委員会会議録

質問文書

令和４年10月17日自然災害対策特別委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　好浩議員
	質疑・質問日：	10/17/2022
	会派名：	公明党静岡県議団

○髙田委員
　ありがとうございました。静岡市葵区選出で足久保が地元です。
　本当に12時間の停電、２時から２時まで本当に電気の日常的な重要性をつくづく感じました。国道１号線バイパスの下の信号は全部生きてたんですが、唐瀬街道という大動脈でもないですけど、バイパスからおりたところ、すごく交通量の多いところの信号が全部止まっていました。これは中電というよりも県警の管轄になるとは思いますけれども、この辺の信号の手当について、県警と費用の持ち方などの打合せは、今までされたことはございますか。

○中村佳津宏参考人
　正直申し上げて、あまりそこのところを深掘りして、我々と警察当局との間で相対で議論していることはないです。ただ、県警では、これは各県によってレベル感が違いますけれども、彼らは彼らでしっかり認識していて、やはり交通災害にも直結しますし、一方で、警察予算の話もあります。一方で、信号が止まっていたら人を出さないといけないという、人間信号機をやらなければいけないこともあって、そういったバランスの中で、警察行政としていろんな戦略を考えていると思います。基本的に信号機にバッテリーをつけようということだと思うんですけれども、それも全数を追えないので、つけるところ、間引きしてつけるところ、つけられないところと、かなりあるのが実態かと思います。これも県によってかなりレベルの差があると思うので、そういったところは分析する必要はあると思いますが、我々としては、そこはお願いしているところで、これは警察に限らないですが、我々はとにかく電力復旧を一生懸命やるのですが、やはり最後のところは、お客様側で自衛していただきたいところがあります。例えば病院もそうです。信号機と一緒で病院が停電する。病院は命にかかわるところで、そこをどうやってやるんだと。我々は一生懸命復旧しますが、非常用発電機を持ってくださいということです。その辺を一つ一つ協議しているかというと、なかなかそれはできていなくて、それぞれのところが、自衛手段をとっていただくということも、こういった災害対応では非常に重要かと思っています。

○髙田委員
　ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思います。今回は中山間地域で倒木によって、あるいは地滑りによって多くの被害がありましたが、地震の場合は町なかにたくさん立っている電柱が倒れてくる。また、連鎖して多くの電柱が倒れるという、東日本大震災がまさにそうでしたけれども、この対応は非常に難しいと思います。よく言われるのは電線の地中化ですけれども、これも変圧器が水没したりと様々な課題もあるわけで、この町なかの電柱ですが、やりようがないのかもしれませんが、何か対策として進めていることはございますか。

○中村佳津宏参考人
　防災対策としては、１つの選択肢はやはり地中以外にないだろうと思います。今の普通の電柱方式において防災体制を強化するといっても、なかなかそこには限界がありますので、やはり主要なところは町なか含めて、無電柱化していくのが１つの道だと思います。ただ、やはり無電柱化、地中化はものすごくお金がかかりますので、これを電力会社の費用負担だけでやるのは、難しく限界があるということで、無電柱化推進計画が国レベルであります。しっかり費用負担をしながら国と行政と連携しながら、優先順位を決めて無電柱化していくことですので、その優先順位を決める上で、やはり防災的にどこを先にやらなければいけないということを決めていかなければいけませんし、やはり議員の皆様にはそういったところの予算をしっかりつけていただくという意味において、背中を押していただけると我々としては大変ありがたいと思います。

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