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委員会会議録

質問文書

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令和3年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:加藤 元章 議員
質疑・質問日:11/08/2021
会派名:自民改革会議


○加藤委員
 一問一答方式でお願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書1ページの主要施策の実施状況及び評価と課題の(1)子どもが健やかに学び育つ社会の形成のアの項目の中で、私立幼稚園における人材の確保、定着を促進するため教員の給与改善に係る経費に対する助成を実施したということです。詳細は説明資料の81ページに数字等の記載がありますけれども、令和2年度時点での人材に関する状況をどのように認識していたのかお伺いします。

○奥山私学振興課長
 私立幼稚園の教員については、文部科学省の調査によりますと定着率が低い状況があります。また団体の方々の御意見としましても、私立幼稚園は教員になかなか選ばれにくいといったこともあります。認定こども園ですとか保育園のほうが人気が高く、そちらに流れる傾向があるという業界の方々の御認識もあります。
 結果として私立幼稚園の教員の確保が難しいといいましょうか、なかなか進んでいないのが現状であるという認識であります。

○加藤委員
 実際に助成をされたということでありますけれども、具体的な内容とその効果についての認識を伺いたいと思います。

○奥山私学振興課長
 説明資料の81ページにあります私立幼稚園教員人材確保支援事業費助成ですが、給与改善が進んでいない私立幼稚園に対して給与改善費を支援して教員の確保と定着を促すことを目的としたものであります。
 この給与改善はベースアップしていった金額について2分の1を助成するもので、基準年度から6%ベースアップをした年度まで助成するといった内容であります。この事業の令和元年度、また令和2年度の結果としましては、それぞれ3%程度の上昇が見られた、給与改善がなされたと確認しているところであります。

○加藤委員
 例えば平均値で実績としてどのぐらい給与のベースが上がったのか。それを踏まえて、例えば公立幼稚園と比べて結果としてどういう状況になったのか、令和2年度でいいので教えてください。

○奥山私学振興課長
 まずベースアップとして給与改善率が3%上がったことが1つあります。公立幼稚園と比較してどの程度のものかは把握しておりませんけれども、認定こども園と同様の6%改善まで可能な制度であります。
 ただ、人員確保の意味では、先ほど申し上げましたとおり人気のところで差がありますので、そこはまだなかなか変わっていないんだろうと思いますが、この事業を通じて少なくとも給与面での改善を図って定着につなげていきたいと考えています。

○加藤委員
 非常に重要な課題ですので、例えば公立との比較がないとのことではありましたけれども、そこら辺も含めて合理的に今後も制度を続けていただけるよう要望しておきます。

 続いて、説明資料の94ページになりますけれども、DMOを核とした観光地域づくりの推進ですが、県内のDMOの位置づけとか展開状況について、まずお伺いしたいと思います。

○川口観光政策課長
 DMOは、経営の視点に立ちながら観光地域づくりのかじ取り役を担う法人という位置づけでありまして、現在県内におきましては、マネジメント、いわゆる広域のエリアにわたる部分ですと地域連携DMOという言い方をしていますが、静岡県観光協会、するが企画観光局、浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、美しい伊豆創造センターの4つに加えまして、基礎的自治体単位では今現在1団体、あと設立予定団体が1団体ある状況です。

○加藤委員
 県内観光の1つの核といいますか、そういう位置づけが非常に重要なんだとは思うものの、結局県民の立場からすると何をやっているのかちょっと分かりにくいというか、見えにくいところもあるので、令和2年度の活動実績についてお伺いをしたいと思います。例えば観光協会は大体市町ごとにあって施策展開型が多いので分かりやすいんですけれども、そういう意味でちょっと分かりにくいのでお伺いしたいと思います。

○川口観光政策課長
 DMOにつきましては、マーケティングであるとか、マネジメントの強化をしながら観光地域づくりを進めていくということで、実際の事業計画を戦略的に進めていくということです。
 例えば、するが企画観光局では、お茶、海、学ぶといったキーワードで、茶の間や茶氷を活用しながらプロモーションやマーケティングを行っていたり、浜松・浜名湖ツーリズムビューロー等では、ある程度ワーケーションに特化したロングステイ浜名湖といったコンセプトで、もともと大きな海の湖というコンセプトを持ちながらワーケーションを推進したりでありますとか、美しい伊豆創造センターにおきましては、サイクルツーリズムを切り口にサイクリングを活用した周遊性の高い広域での取組を行っています。
 各市町観光協会ではなくて広域的な取組の形で、各観光地域のエリアごとにマーケティングやマネジメントの視点を入れながら、観光地域づくりや観光商品の企画を行っている状況であります。

○加藤委員
 今おっしゃっていただいたことによって、実際にどの程度の効果があったのかが1つの視点として大事だと思うんですけれども、直接的な施策をたくさん打っているわけではないから評価が難しい部分もあると思いますが、その視点で見たときにどうなのかというのがもしありましたら教えていただきたい。

○川口観光政策課長
 活動そのものは各DMOで持っているんですが、それを県全体として統合してDMOの活動がどの程度進んでいるのかという指標は現在持ち合わせてないんですけれども、我々としては地域によりメリットがあるということで、地域に愛着が出た割合であるとか、観光消費額といったことを全県を網羅した形で実際に測定しているのが実態であります。
 各DMOにおきましてはそれぞれ指標を立ててやっているんですけれども、そのDMO単位のものを網羅してDMOの活動がどうなんだというところにつきましては、先ほど申し上げましたとおり観光消費額が伸びているといったことを指標として進捗を管理している状況であります。

○加藤委員
 DMOについては分かりました。よろしくお願いします。

 それから、説明資料の103ページにプラサヴェルデ管理運営事業費の掲載がありまして、これは沼津市にあるわけですが、数年前に指定管理業者を変わった経緯があって、本来はコンベンション等の展開をしていかなきゃいけないわけですけれども、その後近年はコロナになりましてなかなかその辺は難しいと思うんですが、そんな中、ここには管理運営手法の改善を図ったとの記載があるので、具体的にどういうことかお伺いしたいと思います。

○川口観光政策課長
 管理につきましては、感染防止対策を徹底して安心・安全な利用を進めていくということであります。「プラサ ヴェルデ」は幸いにも公共空間が広いため、指定管理者などに確認すると、感染防止対策が比較的やりやすいということです。施設の形状に合わせながら感染防止対策――いわゆる検温であるとか、消毒作業は徹底して行っているところであります。
 運営方法につきましては、コロナ禍におきましてウェブ会議とかウェブ配信が施設利用の1つの形態として出てきましたので、ワンストップサービスでしっかりとウェブ会議ができる体制をサポートするであるとか、いわゆるコンベンションの営業を今の段階からやっていくことです。現在の指定管理者は東京に本社があるんですけれども、そことの営業の連携を強化して、DMであるとか非対面でのアプローチを強化し管理運営方法の改善を図ったという状況であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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