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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年10月・11月(閉会中)総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鳥澤 由克 議員
質疑・質問日:11/22/2023
会派名:自民改革会議


〇鳥澤委員
 一問一答方式でお願いします。
 先ほどの東海財務局の方とのやり取りから、三島市国有地について県の利用が決定されていることの裏づけは全く取れなかったと思うんです。また取得時期や定期借地権の条件は別としても、処分のスケジュールは未定であることを知事にどのように伝えたのか、また知事はどのように認識されたと思っていらっしゃいますか。

〇村松経営管理部理事兼財務局長
 検察庁跡地の利用もしくは取得等については、10月上旬頃に知事に報告しました。
 前回の総務委員会説明資料にもありましたが、令和7年に解体工事が終了して財務省に移管され、それから自治体等から要望を受けて令和7年度末頃に審査を経て決定するためかなり時間がかかりますと報告いたしました。
 また、知事からはその旨了解したとの発言がありました。

〇鳥澤委員
 それが皆さんが知事に対して伝えた趣旨だと思います。
 このような事態になって、知事が場所は別としても定期借地権のことも最後の詰めの段階との認識で話をされたことは、知事の独断で発言したことになりますがその点はどうでしょうか。

〇京極経営管理部長
 10月の閉会中調査の場でも申し上げましたが、基本的に事務方の情報交換の状況につきましてはまだ何も決まっていない段階でした。
 知事の御発言の趣旨ですが、知事としてはここがレガシーとしてふさわしい土地だと判断したのが御発言につながっていると考えております。

〇鳥澤委員
 分かりました。
 そうすると今の進捗状況については、具体的な決定はされていない、先ほどのスキームでいきますとまだこれから検討する段階で国もそのように受けているという認識でよろしいですね。

〇京極経営管理部長
 土地の問題につきましては、東海財務局からまずは県の利用方針が決まらないと国としては検討の段階に移れないとお話がありましたので、県にどうするか投げかけられている段階でございます。
 何に使うかに関しましては、8月以降文化やスポーツなどいろいろなアイデアがある中で内部で検討していった段階ですので、現時点ではまずは県としての利用方針を固めない限り前に進まない状況です。

〇鳥澤委員
 知事の発言については、実際にはまだ決まっていないのに決定されているような認識を持った発言と一般県民は取っていると思っています。ですから、報告しても知事が正しく認識していなかったとすると行政組織として大変大きな問題が出てくるんじゃないかと思っていますので、こういったことのないようにしていただきたいと強く思っています。
 前回の委員会でもお話しましたが、やはり知事の発言は重い。そして県民が知事の言葉から受ける期待感も当然高まってきます。現時点での認識を皆様方にあえて聞いたのは、決まっていないことを知事に伝えることにより、知事が決まっているように発言することの不一致が大変問題だと思うからです。

 次の質問です。
 東部・伊豆地域の20市町との調整について伺います。
 県がこの土地を賃借する場合、東部・伊豆地域の20市町に負担を求める考えがあると東海財務局の議事録にも載っているわけですが、知事はどのような考え方で20市町に負担を求めるつもりなのか伺います。
 また、これについて知事から当局に何か指示が出されたか伺います。

〇京極経営管理部長
 20市町に負担してもらう発言につきましては、知事との協議の中で知事から利活用に当たってのアイデアとして頂きました。東海財務局の担当者との情報交換の中でそこまで言う必要があったか考えると、私としてはちょっと軽率であったと反省しております。

〇鳥澤委員
 京極経営管理部長がおっしゃるとおりだと思います。
 県の施設であれば県が負担していくべきものをあえて20市町が負担するのは、基礎自治体であります市町との合意形成の過程の中で目的が動いていった裏付けの言葉として受け止めます。

 知事は関係の首長との会合の場で三島市国有地の活用についてコメントしている場面もあったのですが、県として東部・伊豆地域の20市町とはどのような調整を行いましたか。
 知事が20市町にも負担させるのはどうだと言った段階なのか、それとも水面下で打診されたのか伺います。

〇京極経営管理部長
 20市町に対しては全く働きかけ等の話はしておりません。今後利用方針が決まっていかない限りは負担の考えもスキーム自体もないわけですから、まだ今の段階で市町に何か影響を与える段階ではないと考えております。

〇鳥澤委員
 意見として申し上げます。
 三島国有地につきましては、国や20市町など多くの関係者がいらっしゃいます。
 また、場合によっては住民サービスにも大きな影響が生じる案件でもあると思っています。当然ながら慎重に進めるべき重要な案件であって、土地の取得や活用のスケジュールや方針は全く見通せない段階にもかかわらず公の場で既に決まっているかのような知事発言があったことは不用意であったと言わざるを得ません。
 知事には今回の言動を振り返って心から反省していただき、発言の重さを再度認識した上で不適切な発言を二度とすることのないよう行動を改めることを強く要望します。
 また、先ほど2番委員からお話もございましたように、知事の軽はずみな言動を強くいさめるのも職員の職務です。職員の皆様がどこを見て職務を遂行するのか、先ほどの2番委員の言葉どおりだと思っておりますので、その点を重々認識していただきたいと思います。

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