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委員会会議録
質問文書
令和２年２月定例会総務委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 加藤 元章 議員 |
| 質疑・質問日： | 03/18/2020 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○加藤委員
一問一答方式でお願いいたします。
それでは、大きく２つの観点から御質問しますが、最初に補正予算編成の基本的な考え方についてお伺いいたします。
新型コロナウイルス感染症に対しては、感染者数の増加に歯どめがかからず、世界中に深刻な影響が広がる中、感染拡大防止対策、社会経済活動への影響の最小化など対処すべき課題が多岐にわたると考えます。こうした状況の中で今回の補正予算はどのような考え方で編成されたのか、改めてお伺いいたします。
○水口政策推進局長
補正予算編成の考え方でございます。
令和２年度補正予算につきましては、国の第２弾となる緊急対応策に呼応するとともに本県経済への影響を最小限にとどめるため、県として早急に対応を講じる必要があるものとして感染拡大防止策と医療供給体制の整備、中小企業者の支援、観光誘客対策を３つの柱として編成したところでございます。
１つ目の感染拡大防止対策として、医療供給体制の整備につきましては感染拡大に備え、有症患者の受け入れが可能な病床を確保し、またはその設備を整備するなど受け入れ医療機関の医療体制に万全を期すとともにＰＣＲ検査の自己負担無償化等のための経費を計上したところです。
２つ目の中小企業の支援につきましては、観光業、製造業、小売業など、幅広い業種に深刻な影響が出ております。中小企業を中心に資金繰りが急速に悪化しており、緊急支援が必要との認識のもとで県制度融資の新型コロナウイルス感染支援枠の内容を拡充し県、市町、金融機関、保証協会が連携して中小企業の資金繰りを強力に支援していくものです。
３つ目の観光誘客対策につきましては、県内宿泊施設におきまして４月までに約50万人と大幅なキャンセルが発生しており、また宿泊予約も入らない状況の中、新型コロナウイルス感染の収束が見えた時点で直ちに反転攻勢に転じ、早期の観光需要回復などに向け準備するための予算を計上しています。
○加藤委員
今の御説明で考え方はわかりましたが、検査体制の強化や休校要請による影響への対応、事業者の資金繰りへの支援など令和元年度中に対応が必要な課題に対して具体的にどのような予算措置をするのかお伺いいたします。
○平塚財政課長
令和元年度予算の執行につきましては、期間がわずかで速やかな対応が求められており、改めて補正予算をお願いするよりは現時点で既定経費あるいは予備費で速やかに予算措置していくものです。具体的にはＰＣＲの検査機器などは既定経費を利用して対応しており、国からも情報が随時入っていますので、今後も国の緊急対応策で情報なり内容を踏まえて速やかに予算措置してまいりたいと考えております。
○加藤委員
次に、国の緊急対応策第２弾への対応についてお伺いいたします。
今回の補正予算の編成通知では、国の緊急対応策第２弾への対応に必要な経費が提出項目として掲げられています。第２弾にはさまざまな対策が掲げられており、全てが県実施対象ではないかもしれませんけれども、今回の補正予算では具体的にどの程度対応しているのかお伺いいたします。
○平塚財政課長
今回の国の第２弾の緊急対策は、４本の柱があると承知しております。
１点目が感染拡大防止策と医療提供体制整備、２点目が学校の臨時休業に伴って生じる課題への対応、３点目が事業活動縮小や雇用への対応、４点目が事態の変化に即応した緊急措置等であり、国の対応策のうち、国が直接対応するもの、あるいは地方自治体、県あるいは市町が実施主体となってやるものなどさまざまなものがあります。情報も日々来ていますので正確ではないところもありますけれども、県や市町向けの補助金なり支援のメニューが大体30ぐらいあると承知しております。
それぞれ確認して、そもそも対象が本県にない場合もありますし、経費として国から直接市町へ執行されるものもあります。県が実施主体となるものについては大体30ぐらいメニューがありますけれども、そのうち６つぐらいメニューを活用して今回の追加補正予算を提案しているところです。
具体的には、感染拡大防止策と医療提供体制の整備であり、今回の追加補正予算に病床の確保、あるいは人工呼吸器等の設備整備、ＰＣＲ検査が今回の国の緊急対策を受けての経費となります。
○加藤委員
今回の補正に該当しないその他のメニューについては、どのように今後予算対応するのかお伺いします。
○平塚財政課長
現時点で判明しているものについては、全て対応している状況です。今後各省庁から情報があって県が実施主体となってやるべきものがあれば、令和元年度分、令和２年度分とも追加の補正措置対応が必要になると考えております。
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