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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:河原崎 聖 議員
質疑・質問日:03/09/2020
会派名:自民改革会議


○河原崎委員
 一問一答方式でお願いします。
 今まで出た質問以外で、先ほどの私立学校につきましては非常勤講師等の話が出ました。当然公立も納入業者がいるかと思いますけれども、それを県のほうで直接何とかではないとは思うんですが、実情の把握等はされているんでしょうか。

○大石私学振興課長
 義務教育の小中学校が少ない一方で、いわゆる学生食堂、学食がある高校等もありますので、急遽休校にしたことにより翌日分などの食材について納入業者からキャンセル料が求められているケースもあると聞いております。また春休み時期に海外研修等へ行っている私立学校もありまして、中止に伴う渡航費、航空券代、ホテル代のキャンセル料が発生している、発生してないケースそれぞれあるということで、学校が行事を中止にしましたけれども、それを父兄に請求できるのかどうか悩んでいる、課題として上げている学校もあると認識しております。

○河原崎委員
 断片的な情報ではなくて県でも実情の把握をするべきだと思うんですけれども、その点はどうでしょう。

○大石私学振興課長
 今回各学校が抱える課題ということで、自主休校の対象法人となった学校については広くアンケートをとり聞き取った中で、細かな額までは聞いておりませんけれども、キャンセル料を課題として上げる学校よりも、マスクや消毒液等の衛生用品の入手が困難な中で学校を再開したときに用意できるのか不安であるという声が一番多かったと認識しております。

○河原崎委員
 わかりますけれども、体系的な、全体的な調査をするべきということについてはどうでしょうか。

○大石私学振興課長
 9番委員御指摘のとおりですので、今後体系的な調査をやっていく必要があると認識しております。また国では今回の自主休校について新たな対策を打ち出すという報道もされておりますので、新たな支援策が提示された場合につきましては各学校に対して支援策の活用についても当然調査していかなければいけないと考えております。

○河原崎委員
 はい、わかりました。

 次に移らせていただきます。
 先ほど来観光関係、宿泊キャンセル数の質問が出ていまして、7番委員の御質問の中でも宿泊キャンセル数が実態を把握する段階になってないという御指摘もありました。そのとおりだと思います。実態を把握するためには稼働率を調査するのが一番正しいと思うんですが、一方で民間企業でもありますので答える義務はありませんし、正直に答えてくれるかどうかわかりませんが、その点はどうなんですかね。

○川口観光政策課長
 調査の実態ですけれども、昨今いろんな調査があったり、9番委員御指摘のとおり強制力を持った調査ではない、あくまでも実態の把握に努める中で御協力いただいておりますので、結果として全施設を網羅した悉皆調査になっておりません。多くの協力は求めていきたいところですけれども、先ほど申し上げましたとおり全てキャンセル数の測定だけで実態の把握ができない状況にもなってきておりますので、調査方法については協力を促すとともに、引き続きより地域の実情にあった実態がつかめる形の調査に努めてまいりたいと考えております。

○河原崎委員
 その点はよろしくお願いいたします。

 今回の新型コロナウイルスの感染の収束めどが立ち次第速やかに観光誘客促進策を実施したいというお話があって、これまでの東日本大震災やSARSのときの経験を生かしていくというお話もあったかと思います。具体的にどういったものがあるのかお答えいただける部分があればお願いしたいと思います。

○佐野観光振興課長
 先ほどお話しましたように、過去さまざまな取り組みをしてきた中で今回と異なる状況もあるかと思いますので、異なる部分をしっかり把握、分析しながら、現在具体的な取り組みをどうするのか検討しているところです。段階的に考えていく必要があると考えておりますが、収束期については直近で効果が出る施策、例えば秋冬の旅行商品を造成する場面ではそれ向けた取り組みということで、時期的に見合うものを検討していきたいと思います。また国内だけでなく海外に対する取り組みも非常に重要だと考えておりますので、そういったところも踏まえてしっかり検討していきたいと思います。

○河原崎委員
 わかりました。

 東日本大震災、SARSのときと比べてですね、恐らくインバウンドは倍以上になっておりますので、なおさら影響が大きくなっていると思います。ましてや東京2020オリンピック・パラリンピックを目前に控えて、特に海外対策は重要だと思っているんですが、それに対する認識、考え方があればお答えいただきたいと思います。

○佐野観光振興課長
 9番委員からお話がありましたとおり、今回の新型コロナウイルスの感染に係る影響は東日本大震災のときよりも大きいという認識は持っております。そうした中で、今回全国的に同じ傾向があると思いますし、また県内においても伊豆については特に観光業が非常に重要な産業になっているところを踏まえて、予算的に現在具体的に何があるわけではありませんが、まずは既定予算の中でできることを考えた上で、効果的でより迅速な効果が生まれる施策を考えていきたいと思っております。

○河原崎委員
 国内については、文化観光委員会説明資料にもあったアフターDCの取り組みが4月から6月まで考えられています。今回の状況の中で特に4月あたりがどうかっていう課題がありまして、場合によっては時期をずらしていただく必要もあると思いますが、その点についてのお考えをお願いします。

○佐野観光振興課長
 9番委員からお話ありましたとおり、アフターDCにつきましては4月から6月に開催予定でこれまで準備してきた中で交通事業者が主催するイベントとして4月4日の富士山満喫トレイン――観光列車になりますけれども――が中止になる、3月中旬に予定しておりました駅におけるキャンペーンなども一部中止せざるを得ない状況があります。そのほか、現在予定していたものをどう対応するのか調整しているところですけれども、基本的には中止ではなくて延期という形で、今後その時期が来たときに早急にイベントが打てるように主催者の皆様と調整していきたいと考えております。
 本県におきましてはアフターDCに事前に取り組んでおりますので、逆に言うとそういう時期が来た場合については迅速に動きやすいところもありますので、うまく生かして取り組んでいきたいと考えています。

○河原崎委員
 次に移らせていただきますけれども、富士山静岡空港ですが、今中国路線に関しては全便、韓国路線の便もなくなる方向と聞いております。そういった中で、いつどういう形で再開できるのかわかりませんが、やはり1回ガラガラポンになる感じもしないではないんですけれども、コミュニケーションといいますか、信用を維持していく取り組みは必要だと思うんです。その点についてやっておられるものはありますか。

○林空港振興課長
 富士山静岡空港の国際便につきましては、中国線の全便が今全てとまっている状況ですし、台北線については一部が欠航を発表させていただきました。ソウル便につきましても3月上旬から欠航になります。今回は感染症対策でやむを得ないですけれども、県としましては再開の兆しが見えたときにきちんと戻っていただく必要があると思っています。9番委員が信用維持とおっしゃいましたけれども、今まで築き上げた信用をもとにスタートを切る時点におきましては就航先、今までのお客さんに富士山静岡空港へ戻っていただける措置、キャンペーンも含めてきちんとやっていかなきゃいけないと考えています。

○河原崎委員
 コミュニケーションを小まめにとっていただくようにお願いしたいと思います。韓国はヒステリックな反応をしていますけれども、中国は割と冷静なのはありがたいなと思っています。いずれにしても全体的に中国からの旅行者数も減ってくる可能性がないわけじゃありませんので、そういったことを考えて何としても今ある便を確保する強い決意を持って臨んでいただきたいと思います。

 全ての問題に共通することなんですが、全庁的な取り組みで各分野にわたることがいろいろ出てきて新型コロナウイルス感染症対策本部も立ち上がっているわけなんですけれども、文化観光委員会に関することがしっかりと対策本部に伝わっているのかどうなのか、それを伝えていく必要があると思います。実際私どもの会派の観光議連でホテル旅館組合から話を聞いているときに、副会長が廃業を決めたというお話も出てきました。そのくらい現場は切迫しておりまして、3月をどうやって乗り越えていくかが観光業者喫緊の課題といいますか、本当に切羽詰まった状況なんです。対策本部に対して文化・観光部がこの状況を伝える努めはあると思いますので、どのような取り組み、お考えでやっておられるか伺いたいと思います。

○植田文化・観光部長
 今回の新型コロナウイルス感染症の対応なんですが、49万人という宿泊キャンセルで、さらに予約が入ってない本当に大変な状況です。とてつもない大きな影響が出ていると思っております。
 先週、経済産業部と政令市、市町会と協力して経済対策会議を設置したんですけれども、1つは情報共有をすること、もう1つは金融対策と雇用対策でとにかく業者の皆さんを支えていく、そして改善の兆しが少しでも出たら一気に観光の需要喚起対策を打てるように準備する。それも県単独でやるんじゃなくて、市町の皆さんと一緒にやっていくことを合意したところです。きょう補正予算の編成通知も出ました。早急に需要喚起対策をまとめて、改善の兆しが見えたらすぐに発行できるようにまとめていきます。当初予算についても、例えば臨機応変に早目に執行する、またDCの延期をJRに対してお願いするなどいろんな対策があると思いますので、文化・観光部を挙げて新型コロナウイルス対策について取り組んでまいりたいと思います。今後も御支援等お願いします。

○河原委員
 わかりました。
 本当に現場が追い詰められている状況ですので、何とか将来に希望が持てるような形で、県全体として強いメッセージを出していただければと思っております。よろしくお願いいたします。

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