委員会会議録

質問文書

令和４年11月自然災害対策特別委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　好浩議員
	質疑・質問日：	11/16/2022
	会派名：	公明党静岡県議団

○髙田委員
　非常に全体像がよく分かりました。ただ、全体像は分かったんですが、今のお話もそうですが、行政とボランティアの境目ですよね。これ、常に変わっていくと思うのですけれども、その辺の考え方は、場面場面で全然違うと思います。私も東北のボランティアに１週間ほど行ってきましたけれども、民間が主催しているところだと、なかなか行政とつながっていないので、指示系統が少し厳しかった部分も直接感じてきました。ボランティアと行政との境目はどう決まっていくのか、ルールはないと思いますけれども、教えていただければと思います。

○明城徹也参考人
　境目は、本当に難しくて、境目が明確にあらかじめないので、逆に言えば共有の場が必要になってくると思います。先ほどの水の事例もそうですけれども、関係性が最初からあれば、発災直後からしっかり情報を共有して、行政はここまでやりたいけれども、手が足りないからという話が最初から出て、じゃあ、民間側で何か手配できる部分を考えますみたいな話に、もっと早い段階でなれたかもしれないとかですね。先ほどの避難所の運営についても、本来であれば行政が災害救助法の下に運営していくとは思うのですが、どうしても何十か所、何百か所となってしまうと、行政職員だけでは手が回らないことも起きてしまうので、そういったところを、明確な線がない分、補えるかどうかしっかりと考えることが必要だと思っています。何に対して補うかは、よく、民間は行政の補完じゃないとおっしゃる方もいますけれども、行政の補完というよりも被災者のニーズに対して、支援関係者、行政も民間も含めて補完関係になる、そのための情報共有をしっかりとやっていくということだと思いますし、平時からそういうことを共有できるような、公にできないけれども、この関係だったら共有してもいいよねみたいな関係をしっかりつくっておくのがすごく大事だと思っています。

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