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委員会会議録

質問文書

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令和6年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:自民改革会議


○野田委員
 一問一答方式でお願いします。
 生物多様性の保全の推進のうち、ツキノワグマの調査に関する取組について伺います。
 昨年10月に、河津町でツキノワグマが捕獲されるなど今年度は伊豆半島で熊が出没しています。伊豆半島に熊は本来生息しないはずですが、出没の原因をどうお考えか伺います。

○伊藤くらし・環境部参事(自然共生担当)
 これまでのところ明確な原因は分かっておりません。熊が冬眠のために餌を求めて行動圏を拡大する秋に出没したこと、また捕獲個体は行動範囲が広い若い雄であったことから、富士山周辺に生息する個体が一時的に伊豆地域に移動してきた可能性があると推測しております。

○野田委員
 昨年の秋は、全国的に熊の目撃情報が増えたと思います。
 県内全域の今年度の状況を過去の状況との比較も含めて伺います。

○伊藤くらし・環境部参事(自然共生担当)
 まず、目撃情報についてですが、南アルプスや富士地域にはツキノワグマの個体群が生息していることから、この周辺の住民からの目撃情報が多く、また今まで生息していないとされていた伊豆半島や身近な里山などにおける目撃情報もありました。
 過去の統計との比較でございますが、平成25年から統計を取っておりますが、今年度2月末時点で119件と過去最高の目撃件数となっております。
 今年度の特徴は、10月から12月の秋の3か月間に約7割の目撃情報があり今までよりも秋の出没件数がかなり多かったこと、また先ほども申し上げましたとおり伊豆半島に出没地域が広がったことがございます。

○野田委員
 多数の目撃情報があったことを踏まえ、来年度実施するツキノワグマの生息調査の内容とその結果の活用方法について伺います。

○伊藤くらし・環境部参事(自然共生担当)
 まず、調査の内容ですが、来年度は熊の生息頭数や行動範囲などの生息状況を確認するため、自動的に撮影できるカメラトラップ調査とGPS発信器による行動調査を実施します。
 結果の活用ですが、本県では富士地域に生息するツキノワグマの個体数を絶滅のおそれのある地域個体群と指定していることから、管理方法については慎重に検討する必要があります。このため、来年度からの生息状況の調査結果を活用し、専門家の意見を聞きながら熊の捕獲の必要性を含めて、適切な保護と管理の在り方を検討してまいります。

○野田委員
 来年度予算でそうした調査を行うことが、県内のツキノワグマの適正な個体数管理につながることを期待しています。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp