきましては、緊急小口資金を借りた後、失業等によりさらに不足する場合に一月ずつ最長で3か月お貸しすることになります。
 過去には延長、再支給の制度がありましたが既に終了しておりまして、緊急小口資金、総合支援資金は1回ずつとなっております。

〇杉山(淳)委員
 分かりました。
 次の質問に行きたいと思うんですけれども、説明資料別冊5ページの事業で12か所で相談事業を実施していると説明があったと思うんですが、この新たに配置する4人はどこに配置するんでしょうか。

〇宮島地域福祉課長
 静岡県が所管しております県内12町のうちの4町になります。
 今要望がございます函南町、清水町は2月から3月にかけて新規の相談件数が伸びております。長泉町は過去からの相談がなかなか終結しないことにより、相談件数総数が伸びております。吉田町につきましては、令和3年度の相談実績数が全県の中で一番多かったこともあり、負担軽減のために4人を配置いたします。

〇杉山(淳)委員
 分かりました。ありがとうございました。
 続いて説明資料別冊7ページですけれども、これも重複を避けて質問したいと思います。
 人材派遣という言葉と委託という言葉が両方書いてあるので確認の意味で質問させていただきたいんですが、委託は外部委託の拡大という表現になっているわけですけれども、今までどこまで委託していたのか。今度委託するのかは先ほどの本会議で質問があったんですが、委託と人材派遣は関係法令が異なっていて近年偽装請負ということで話題になっています。委託労働者に直接指示した場合、明らかに違法で偽装請負となりやすいということです。
 私が住んでいる市にある県有施設で健康福祉部において相談ダイヤルがあったと思うんですが、そこを見学させていただいた状況から言いますと、常駐している職員がかなり指示を出しているので全くブラックです。
 指示を出しちゃいけないので委託業者と話しちゃいけない。強いて言うとどこどこに載っています程度だったらいいんですが、こうしてくださいと言うのは違反なんですね。ですからすごく気をつけなきゃならない点だと思います。
 私が県職員のときは、行政の職場で軽々しく委託職員に対して詳細説明と称して具体にこうしてくれ、ああしてくれという指示が常態化している状況がありました。
 3年前に総務委員会で質問したときは注意しているとのことでありましたけれども、健康福祉部内全体で委託という言葉と人材派遣という言葉がしっかり区別されて使われているかどうか分からないので質問させていただくんですが、今回は完全に人材派遣業者からの派遣なんですね。もともとの32人も派遣で、委託と言われるような方はいないんですね。健康福祉部内では委託と人材派遣がごっちゃにならないようにしっかり確認を取ってやっていただきたいと思うんですが、その点についてお伺いいたします。

〇米山新型コロナ対策企画課長
 今回の5月補正で計上したものに関しましては、全て人材派遣の扱いで派遣業者と契約を結ぶ形になってございます。当初予算分に関しましては、会計年度任用職員の予算になりますので、少し形が変わることになります。5月補正予算分は人材派遣ですので派遣法にのっとった形で契約し、業者から派遣していただく状況です。

〇石川総務課長
 今8番委員から健康福祉部内の認識についてのお話がございました。
 部内では委託と人材派遣をしっかり区別していると認識しておりますが、8番委員のおっしゃるとおり確認は必要だと思いますので、今後も確認していきたいと考えております。

〇杉山(淳)委員
 緊急事態だから多少法律を破ってもいいという風潮にならないように、委託と人材派遣で指示を出せる出せないが違い、詳細説明は明らかな指示で言葉じゃなくて内容だと思っているので気をつけてやっていただきたいと要望して、次の質問に行きます。

 これは質問になじまないと言われたんですが、次の質問に関連するので3回目のワクチン接種の効果等や副反応について質問させていただきます。
 私は、3回目のワクチン接種を受けて激しい副反応に襲われて背中が痛いわ本当にだるいわ、もうこんな思いは2度としたくない状況になりました。
 政府の3回目接種の説明は、重症化しないとか感染しにくくなるとのことですが、そもそも今のオミクロン株やその後の変異株も今までに比べて重症化していないんじゃないか。3回目のワクチンを打つと重症化しないのか、それともこのウイルスがもともと重症化しないウイルスなのか分からないまま来ていると思います。
 さらに、感染しにくくなるといっても第6波は最も多く感染していると思います。ですから説明責任が重要になる。先ほどの7番委員と同じで、しっかりとした説明をしていただきたいし、これから子供や4回目接種をするときに説明が必要だと思います。
 また、補正予算で副反応コールセンターの設置費用が出ておりますけれども、現状このコールセンターにはどのような相談が寄せられているんでしょうか。またこの2200万円は期間の延長に要する費用なんでしょうか。

〇後藤健康福祉部参事(健康危機管理担当)
 前段のオミクロン株に関しまして、3回目接種の効果について御説明いたします。
 オミクロン株に関しましては、感染する場所が上気道で、肺まではほとんど感染しないことが証明されています。
 ですので、全体的に見れば重症化が減っていますが、やはり高齢の方もしくは接種回数が少ない方は重症化する場合がございますので、それを減らす効果はあると考えております。実際県でも証明しております。
 また、感染や発症の防止効果につきましては、3回目接種することで2回目接種で止まっている方に比べて明らかに感染や発症の予防効果がございますので、その点も現時点では効果があると考えています。

〇佐野ワクチン推進室長
 副反応コールセンターにつきましては昨年3月から開設しており、先月までに3万2000件程度の相談が寄せられているところです。
 内容につきましては、接種後の副反応に関すること、それから接種前に副反応はどのようなものがあるのかといった副反応に関する相談が多いところです。割合としましては接種後の副反応の相談が70%以上となっております。
 今回御審議をお願いしている副反応コールセンターの予算につきましては、8月、9月の2か月の期間延長分です。

〇杉山(淳)委員
 延長の費用だと分かりました。
 次に、子供の接種体制の確保について新規の内容は分かったんですが、前提となる制度について説明をお聞きしたいです。
 3月1日に私の会派ふじのくに県民クラブに病院の先生と県立短大の先生が来まして、医療関係の子供の問題についての学習会がありました。そのときにそもそも11歳以下の子供にはコロナワクチン接種の不要論がかなりあり、臨床の先生からすると研究者の意見はちょっと首をかしげることがあるよっていう学習会だったと思います。
 今言ったように私だけが特別じゃなくて相当厳しい副反応が出るリスクもあるわけですから、より一層丁寧な説明をする必要があると思うんですが、どういう説明をしていくつもりなのかも含めて現状子供の接種体制について県としてはどう説明しているんでしょうか。

〇青山感染症対策局長
 小児のコロナのワクチン接種は臨時接種という形で行われておりまして、予防接種法上12歳以上は接種努力義務が課されているところですが、5歳から11歳につきましては努力義務が課されていないところでございます。
 その中で、私どもの方で小児接種が始まるときにどのような方なら打ったほうがいいのかという問合せが来ましたし、会見の場でも後藤参事からお話頂いておりますけれども、例えば基礎疾患のあるお子様、それから家庭内に基礎疾患のある方や高齢者がいる方は御家族やかかりつけ医とよく相談して接種を希望する場合は接種していただきたいと呼びかけてきたところでございます。
 今回説明資料別冊9ページにございますとおり、5歳児における接種においては既に国の乳幼児加算が726円で行われているところですが、6歳から11歳にも接種時に説明する時間等手間のかかり増し経費が同じようにかかると考え、同額の726円を国庫補助金を活用して独自加算の形で助成させていただきたいと考えています。

〇杉山(淳)委員
 現状ワクチン不要論もあるのでよほど丁寧な説明が必要だと思いますが、今日の本題ではないので要望としまして、ワクチンの副反応は死亡者も出ている話なので報道の中身も含めて確認していただいて安心・安全なことをやっていただきたいし、もし何か問題があれば迅速な対応をお願いしたいと思います。

 続いて、説明資料別冊8ページの高齢者等の施設の集中検査の関係で、高齢者施設が約1,400施設、障害者施設が約200施設でいずれも入所施設との説明がありました。職種を限定しないという説明もありましたけれども、入所施設に絞った理由、入所施設に絞らざるを得なかったかも含めて議論の過程について教えていただきたいと思います。

〇米山新型コロナ対策企画課長
 令和4年1月から3月の間に高齢者入所施設の18%で陽性者が発生しました。
 その中でクラスターが発生した施設もございましたし、高齢者に関しましては重症化するケースもありますので、まずはクラスターが発生しやすい入所施設に絞りました。施設で広がるのは従事者が持ち込むだけではございませんけれども、持ち込みを防ぐために入所施設に限っているものでございます。

〇杉山(淳)委員
 ありがとうございました。
 次の早期職場復帰検査についてもお伺いしたいんですけれども、濃厚接触者になった場合現状どういう扱いをしていて、今後この新規事業を始めるとどのような人にどのような周期で検査をやって、施設に任せているのか県としておおよその方向性を示しているのか、入所施設、高齢者施設それぞれ違うのか教えていただきたいと思います。
 現状の濃厚接触者の対応と今後この新規事業が始まってどう変わるのかについてお願いいたします。

〇米山新型コロナ対策企画課長
 一般の濃厚接触者は7日間待機していただきます。医療、介護や保育等の施設の従事者に関しましては、検査して陰性が確認できればその日は業務に従事できます。
 陽性者や濃厚接触者が出てしまって業務が大変で回らないような施設に検査をしていただいて、業務を継続していただくことになります。
 医療、介護、保育等施設に関しましては特に差がなく、濃厚接触者となったゼロから4日目は検査を受けることで業務従事が可能、4日目、5日目で陰性が確認できれば5日目からは待機解除で業務ができる仕組みになっております。

〇杉山(淳)委員
 ありがとうございました。
 最後に、大規模接種会場の質問をして終わりたいと思います。
 県がやっている大規模接種会場について、どんどん行きましょうという庁内放送がお昼に流れていると思います。現状空いているということは先ほど7番委員が言われたように余っているに近いものがイコール表裏の関係だと思うんですけれども、この大規模接種会場の利用者の状況とそこでワクチンの廃棄が発生しているのか状況を教えていただきたいと思います。

〇佐野ワクチン推進室長
 県内の大規模接種会場は今現在東部、中部、西部の3か所で稼働しておりますけれども、先週1週間の実績は接種可能枠数3,078人に対して接種者数が643人で8番委員御指摘のとおり約2割の実施率となっており、かなり空きのある状況にはなっております。
 ワクチンはあらかじめ国から配付されるものですので十分あるわけですが、この会場の利用をできるだけ高める努力をして、できるだけ廃棄のないように努めてまいりたいと考えております。

〇青山感染症対策局長
 ワクチンの使用期限について少し補足させていただきます。
 特にモデルナにつきましては、皆様御存じのとおり県の接種会場も各市町の接種会場も予約状況は芳しくないのが現状でございます。
 モデルナワクチンにつきましては、先ほど佐野ワクチン推進室長から説明がありましたとおり国から配付を受けておりますが、例えば2月、3月にワクチンの配分を受けた時点で既に使用期限が残り4か月程度になっておりまして、今月末や来月末に使用期限が来るものがあります。
 大変申し訳ないんですけれども、現状のモデルナの予約状況では多少廃棄せざるを得ない状況になっています。
 特にモデルナワクチンにつきましては、使用期限の延長がなかなかされておらず、現在製造されてから9か月となっております。
 ファイザー製ワクチンについては、だんだん使用期限が延びて今12か月になっているところですが、全体としての国からのワクチンの配付方法や使用期限の兼ね合いの中でやむを得ず廃棄せざるを得ないことがあることをこの場で報告させていただきます。

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