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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年12月定例会危機管理くらし環境委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2020 会派名:


○市川くらし・環境部長
 くらし・環境部長の市川でございます。よろしくお願いいたします。
 今議会に提出しております、くらし・環境部関係の議案及び所管事項につきまして御説明申し上げます。
 初めに、議案関係であります。
 危機管理くらし環境委員会説明資料の1ページをお開き願います。
 第141号議案「静岡県手数料徴収条例の一部を改正する条例」は、建築基準法の一部改正に伴い居住環境向上用途誘導地区における建築物の建蔽率等の特例許可申請手数料等を新設するものであります。
 2ページをお願いいたします。
 第143号議案「静岡県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」は、居住環境向上用途誘導地区における建築物の建蔽率等の特例許可に係る申請受付等の事務を特定行政庁を除く市町に移譲するものであります。
 3ページを御覧願います。
 第155号議案「県営住宅家賃の支払に関する和解について」は、県営住宅家賃の長期滞納者1名を相手方として、家賃の支払いに関し和解を申し立てることについて議決を求めるものであります。
 続きまして、所管事項について主なものを御説明いたします。
 4ページをお開き願います。
 移住施策の推進であります。
 今年度上半期の状況は上段の表のとおり移住相談件数は5,015件、移住者数は540人で対前年同期比は相談件数が102.4%、移住者数が86.7%となっております。
 今年度は、コロナ禍を受けテレワークを行う大都市圏の住民等に本県への移住を提案する動画やオンラインを活用した移住相談会などを実施しましたが、引き続き本県で実現できる多彩なライフスタイルなどの情報発信を行い本県への移住を促進してまいります。
 5ページを御覧願います。
 改定版第3次静岡県環境基本計画の進捗状況であります。
 10月29日に環境審議会企画部会を開催し、計画の進捗状況や今後の施策展開等について御審議頂きました。
 環境指標18項目のうち9項目は順調に推移しておりますが、目標値に達していない指標もあり、目標の達成に向けてより一層の推進が必要な状況であります。
 今後は、企画部会委員の皆様の御意見を踏まえ、環境に配慮した新しいビジネススタイルの促進やSNSを活用した若者向けの普及啓発などに取り組んでまいります。なお具体的な評価は6ページ、7ページに記載のとおりであります。
 8ページをお開き願います。
 自然ふれあい施設の新たな活用であります。
 設備の老朽化や利用ニーズの多様化などにより効率的な管理運営が求められていることから、今後の整備の方向性等を取りまとめた再整備計画を年度内に策定してまいります。またウイズコロナ時代に求められる新しい生活様式に対応した自然ふれあい活動と場を提供するため、感染予防を徹底した上で民間サービスを積極的に導入し、森林空間を健康、教育、観光等の多様な分野で活用してまいります。
 9ページを御覧願います。
 生物多様性シンポジウムの開催結果であります。
 本県の自然環境の豊かさ、生物多様性について県民の皆様への理解促進を図るため、生物多様性シンポジウムを11月14日に開催しました。参加者からは生物多様性という概念を分かりやすく解説していただいたなどの声が寄せられました。今後も様々な施策を通じて県民の皆様と一体となり、ふじのくに生物多様性地域戦略を推進してまいります。
 10ページをお開き願います。
 南アルプス環境保全の取組であります。
 県では、南アルプスの優れた自然環境や多様で希少な生態系を守り、その魅力を国内外に発信するなどの取組を行っております。こうした取組をより一層進めるため県民、国民の皆様から広く応援を頂き、南アルプスの環境保全や魅力発信等に活用するふるさと納税の受付を11月9日から開始いたしました。今後も多くの皆様に南アルプスの優れた自然環境の重要性について御理解と御協力を頂きながら、次世代へ継承するための取組を着実に進めてまいります。
 11ページを御覧ください。
 ニホンジカ対策の推進であります。
 ニホンジカにつきましては、第2種特定鳥獣管理計画に基づき伊豆、富士、富士川以西の地域ごとに捕獲目標を定めて管理捕獲を実施しており、今年度はメスジカの捕獲に重点的に取り組むなど適正な個体数管理に努めております。引き続き市町や猟友会と連携して管理捕獲を進めるとともに、担い手の育成や新たな捕獲技術の開発にも努めニホンジカ対策を推進してまいります。
 12ページをお開き願います。
 ごみ処理の広域化及び処理施設の集約化の推進であります。
 令和3年度の県広域化計画の策定に向けて、これまで県内市町及び一部事務組合からの意見を基に広域化シミュレーションを行い、地域別の検討会を実施したところであります。今後も検討会を開催して意見集約、合意形成を図り年度内に計画素案を作成してまいります。
 13ページを御覧ください。
 伊豆市における廃棄物混じりの土砂搬入等への対応であります。
 伊豆市の山中にある宗教法人の敷地内に造成目的で持ち込まれた土砂の一部が柿木川に流出した事案について、本年6月に県で立入検査し流出した土砂の中に廃棄物が混入していることを確認しております。土砂に廃棄物を混ぜて投機された疑いがあることから、県は廃棄物処理法に基づき土地所有者の宗教法人などから報告徴収を求め、行為者を特定するため調査を進めております。
 14ページをお開き願います。
 静岡県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画の改定及び行政処分要綱の制定であります。
 県内のPCB廃棄物の確実かつ適正な処理を推進するため、静岡県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画の改定及び静岡県ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正処理に係る行政処分要綱の制定を行います。主な内容としては行政処分の基準や事務手続を定めております。今月末から1か月間パブリックコメントを実施し、県民意見を踏まえて改定、制定してまいります。
 15ページを御覧願います。
 環境影響評価手続の状況であります。
 環境影響評価法及び条例に基づき、現在風力発電所やバイオマス発電所の建設事業など16事業について環境影響評価手続が行われております。本年度は風力発電所の建設事業に係る配慮書など計4件の手続が行われており、関係市町長や県環境影響評価審査会の意見を踏まえ環境保全の見地から知事の意見を述べたところであります。
 16ページをお開き願います。
 水道事業の基盤強化であります。
 人口減少に伴う事業収益の減少や管路の老朽化など厳しい経営環境に直面している水道事業の基盤強化を図るため、県では令和4年度までに水道広域化推進プランを策定することとしております。今年度は大井川圏域及び賀茂地区を除く駿豆圏域の2圏域で広域化シミュレーションを実施しており、今後その結果を関係市町と共有し地区別検討会で広域連携に向けた検討を進めてまいります。
 17ページを御覧ください。
 三保半島の塩化地下水を利用したサーモン陸上養殖事業であります。
 三保半島の塩化地下水を活用し民間事業者が本年9月からサーモンの養殖事業を開始しました。県といたしましては平成30年度に制定した三保半島塩化地下水取扱要領に基づき、事業者から定期的に地下水位や水質等のモニタリング結果の報告を受け、周辺地下水への影響がないよう管理、指導を行ってまいります。
 18ページをお開き願います。
 リニア中央新幹線静岡工区に係る動きであります。
 12月8日に第7回リニア中央新幹線静岡工区有識者会議が開催され、トンネル湧水の大井川への戻し方及び水質等の管理やモニタリング計画と管理体制についてなどが議論されました。委員からは多くの意見が出されており、また工事期間中のトンネル湧水量に関する議論はまだ行われていないことから、県といたしましては今後も有識者会議の議論の状況を注視してまいります。
 また、11月には3回、地域住民の皆様等にリニア工事に対する県の考えを説明する機会を頂きました。12月中旬以降にも幾つか予定されており、今後も地域住民の皆様から直接意見や質問を伺う場を設け県民の皆様の理解促進に努めてまいります。
 21ページをお開き願います。
 消費者行政の推進であります。
 年末の慌ただしい時期は消費トラブルに巻き込まれる危険性が高まるため、12月を消費者被害防止月間及び多重債務者相談推進月間として市町、警察及び消費者団体等の各種団体と連携、協力し、注意喚起の啓発活動を中心とした取組を行ってまいります。
 22ページをお開き願います。
 人が幸せになるエシカル消費の促進であります。
 県では、1月からエシカルを楽しく知ることができる動画の配信やSNSで事業者や消費者のエシカル消費の実践事例を投稿するなどプラスエシカルキャンペーンを実施しております。これらの取組を通し人や社会、環境に配慮して一人一人が主体的に行う、人が幸せになるエシカル消費を促進しふじのくにの心豊かなライフスタイルの実現を図ってまいります。
 23ページを御覧ください。
 NPO活動に関する新たな基本指針の策定であります。
 NPO活動に関する現在の基本指針である、ふじのくに協働の推進に向けた基本指針が令和2年度をもって期間終了することに伴い、SDGs実践を通じた豊かな地域づくりをテーマに新たな基本指針を検討しております。今後はパブリックコメントを実施するなど年度内の策定に向けて進めてまいります。
 24ページをお開き願います。
 交通安全対策の推進であります。
 令和2年11月末現在の県内の交通事故発生状況は、前年同期比で件数と負傷者は減少しましたが、死者数は103人と昨年1年間の101人を超え、全死者数の約6割を高齢者が占めております。今後も第10次静岡県交通安全計画に基づき交通事故のない社会を目指して、高齢者事故防止対策と自転車事故防止対策を重点に推進してまいります。
 25ページを御覧願います。
 第3次静岡県男女共同参画基本計画の策定であります。
 今年度、第2次静岡県男女共同参画基本計画が最終年度となることから、これまでの施策の評価と新型コロナウイルス感染症の対応などの社会情勢の変化を踏まえ次期計画の策定を進めております。計画期間は2021年度から2025年度までの5年間とし、ジェンダー平等の推進による誰もが幸せを実感できる社会の実現に向けて実効性のある施策を推進してまいります。
 26ページをお開き願います。
 女性に対する暴力防止に向けた取組であります。
 ドメスティック・バイオレンスやセクシャルハラスメント等の暴力は人権侵害であり、絶対に許されない行為であります。こうした認識を広く県民に御理解頂くため、11月12日から25日までの運動期間中、市町や企業、団体等と連携してシンポジウムの開催、県施設等へのパープルライトアップ、パープルリボンの着用などに取り組みました。
 27ページを御覧ください。
 性の多様性理解等の促進であります。
 性的指向や性自認にかかわらず、誰もが自分らしく生き活躍できる社会を目指すため市町、関係団体と連携して11月2日に性の多様性について考えるシンポジウムを開催いたしました。また職員が多様な性を理解し日常業務に役立てることができるよう、各部局の若手職員が参加し職員ガイドブックの作成を進めております。
 28ページをお開き願います。
 地域日本語教育体制推進の進捗状況であります。
 今年度は、令和2年2月に策定した静岡県地域日本語教育推進方針に基づき本県における日本語教室の運営モデルを確立するために、地域住民が学習支援者として参加する対話交流型のモデル日本語教室を磐田市及び菊川市で実施しております。引き続きモデル日本語教室の運営を支援するとともに、そこで得た知見やノウハウを生かして他の市町における地域日本語教室の設置を推進してまいります。
 29ページを御覧ください。
 外国人県民を対象とした新型コロナウイルス影響調査結果であります。
 県内在住のブラジル人及びフィリピン人に対して、前回の6月に引き続き9月1日時点での調査を実施いたしました。調査結果からは外国人を取り巻く雇用情勢が好転しているようにも見えますが、静岡労働局に確認したところ、今後の工場における新規の受注が不透明であり全く楽観できないというお話を伺っております。現在12月1日時点での調査を実施中であります。新型コロナウイルス感染症が外国人に及ぼす影響を引き続き注視してまいります。
 30ページをお開き願います。
 テレワーク対応リフォーム補助制度であります。
 既存住宅におけるテレワークスペースの確保や新型コロナウイルス感染予防、省エネ等の新しい生活様式に対応したリフォーム工事に対する補助制度を創設し、11月30日から受付を開始いたしました。なお申請の受付審査等については、一般財団法人静岡県建築住宅まちづくりセンターに委託しております。
 31ページを御覧ください。
 静岡県耐震改修促進計画第3期、令和3から7年度の策定であります。
 現行計画が今年度末に計画期間を終了するため、来年度から5か年の新たな計画を策定いたします。新たな計画では耐震性が不十分な住宅及び耐震診断義務付建築物をおおむね解消することを基本目標とし、令和7年度末までにそれぞれ耐震化率を95%以上に引き上げることを具体的な数値目標に掲げる予定でございます。なお計画案の内容については令和3年1月から広く県民の意見を募集いたします。
 所管事項については以上でございます。
 お手元にふじのくにNPO活動基本指針案等をお配りしておりますので、御参考にしていただきますようお願いいたします。
 次に、静岡県の新ビジョン評価書案であります。
 青色のファイルをお願いいたします。
 1枚目に資料1と記載された資料の5ページ、6ページに静岡県の新ビジョン評価書案の構成と所管委員会一覧がございます。くらし・環境部の所管事業につきましては左から5つ目に表示したページに記載されておりますので御参照願います。
 それでは、くらし・環境部に関する評価概要について御説明いたします。
 評価書案の12ページをお開き願います。
 1の2防災・減災対策の強化であります。
 成果指標の1つ目の住宅の耐震化率と2つ目の多数の者が利用する特定建築物の耐震化率は共にB評価となっております。
 23ページをお開き願います。
 1の3安全な生活と交通の確保であります。
 成果指標の4つ目の消費生活相談における被害額は目標値以上となっており、順調に進捗しております。
 次に、108ページをお開き願います。
 4の1活躍しやすい環境の整備と働き方改革であります。
 成果指標の3つ目、事業所の管理職に占める女性の割合はC評価となっており、進捗に遅れが見られます。
 111ページをお願いいたします。
 上から2つ目のひし形の3に記載のとおり、企業における女性の活躍を一層促進するため、女性管理職のネットワーク構築や経営者への啓発に取り組んでまいります。
 次に、130ページをお開き願います。
 4の3誰もが理解し合える共生社会の実現であります。
 成果指標の1つ目の相互理解促進人材(外国語ボランティア等)活動件数と3つ目の困っている人を見かけた際に声をかけたことがある県民の割合はともに目標値以上となっており、順調に進捗しております。
 次に、176ページをお開き願います。
 6の1魅力的なライフスタイルの創出であります。
 成果指標の1つ目の豊かな暮らし空間創生住宅地区画数と5つ目の移住相談窓口等を利用した県外からの移住者数はともにB評価となっております。
 次に、188ページをお開き願います。
 6の2持続可能な社会の形成であります。
 成果指標の2つ目の一般廃棄物排出量はC評価、産業廃棄物最終処分率は基準値以下となっており進捗に遅れが見られます。
 189ページを御覧ください。
 中段のひし形1に記載のとおり、一般廃棄物の削減を図るため食品ロスの削減を促進するほか、海洋プラスチックごみ問題に対する県民意識の向上に取り組み、レジ袋自粛や循環利用できるごみの分別徹底の呼びかけなどにより6Rの実践を促進してまいります。また産業廃棄物の3Rの促進を図るため、産業廃棄物排出事業者や処理事業者を対象とした研修会の実施に取り組んでまいります。
 次に、224ページをお開き願います。
 7の3美しい景観の創造と自然との共生であります。
 成果指標の2つ目の伊豆・富士地域ニホンジカ推定生息頭数はC評価となっており進捗に遅れが見られる一方で、3つ目の森づくり県民大作戦参加者数は目標値以上となっております。
 225ページの下から2つ目のひし形の2に記載のとおり、伊豆・富士地域ニホンジカ推定生息頭数の適正な管理に向けて、個体数削減効果が高いメスジカの捕獲を重点的に進めるほか、捕獲のスペシャリストの育成研修を実施し捕獲の担い手を育成、確保してまいります。
 私からの説明は以上でございます。
 なお、今委員会では新型コロナウイルス感染症対策のため、途中で説明員の入替えをさせていただきます。前半で政策管理局及び環境局関係を御審査頂いて、説明員を入れ替えた後半で県民生活局及び建築住宅局関係について御審査頂くようよろしくお願いいたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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