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委員会会議録

質問文書

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令和2年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:勝俣 昇 議員
質疑・質問日:11/04/2020
会派名:自民改革会議


○勝俣委員
 それでは、一問一答方式で大きく工業用水道事業と地域振興整備事業についてお聞きします。
 最初に、工業用水道事業についてです。
 静岡県企業局決算書6ページで資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額約45億円について補塡の説明があり、財源としては減債積立、建設改良積立及び過年度分損益勘定留保資金等とのことです。説明の中では過年度の留保資金で43億円余を充てていると。私は決算書類の中で、過年度分損益勘定留保資金は通常資本金の中に含まれるのかなと見ているのですけれども、この過年度分損益勘定留保資金43億円という金額が確認できないのでどこに計上されているのか説明をお願いします。

○内藤経営課長
 43億円ですけれども、すみません後で確認させていただいてもよろしいでしょうか。多分決算書にずばりは出ていないものですから。

○勝俣委員
 決算書に出ていないのはちょっと理解できないです。
 あわせて、今回水道事業も過年度の留保金を使っていますが、果たして残金が幾らあるのか。先ほど5番委員からも施設整備にどういう計画を持っているのかと質問がありましたが、果たして適切な内部留保が図られているのかと、基本的に決算書には資本金として建設改良積立とか項目があるわけなので、そちらに積むのが適切ではないのかなと思いますので、その辺の考えも含めてお願いしたいと思います。

 2点目、地域振興整備事業についてです。
 令和元年度は、フロンティアパーク小山8万6000平方メートル余の工業用地の売却がされたわけです。一方で静岡県の新ビジョン総合計画の中では、工業用地造成の区画数と区画面積についての項目を掲げているのですけれども、昨年の事業評価の中で工業用地の区画も面積も大分遅れていると。先日発表された企業立地件数では2018年は全国1位であった順位が今回は全国7位と落ちている。誘致だけでなく受け皿としての造成面積も重要であると考えていますが、総合計画を踏まえて令和元年度の事業と現在進行している藤枝高田地区などの見通しを伺います。

○渡邉地域整備課長
 企業局では、新ビジョンにおける活動指標といたしまして、工業用地等造成区画数、面積を掲げ、2018年度から2021年度までの4年間で14区画、20ヘクタールを目標値としております。こちらは造成面積と区画数でございます。令和元年度の事業につきましては、藤枝高田工業団地6区画、10.2ヘクタールの造成工事を順調に進捗、それから富士大淵工業団地の6区画、5.7ヘクタールについては実施設計、用地買収を進めて、先日安全祈願祭を開催させていただいたところでございます。新ビジョンの評価は造成が完了してカウントされますので、藤枝高田、富士大淵とも造成のおおむねの終了を来年度見込んでおりますので、それがカウントされていないために全体の進捗が遅れて見えてしまうところがあります。実際にこれらの事業については順調に進んでおります。
 また、先ほど3番委員から御指摘のありました2020年上期の企業立地の動向については、通常いつも全国上位に占める企業立地の動向について、今年度上期の面積については第3位、件数については第7位となっております。こちらは年度ではなくて暦年ですので、2020年の1月から6月までの実績でございますが、全国第3位の面積25.2ヘクタールのうち企業局分についてはフロンティアパーク小山の6.5ヘクタールが約25%を占めており、コロナ禍で全体の企業の動きが鈍くなっている中、先ほど松下企業局長からもありましたとおり、新たな企業誘致の取組等を進めた結果企業局で2区画、6.5ヘクタールを分譲したことによって、上期分の25%を企業局が占めており企業局として貢献していると考えております。

○内藤経営課長
 損益勘定留保資金の令和元年度決算における残高ですけれども、現在29億1600万円余となっております。これに関して決算書のどこに出ているかですけれども、15ページを御覧頂きますと流動資産、その中に現金預金として41億9490万円余があります。このうち29億1600万円余であります。この内容は減価償却費、資産減耗費など費用として計上しているのですけれども現金の支出を伴わない経費が内部に留保されていったものであります。それが49億円です。
 今後の手当てですが、例えば管路の場合ですと40年ぐらい耐用年数があるということだと、40年をかけて減価償却費がたまっていくのですけれども、そのたまったものが損益勘定留保資金なのです。40年前に造ったものを更新するときにダウンサイジングしたとしても、その留保資金では足りない状況です。そのため少しでも黒字を出していって、建設改良積立金を積んで足りない部分を埋めていく経営を目指しています。
 それから、更新費用についてはさらなる削減をしていく、先ほど言っているようなことと重複しますが、管路や施設の長寿命化を図るとか、もちろん新規ユーザーを獲得して収益を増やす、国庫補助金を積極的に取りに行く、それから毎年の維持管理コストの削減に取り組んでいくことをやって、資金の手当てをしていきたいと考えております。

○勝俣委員
 答弁ありがとうございました。
 工業用地の造成についてはそういうことだろうなと。いずれにしても計画的に造成の受皿、整備を進めていただければと思っております。
 工業用水の関係ですけれども、留保資金が残41億円、建設積立が約3億円、減債が900万円。今年度もそういう状況の中なので、現金預金が41億円で、昨年は43億円を出しているわけですよね。ちょっと大丈夫かなと一抹の不安がありますけれども、私は本来積立てはしっかり積むべきだと思うのです。それもまた監査委員の指摘がされるでしょうけれどもしっかり取り組んでもらえればと思います。以上で終わらせてもらいます。

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静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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