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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年1月情報通信技術利活用特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/28/2021 会派名:


○落合委員長
 本日は、情報通信技術利活用特別委員会の調査報告書の作成に向けた委員間討議をします。
 お手元の資料2、資料3、資料4は、第6回までの委員間討議や、年末年始にかけていただいた各委員からの意見を踏まえて、当委員会の正副委員長においてまとめたものです。
 まず、私から報告書案の内容を説明し、その後、委員の皆様から御意見を頂き、最終の調査報告書を取りまとめていきたいと思います。
 それでは、資料3を御覧ください。
 まず、1ページに調査の概要、委員会の運営方針、そして調査の観点が記載してあります。
 2ページから9ページは、第3回委員会で調査しました、関係部局の取組状況が記載してあります。
 10ページは、11月に行いました、静岡聖光学院における現地調査の概要が記載してあります。
 11ページから24ページは、第4回から第6回にかけて行いました、参考人からの意見聴取の概要について記載してあります。
 そして、これらの調査結果と委員間討議の結果を踏まえた当委員会としての提言は、25ページからの記載となります。
 提言案は、大きく3つの項目で構成されています。
 提言1が県民サービス向上のための県庁内における情報通信技術の在り方、提言2が防災、減災、医療・介護現場における人材不足等に対応するための施策の推進、提言3がICTに係る人材確保
・育成としています。最後に資料編として、31ページに別表1の委員会の活動状況、32ページに別表2の委員名簿を添付してあります。
 なお、25ページからの提言部分につきましては、資料4として報告書から抜粋しましたので、そちらを御覧ください。
 それでは、まず初めに、報告書案の提言部分につきまして、御意見、盛り込むべき事項とか、提言の表現、順番に対する意見などありましたら、御発言を願います。

○良知(駿)委員
 提言自体に特段何か大きな問題があるとは思ってはおりませんが、今までの計画も、こういう活用をしていくということが独立して書かれています。足りないところは、まずハードとソフトの基盤部分であると思います。また、コンピューターは計算機であってデータがないと駄目なので、データをしっかり利活用するという視点。あと、結局ソフト、ハード、データを生かすのは人間なので、その人間のスキルやリテラシーをきっちり教育していかないといけない。その部分の基盤がそろって、初めてこの提言の内容が実現できるというところが抜けていると思っておりますので、まず基盤をちゃんと押さえる、その上でこういった提言の内容を進めていってほしいという形にしたほうがいいのではないかと思います。

○落合委員長
 具体的には。

○良知(駿)委員
 データベースやネットワークの整備、統一されたオペレーティングシステムとか、今の行政のセキュリティーは異常に強固なものになっていて逆に利便性が下がっているところがありますので、本当にそのセキュリティーの強度でいいのかというところも含めた基盤の整備。
 教育の部分は、ICTを活用するということがどういうことなのか、こういうことができるという発想ができないところが問題なのかなと思います。教育するのは非常に難しいですが、スキルを高める研修等をきちんとやった上で、こういった内容も進めていけることだと思っております。

○落合委員長
 はい、そうですね。それは私も感じますけどね。
 どういう形で提言に載せるかは、なかなか難しいことになってくるのでね。提言の前の段階で入れていくのがいいのかなと思います。

○良知(駿)委員
 それがあった上でのこれらの事業を進めていってほしいというほうがいいのではないかなと。

○落合委員長
 とりあえず、ほかの皆さんにも意見をいただいて考えましょう。

○山本委員
 内容としては全部賛成で、すごくいいと思うのですが、幾つかのところにある程度のスケジュール感を入れたほうがいいのかなと思います。例えば、行政手続のデジタル化の推進は、どこの都道府県も早く早くという形で先を競っているので、せっかく提言するんだったら、例えば「2年以内に」とかを盛り込むことで、お尻をたたくことになるのかなと思います。

○落合委員長
 そうですね。そうすれば具体的になってきますね。

○増田委員
委員の皆様方の見識を集約した、いい提言ができていると思っておりますが、提言3のICTに係る人材確保・育成の(2)の教育機関における取組について、私も文教警察委員会に出たり、子供たちの教育環境もいろいろ変わってくる状況を鑑みて、もう少し充実させてもいいかなと感じています。
 大きく3点を具体的に提案させていただきますが、まず、学習指導要領が変わってプログラミング教育などが必須になるし、1人1台端末時代が来て環境は整うんですけれども、実際の子供たちの意識も大事になってくると思いますので、小中高生がトップレベルのICT人材を目指すモチベーションを向上させるための施策を提言したらいいのではないかなと思います。
 2点目は、県内にも農業高校や工業高校など、実学系の高校が幾つかあって、特に農業分野でAOIプロジェクトなどもやっていたり、実学系の高校の卒業生の皆さんは、地元の定着率も高くて、本県経済の次代の担い手にもなっていく貴重な方々だと思いますので、こういった実学系高校におけるICT教育をさらに強化、充実していくべきだという提言も加えてみたらいかがかなと思います。
 3点目ですけれども、ちょうど今年の4月から県立工科短期大学校が開校され、高度産業人材を養成する学校として設置されるわけですけれども、ここの皆さんのICTのレベルがさらに向上できるような支援も必要ですし、卒業後も県内経済に大きく力を貸していただける貴重な人材だと思いますので、卒業後の支援も含めてさらに充実していくべきだということ。
 小中高生のモチベーション向上、実学系高校におけるICT教育の支援強化、県立工科短期大学校におけるICT教育の充実の3点を盛り込んでいただいて、教育機関における取組を少し充実させたものにしていただけたほうが、さらによくなるのではないかなと思いますので、御検討いただければと思います。

○落合委員長
 はい、ありがとうございます。
 この件について、昨年の暮れに、私も短過ぎるので、もっと具体的に内容があったほうがいいだろうということはお話をさせていただきました。
 それで、先ほどの9番委員のほうからあった意見に対しては、ちょっと大きな問題になりそうなんだけど。

○木内委員
 9番委員の意見を集約すると、2点だと思っていまして、1つは県庁内データは、活用可能なデータベース化をするという文言が1つと、もう1つは、県庁職員のITリテラシーの向上の2点だと思っています。ついては、それは県庁内のDXの中に、その文言として入れ込むことができるんじゃないかなと感じていますけど、9番委員いかがでしょうか。

○良知(駿)委員
 提言1の(1)がDX全体のことをお話しされているので、そこに盛り込むのも一案かなと思っております。
 教育に関しても、2番委員がおっしゃられた提言3の(2)だけではなくて、(1)も手薄な部分があると思いますので、そこも膨らませていただければ、6番委員の御指摘のとおりのところかなと思います。

○木内委員
 提案です。
 9番委員の意見の中で、データベース化については、県庁内でどういうデータをどういう形で保持していくべきかという設計の部分で、大きなデータ基盤の設計ということになってくると思いますので、そういったことは恐らく、我々がここで具体的にどうこうするよりも、CIOが主体的に設計していくべきなのではないかと感じます。
 そうすると、その内容については提言1の(1)の中で、県庁内を俯瞰したデータベース基盤の整備をCIOの役割として盛り込むという形で実装できるのではないかと思います。
 職員のITリテラシーの向上と、ICT人材の確保ということについては、職員に対する研修は、提言3の(1)の中で書いてありますので、この中で、ICTに関する職員の採用はもちろんですけれども、そういった職員を軸に、県庁職員全体のICTリテラシー向上のための研修の実施――書いてありますけど――という内容を盛り込んでいくべきではないかと感じましたが、いかがでしょうか。9番委員の御意見を伺いたいと思います。

○良知(駿)委員
 今の6番委員の御指摘いただいたことに対する返事ではありますが、それで私も問題ないと思います。
 あと追加ではございますけれども、知識の向上を図っていくのはそうなんですが、そこがゴールじゃなくて、そのICTを活用して、どう事業を進めていくかという発想が生まれてこないといけないので、そこは最終的な目標として必要だと思います。その辺を加えていただければなと思います。
 具体的には、ICTを活用して、従来のとおりではなく、生産性の高い事業ができるようにというような文言ですかね。

○落合委員長
 はい、分かりました。

○佐地委員
 この提言はもう整っているんで、これでいいと思っているんですが、皆さんの御意見は、それでまた考えることは全然やぶさかじゃないですが。
 7番委員と9番委員がお話をされていたことは、どちらかというと、考え方的なハートの部分のように感じたんですが、例えば7番委員が言ったのは期限をはっきりさせようということですよね。9番委員が言っていることは、ハードとソフトをしっかりやるということと、しっかりリテラシーを教育していくことが必要だよという大きな考え方的な部分だと思ったので、私は委員長が初めに言われた、この中に組み込むという形よりも、提言の上の部分のところの前段とかに入れるのかなと思って聞いていたんですけどね。どちらでも結構ですが。
 それから、2番委員からお話をいただいた内容についても、この中で書いている方向性とかみ合う形で文章を考えていただきながら記載する形でどうかなと思いました。

○落合委員長
 はい、分かりました。
 昨年から本当に皆さんからいろんな意見があって、修正が大分されてきたので、いいのかなという感じはいたします。
 それでは、ほかにまだ御意見ございますか。
(「なし」と言う者あり)
 では、この委員間討議については、これで終わらせてもらっていいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 本日、各委員から頂いた御意見や御指摘いただきました内容を参考に、報告書の修正、見直しをしたいと思います。最終的な取りまとめは、正副委員長に御一任いただくことでよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 ありがとうございます。それでは、そのようにさせていただきます。
 正副委員長で取りまとめた報告書につきましては、2月上旬に皆様にお届けした後、2月定例会開会日に議長に提出する予定でおります。また2月定例会で調査報告書を議場配付の上、私から報告する予定ですので、御了承願います。

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