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委員会会議録

質問文書

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令和2年4月臨時会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:04/28/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


〇佐野委員
 分割質問方式でお願いします。
 3番委員につなげて、ワサビも高級食材で上がっています。静岡県は今まで農芸品をブランド化してまいりましたが生かされるようにぜひともその成果を続けていっていただきたいとまず要望します。
 私は皆さんがほとんど質問してくださったので、県の施策がいかに県民に帰るかというか、施策を県民につなぐ体制について伺います。
 7番委員と6番委員の答弁では相談体制が滞っていない、ワンストップサービスが流れているという回答でしたが、私の所にはなかなかつながらないとか、電話が通じないといった声が一番多く寄せられます。県民はどこへ電話したらいいのか分からない。労働基準局とかハローワークに電話しても1番を押してください次を押してください、ただ今混み合っておりますといった感じで、直接話を聞くまでに何日も、半日も1日もかかってしまうという声を聞きます。県の施策を届けるためには一般的な窓口の、商工会議所だとか政策金融公庫とかそのようなところがスムーズにつないでくれないとせっかくの施策も届かないと思いますが、その辺をどう捉えていますでしょうか。

〇齊藤産業政策課長
 県の相談体制についてお答えします。
 県におきましては事業活動に影響を受けている中小企業の方の相談に応じるということで、融資、経営、雇用に関する相談窓口を設置しています。それから農林水産業を営む方のための相談窓口を設置して、県のホームページ等において周知を図っています。あわせて今回補正予算案を計上させていただいておりますが、その事業につきましても議決後速やかに執行できるように、案の段階ですがホームページで事業概要と担当課をお知らせしております。相談窓口につきましてはそれぞれの業務に精通した職員が相談内容に応じてきめ細かく丁寧に対応できるように、事業ごと案件ごとに窓口を設置してそれぞれ対応している状況です。今特にいろいろな案件がありますが、融資相談につきましては年度末から新年度にかけて非常に件数が増えてきたことがありますので、4月の途中から相談窓口の担当職員を増員して体制を強化しています。今雇用調整助成金の話がありましたけれども、これは国の制度にありますので労働局とか商工団体といった関係団体と情報共有を図って、皆様の御相談に丁寧に対応していきたいと考えています。

〇佐野委員
 今回のような非常事態だと今まであまり融資とかに慣れていなかった方まで不安になって、心配になって相談を求めたくなります。これは雇用です、これは融資ですといった縦割り行政ですら分からないわけですよね。とにかく困っているという声を聞きます。どこへかけていいか分からない、でもうちは違いますと言われると本当に県民に届かない施策になってしまうと思います。今福祉とかいろいろな救済制度がありますよね、これすら縦割りが分からないわけです。市役所などはまず電話をかけると振り分けてくれるところもあります。ぜひともまた知恵を絞っていただいて県民の困惑や希望が解決される相談体制を構築していただきたいと思います。
 みんな今日の融資の議決を一刻も早く待っているわけですよね、ずっとつながっています。この後ゴールデンウイークに入りますけれども、ずっと休みに入っちゃうと県民に届くのがますます遅くなってしまうと思いますが、この後の対応はどのように考えていますでしょうか。

〇鈴木商工金融課長
 融資に係る相談のゴールデンウイーク中の対応ですけれども、昨日中小企業庁から通知も出ておりまして、連休中も金融機関、信用保証協会が連携協力して対応できるよう体制を取ることと、市町村においては認定事務について可能な限り柔軟な対応をするようにと出ております。いくつかの金融機関ではゴールデンウイーク中毎日相談窓口を開けますといった通知をされていまして、信用保証協会でも土曜日営業のほか、毎日経営相談窓口や休日電話相談を実施しております。県でも制度が新しくスタートいたしますので商工金融課の職員が電話相談に当たることとしており、制度が円滑にスタートするように皆さんで協力してやっていきたいと考えています。

〇佐野委員
 休業協力金もゴールデンウイーク明けまでの資金ですのでその後のことも大変一番困ると思います。大変だと思いますが非常事態ですので、ぜひとも全庁を挙げてみんなで取り組んでいただきたいと重ねてお願いいたします。
 
先ほど6番委員からワンストップでスムーズに進んでいるといったお話もありましたが、大変難しいペーパーに書いたりと申請手続が難しいともよく言われます。この時に及んではなるべく簡略化、簡素化してすぐに届くような配慮が欲しいと思います。そして皆さんよく社労士さんに頼んで書いてもらうんですよね。そうするとそれに対してもまたお金がかかるわけです。そして社労士さんの仕事もいっぱいになってしまうこともあります。経営革新計画もそんなすぐできるものじゃないですよね。今困ったからそれをすぐにつくるっていうほど簡単なものではないと思います。手続の簡略化についてはどのような配慮がなされているでしょうか。

〇相坂委員長
 どの制度について聞いていますか。雇用調整助成金については国ですからお答えできないと思いますが。

〇天野経済産業部長
 経営革新計画につきましては、経営者の方は各商工会議所の経営指導員の方と一緒になってやりますからいい物をつくってきます。我々がやるよりもプロが入りまして日頃から経営指導している方と一緒につくっています。今まで実は委員会室くらいの部屋で県側の審査員5人くらい、経営指導員の方、企業の方と経営革新計画のプレゼンテーションをし、採択を決めていたんです。しかし新型コロナウイルス感染症の関係で密になりますのでもうやめました。この4月から全部書面審査でオーケーを出していくようにしました。さらにこれは知事の発案なんですが、今回もし相対でやりたい場合もあるから、オンラインでやるとお互いに双方向で話ができる。県のこういったことがポイントだよということも言えますので、そういうものも入れてより簡素により早く経営革新計画をしっかり手続としておろしていきたいと思っております。

〇佐野委員
 私も聞き取りで申し訳なかったんですが、売上げが前年同期比で何パーセント減とか農業も10パーセント減といったことをすぐに会計士とか税理士さんに相談したり、雇用のことは社労士さんに相談したりとなかなか連携が難しいとの意見を聴取しました。また県も今オンラインでやっていただくとか、そのような新しい取組をしていらっしゃるとのことですので、これから要請書の書式など、これを機会にオンラインでできるもの、簡略化できるもの、工夫をしていっていただきたいと要望します。

 また相談窓口のことだけではなく今回のことは商工金融課の鈴木課長のところに全て集中するという形ですよね。業務的にも商工金融課が大きく膨らんでいると思います。逆にコロナで仕事が停滞している課も中にはあるかもしれませんので、業務の応援体制構築は経済産業部の中で行われているのか、これから応援体制をつくろうとしているのか伺います。

〇山根総務課長
 繁忙部署への職員配置の関係の御質問かと思います。
 これまでも業務量が増大する部署に対しまして職員配置も含め臨機応変に支援しています。例えば制度融資、商工金融課の話もありましたけれども、関係者からの相談が急増したため同じ商工業局内での支援に加えて制度融資等の事業に比較的明るい職員を所属を超えて配置するなどしています。こうした業務量に応じて職員配置に努めています。部内の状況に応じて業務の状況を把握し、また職員の健康にも十分配慮しながら繁忙部署等への職員配置について柔軟に対応してまいりたいと思います。

〇佐野委員
 他の部は今県庁の働き方というか、出勤職員数2割削減、今週から5割削減になっているんでしょうか。そのような部署に比べて商工金融課はもう15割、20割くらい欲しいんじゃないかと思います。ゴールデンウイークもお仕事されるという回答もいただきましたので、偏らないようなうまい回しをしていただいて職員の皆さまも健康に乗り切っていただきたいと思います。
 最後に要望ですが、この新型コロナ、経済か命かということが世界的に言われています。どちらも大事だと思います。生命も大事ですが経済が絶たれると自殺者が増えたり犯罪が増えたりしますよね。この静岡県の産業という命をつないでいくためにも部が一丸となって、県庁全体でワンチームとなってますます頑張っていくように要望します。

〇相坂委員長
 今の9番委員の質問にからめて一点要望します。今回皆さんの方で補正予算で上げていただいた各事業について、我々がこの資料を読んでも何がいつからスタートするのか分からないんです。どういう申請に必要な書類は何なのか、どういう手続が必要なのか、また窓口がどこなのかが分かりにくい状況になっています。我々議員のところにも様々な方から問合せがあります。できましたら部付主幹でも総務課の方でも結構ですからどこかで一括でまとめていただいて我々委員の方へ御提出願えませんでしょうか。決まっていないところもあろうかと思いますけれども、一番最短でお示しいただけるものを、随時になっても構いませんのでお示しいただきたいと思います。

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