本会議会議録


質問文書

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令和6年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:12/13/2024
会派名:自民改革会議


○西原委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 6番委員も質問されていましたので、端的にお答え頂ければ結構です。
 文教警察委員会説明資料22ページの新県立中央図書館の建築工事に関する入札結果を受けての対応案について、入札不調により現設計から17億円相当を減額するためにペデストリアンデッキを取りやめると伺っておりますが、17億円を捻出するためなのは分かりますけれども、なぜペデストリアンデッキなのか伺います。

○金嶋新図書館整備課長
 今回の新県立中央図書館整備事業で一番のネックとして苦しめられているのは、時間とともに物価高騰の影響を受ける点です。設計の変更を伴う様々な見直しは時間とともに物価高騰の影響を当然受けるため、少しずつ変えていくことができず、時間をかければかけるだけ物価高騰の影響で建物の規模感や機能も失うことが最大のネックになっております。
 今回の見直しに当たっては、設計の大幅な見直しを行わないで機能を1つ諦めるとの判断に至ったところであり、ペデストリアンデッキを1つのターゲットにして何とか事業費を今のままで収めたいと検討した結果と捉えていただきたいと思います。

○西原委員
 ペデストリアンデッキはある意味1つの注目ポイントであって、東静岡駅コンコースと図書館3階のメインエントランスを直結するペデストリアンデッキを取りやめること自体が私には受け入れ難く、静岡市内の方はいいかもしれませんが、遠方から来る人にとって直結したデッキは非常に魅力的であり今回の図書館に大きな期待を寄せているところでもあったかと思います。それを簡単に取りやめて17億円をマイナスにする結論に至った理由が今の説明では分かりにくいと思います。
 3階から入ってすぐ図書館になる予定だったと思いますが、今回メインエントランスを1階に持っていってしまい、そこは図書館でも何でもなくて2階に上がると開架書庫で、3階に上がると子供たちが遊べる子供図書とのことで基本コンセプトが全く変わってくる気がするのですが、どのように考えていますか。

○金嶋新図書館整備課長
 鉄道を利用される方々にとってのデメリットは非常に大きいと考えており、1番委員御指摘のとおりだと思っております。
 今回、メインエントランスをどこにするかはまだ具体的には決めておりませんが、1階の入り口もございますし、駐車場側から入ってくる方もいらっしゃいます。それからグランシップ側の入り口もございまして、移動に関しては数十メートル長くなってしまいますが、鉄道利用の方には一旦1階まで下りていただいて、1階の入り口からエスカレーターあるいはエレベーターを使って移動していただくことを想定しています。

○西原委員
 先ほどから申し上げていますように、各地域から来る人たちにとって鉄道を移動手段のメインにして行けるというメリットがある図書館だと思っております。確かに次回入札時には入札時点での物価高騰をある程度は踏まえて金額を下げなくてはいけないことは分かりますけれども、この先50年、100年ともつ図書館を造るのに時間の問題ということで基本コンセプトまで変えてしまうことにとても問題を感じます。
 現在の県立中央図書館は非常に歴史のある図書館であるため、未来まで考えたときにコンセプトをいじってしまうことに大きなデメリットを感じます。次の2月定例会で正式に諮るでしょうけれども、もう一度一考していただきたいと希望して質問を終了します。

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