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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月多文化共生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:12/03/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 今、県でかめりあという、やっと1つ相談窓口ができたんですが、それはどういうふうにとらえていますか。

○堀永乃氏
 機能しているんですか、というふうに、私は思っちゃいます。
 場があって――全国のそういった相談センター、熊本でも大阪でも、国から予算がおりてきて、ワンストップ相談センターつくりましょうって、相談センターはあるけれども、どれだけ、製造業の実態がわかってて、どういうことをサポートしてあげたら、この企業にとっていいんだろうかとか、そういう立場で考えられないと、難しいです。外国人問題を、外国人の立場から語る人はいっぱいいるんですよ。人権とか。それは確かにそうなんですが、今のステージはもうそうじゃない。ここから、この世の中のこの社会、どうするかみたいなところで、じゃあ、企業さんにこうしていきましょうって提案ができないと、難しいと思います。

○佐野委員
 とにかく、出先機関の県民生活センターとか、そういうのはやっぱり機能していないんだと思うんですよ。私も今考えているのですが、商工会議所だとか、JAだとか、そういう具体的な経営者の方たちが相談できたり、交流協会とか、そういうところに動ける、内情がわかる相談員がいるといいなというふうに。

○堀永乃氏
 多文化共生で、外国人との暮らしをよくするために、こういう姿勢をとりましょうという助言は、国際交流協会職員はできると思います。でも、それは、企業にとってどういうメリットがあって、どのぐらいの売上高が上がっていくものなのかということも、一緒に考えられないと、やっぱり難しいかな。国際交流協会って、県からお金もらったり、市からお金もらえるので、働きかけないんですよ。営業しなきゃいけないというところまでいかないというか。

○佐野委員
 そうですね。各市の国際交流協会の方向が違っているんじゃないかと。

○堀永乃氏
 それはやっぱり企業はそういうところを見ますよ、この人たちわかるのかなというのは。特に偉い人たちというか、浜松は起業家さん、社長さんたちが集まるような会とかが結構あって、お話ししに行って、国際交流協会、何やってんのって言われちゃうと、私、すごいショックでしたし、ああやっぱり、もっとちゃんと世の中出ていって、国際交流協会の取り組みを話さなくちゃいけなかったななんて思うと、相当足で稼がなくちゃならない。そういったところで学びがあると思うんです。

○佐野委員
 視野が狭いというか、友好都市との交流だけやってればいいみたいになっちゃってるなと、今の実態、思います。
 それから、子供たちの不就学だとか、急に日本に来てすぐ学校に入っても、その子も不幸だし、担任もすごく困るわけですよね。なので、先ほどのぴよぴよクラスのような、子供たちの支援はどういうふうにお考えでしょうか。

○堀永乃氏
 びっくりすると思うんですが、あの予算、30万円ぐらいでできるんですよ。ぴよぴよクラスって。何の予算かって、一番高いのは給食費。日本食を食べさせるということをトレーニングしないと、しょっぱいのか、甘いのかわからない。甘じょっぱい、しょうゆに砂糖味というのが、日本人が好む味であるでしょう。そういうのを食べてないんですよ。塩辛いか何かなんで。まずそこからお弁当が食べられないというスタートが始まって、それがかなり大変なんです。冷たい牛乳飲めないとかね。ある子は牛乳と白い米しか食べられなかったという。そういうのって、学校ではすごい必要な情報で、それをやってるんですよ。そこの御飯代などは、参加する児童からももらいます。保護者から。
 30万円の大きなとこって、大学生たちが動くための旅費です。自宅から小学校へ行くまでのバス代。浜松市内はちょっとバス代が高いので、そういった部分で負担が大きいからかかります。ただ、模造紙に何か、絵を描いてとかいうのに膨大なお金がかかるかというと、そんなにかからないです。だから、ぴよぴよクラスこそ、自治体レベルで予算とってやりやすくなると思うんですけれども。

○佐野委員
 場所は、小学校の教室を。空き教室じゃなくて。

○堀永乃氏
 3月の春休みの期間にやらせてもらうんです。あえてそうしてます。1年生になったときに、この教室に入るんだよというのがわかります。お金の問題も確かにあるんです。お金がないというか、浜松市は補助金を出してくれてないので、企業さんからもらったりとかしてやってますから、かなり厳しい状況です。
 ただ、お金の次にってなったときに、学校長の先生が、小学校をあけるかどうかというのが、実は次の大きなハードル。うちの責任じゃありませんからとかって言うんです。でも、この子たちは4月1日から、もうあなたの責任下の子たちですよ。だからこそ、体験させとかなくちゃいけないのにって、私はやっぱり思います。

○佐野委員
 とてもわかりやすい取り組みですね。
 国も、虹の架け橋教室とか、今、小笠でもやってるんですけれども、国もそういう教育にお金をかけるべきですよね。もう少しね。

○堀永乃氏
 やってほしいですね。そんな高い金額じゃないんで。やりたい学生は結構いるんですよ。ぴよぴよクラス、やってくれてる学生の数って何人だと思います。50人ぐらいいるんですよ。しかも、全国から来るんですよ、ぴよぴよやりたいっていって。先生になりたい子もいるし、もともと浜松市で子供のことが好きでという子もいるし。だから、こういう子が学校の先生になってくれたらいいじゃないですかと私は思って、ぴよぴよクラス受けてたら1点プラスとかしてくださいって、市教委に言ったら怒られましたけど。そうしたら、学生も、もっと先生になりたいっていう子がふえるんじゃないかなとも思いました。

○佐野委員
 国の力などをね。うまく使って。ありがとうございました。

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