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委員会会議録

質問文書

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令和3年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 和子 議員
質疑・質問日:11/09/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伊藤委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 令和2年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書89ページのAOIプロジェクトについてお伺いさせていただきます。
 静岡県にとりましては、世界水準の農芸品の生産力強化を図るためにAOIプロジェクトの推進がとても重要であると考えております。
 AOIプロジェクトの概要と令和2年度の取組の成果、目標や進め方についてお伺いさせていただきます。

○大澤先端農業推進室長
 AOIプロジェクトは、農業分野にオープンイノベーションの手法を取り入れ研究機関や民間事業者、生産者など多様な主体が持つ高度な知見やアイデアなどを出し合い、革新的な技術や品種の開発等を行うことで農業の飛躍的な生産性向上と農業を軸とした関連産業のビジネス展開を促進する取組でございます。
 昨年度は、こうした研究成果を活用して新たな商品やサービスの開発を行う民間事業者を支援するなど研究成果の社会実装を進め、昨年度13件、累計21件の実用化に至っております。
 また、こうした技術等を生産現場へ普及させるためJAや生産者と連携した実証試験に取り組むとともに、農林事務所の普及員やJAの指導員などを対象にしたスマート農業に対応した技術力を高めるための研修なども実施いたしました。
 今後、AOI−PARCを中心とした研究開発、民間事業者の起業や事業化を支援するアグリオープンイノベーション機構を中心とした研究成果の社会実装の加速化に努めるとともに、農林事務所を中心とした伴走支援による新たな技術等の生産現場への普及、展開を通じて持続的なイノベーションの創出と、それが社会実装される好循環の形成に努めてまいりたいと思っております。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 皆さん御承知のとおり、県内では農業従事者の減少や高齢化の進行が進んでおります。またAIやIoTなどの技術の発展、ライフスタイルの多様化など時代の環境変化を農業や農村が飛躍する重要な転換点と捉えております。静岡県経済産業ビジョン2018〜2021(農業・農村編)を見させていただきましたが、目標年度が2021年ですので今年でございます。AOIプロジェクトの推進は、農業の成長産業化に向けてとても重要であると考えておりますので、今後もぜひ積極的に推進していただきますよう御意見として申し上げます。

 次に、説明資料108ページのふじのくに茶の都ミュージアムにおける新型コロナウイルス感染症拡大の影響とそれに対する取組をお伺いさせていただきます。

○小林お茶振興課長
 ふじのくに茶の都ミュージアムにおけるコロナ禍の影響と対応策についてお答えいたします。
 まず、有料施設の入館者数がコロナ禍前の令和元年度は約8万1000人でございましたが、昨年度は3万6000人と5割以下に減ったことが大きな影響でございます。
 次に、これに対する感染防止対策につきましては、3密対策や赤外線検温器の設置はもとより茶室の券売機のタッチパネルを非接触型に改良したり、スタッフが説明時に飛沫が飛ぶことを防止するため音声ガイドシステムを導入するなどの取組を行っております。
 加えまして、来館がなかなか難しい方々もたくさんおりますので、例えばユーチューブを使って企画展の内容やお茶の入れ方などを動画で配信する取組を新たに始めました。それから小中学校にたくさん利用していただいていることから、実際にお茶に触ったり匂い成分を嗅ぐような体験型のキットを作り、小中学校に貸し出す取組を始めました。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 ふじのくに茶の都ミュージアムは、静岡茶の魅力を県内外に発信していく拠点であります。もっと積極的に情報発信に力を入れていただき、昨年度はコロナ禍で入館者が少なかったのはしようがないですが、前年度の8万1000人以上に入館者数を増やす努力が必要なのではないかと感じておりますので、御意見として申し上げさせていただきます。よろしくお願いします。

 最後になります。説明資料137ページの県産材の安定供給体制の確立についてお伺いさせていただきます。
 次の138ページに、浜松地区において航空レーザー計測による高精度森林資源情報の取得に取り組んできたと書かれていますが、具体的にどのような情報を取得できたのでしょうか。またその情報をどのように役立てたのかお伺いさせていただきます。

○小池森林計画課長
 航空レーザー計測により取得した3次元点群データを解析することで、森林内の詳細な地形や立木の本数、樹高、樹種、材積などの情報を把握することができます。この情報を組み合わせることで、例えば傾斜が緩やかで杉やヒノキの資源量が豊富な生産適地を抽出することが可能となります。
 県では、市町、林業経営体、県などによる地域協議会を県内各地に設立いたしまして、この情報を活用した生産適地の抽出、木材生産や路網の計画策定を進めております。この結果森林資源が豊富でありながら、これまで活用がなかなか進まなかった森林での木材生産の実施に大きく役立っていくと考えております。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 林業イノベーションの推進は、林業の成長産業化を促進するためにとても重要であると考えております。
 要望をお願いしたいのですが、先進事例などを参考にして先を見据えた事業展開が必要と考えますので、ぜひ継続して知恵を出し合っていただきますよう御意見として申し上げさせていただきます。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp