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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 分割質問方式で大きく3問お願いいたします。
 まず、東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技開催推進事業費についてです。
 午前中に5番委員からも質問がありましたが、今回小中学生観戦招待に2200万円が計上されています。この招待の範囲や、先ほど5番委員からもありましたが海外からの来場客が来ない場合に招待範囲の広がりがあるのかをお伺いいたします。

○横井オリンピック・パラリンピック推進課長
 小中学生の観戦招待についてお答えいたします。
 オリンピック・パラリンピックのチケットとしては一般販売されているチケットとは別に、学校連携観戦チケットがあります。これは地元で競技が開催される東京都、静岡県も含まれた関係自治体、それから東日本大震災被災3県の子供たちが会場で実際に競技の観戦をすることを通して、一生の財産として心に残るような機会を提供したいということで、大会組織委員会が企画したチケットです。
 本県では、県内で開催される自転車競技、それから東京のオリンピックスタジアムで開催されるパラリンピックの陸上競技の観戦が可能となっております。
 対象となる学校は県内全域の小学校、中学校、高等学校、それから特別支援学校で特に学年の制限はございません。県内全域の学校に意向を確認しまして、学校単位で本県が取りまとめ大会組織委員会に申し込みをしております。
 海外の観戦客の制限がある場合、宿泊のニーズ、規模が若干縮小することは考えられますが、マスコミや大会関係者など純粋な観光客ではない外国人が来県する以上、その方向けの支援策は必要になってまいりますので、今のところ大きく事業計画を変えることは考えていません。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 ラグビーワールドカップのときも県内の子供たちを呼んで、それがすごい学びになっていたということです。今回は夏休み期間でもありますので、最初は東部地区が中心かと思っていましたが、県内全域から招待していただき、特別支援学校の子供たちを呼んでいただけるとのことで、医療的ケアが必要な子供たちへの配慮もお願いできればと思います。ありがとうございます。

 続きまして、主要事業参考資料9ページの「演劇の都」推進事業費についてです。
令和3年度の一般会計予算に新規事業で演劇アカデミーが入っていると思います。いろいろな新聞記事などを見ると宮城監督が少数精鋭を目指しているとか、行く行くは県内にも演劇科を創設するなどとありましたが、この定員、選考方法、選考基準、また何年間学んで、卒業後の進路などについてはどのように考えているのかお伺いいたします。

○室伏文化政策課長
 SPAC演劇アカデミーについてお答えいたします。
 演劇アカデミーの定員につきましては15名程度です。
 選考基準は、演劇への興味関心があり自己表現したい思いがあること、アカデミー参加への明確な理由と高い意欲を持ち合わせていること、演劇人を志す将来性が感じられる人材であることの3点です。
 選考方法につきましては、志望動機と意欲を原稿用紙3枚ぐらい――1,200字程度の作文により総合的な書面審査をして、その通過者には面接を行い15名程度に絞っていきます。
 この演劇アカデミーのカリキュラムは4月から3月までの1年間です。
 卒業後の進路については、演劇アカデミーでは演劇に関するいろいろな知識を学んで、大学に進学するときには演劇ではなく、もっと広い視野を養っていただいて、静岡県に戻って来ていただければと考えております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 芸能事務所のようにうまい子をどんどん入れていくというものではなくて、一番は関心興味、意欲について見てもらえることはありがたいなと思います。卒業後の進路についてもこれを学んだから必ず演劇に携わるなどではないとのことですね。
 そもそも県が打ち出す演劇の都とはどういうものなのか、もし答えられれば答えてもらいたいと思います。

○室伏文化政策課長
 演劇の都は、演劇をテーマとして多くの人々が集い、参画できるイベントが行われ、拠点としての劇場や公演、また周辺の文化観光施設を含めた地域全体が演劇をキーワードに活性化することで、ほかの県にはない本県の文化振興の大きな特徴を形づくることを狙いにしております。
 音楽の都ウイーンのように舞台芸術が盛んなことが、地域住民の皆様にとって誇りになると期待されます。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 私は個人的にSPACが好きで必ず見に行かせていただいていますが、なかなか根付いていない面もまだまだあると思います。
 この演劇アカデミーをやられるのであれば、アカデミー開校後の様子や入った生徒たちが成長していく過程など――よくドキュメンタリー番組とかがあると思うんですけれど――を発信していって、県民全体に興味を持ってもらえるような施策に発展していただきたいと思います。

 今定例会で私が一般質問で取り上げましたが、地球環境史ミュージアムについてです。
 令和3年度の予算で5640万円を計上し、老朽化した施設の修繕や設備の更新を行うとのことです。一般質問ではここまでは聞けなかったんですが、現地のお話を聞きに行ったときに、剝製などが増えてきてバックヤードが結構いっぱいになってきたり、温湿度管理をしなければいけない収蔵品も増えているとのことで、施設の改修計画があるのかどうか伺います。

○室伏文化政策課長
 6番委員御指摘とおり、約90万点ほどの資料や標本がございまして、それについては今あるバックヤードでしっかり保存をしてきておりますが、今後の増加に当たっては地球環境史ミュージアムからの要望をヒアリングしながら整備や修繕を実施していこうと考えております。
 また、自然史博物館としての調査研究に支障がないように、収蔵品管理についても協議を進めていきたいと考えております。

○牧野委員
 私はミュージアムの前身の高校出身ではないので全部は知らないですし、校舎や体育館を全部使っているのかも分かりませんが、施設の何割ぐらいを使用して、また何割ぐらいの空きがあるのかなどは把握していますか。

○室伏文化政策課長
 現在収蔵室が15室ありまして、元校舎の半分ぐらいは使っておりません。体育館は机や椅子などがいっぱい入っていますが、まだ十分空きがございますので、修繕等をしながら今後は運営していくのかと思っております。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 まだ、それだけ空きがあるということですね。私も一般質問のときに言わせてもらいましたが、もともと学校の校舎を利用することがコンセプトだと思いますので、大規模な改修は本来のコンセプトと違ってくると思います。その辺のバランスを取りながら、今後も収蔵品の管理にも努めていただければと思います。ありがとうございます。

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