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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉本 好重 議員
質疑・質問日:08/11/2021
会派名:自民改革会議


○杉本委員
 では、一問一答方式でお願いいたします。
 私からは、盛土に関連する質問をさせていただきたいと思います。
 7月1日からの大雨等による災害関係の説明資料17ページから19ページに記載されている盛土造成行為に係る緊急点検の結果に関して伺います。
 伊豆山の土石流については本当に目を疑うような光景がございまして、一日も早い被災者の方たちの復旧そして復興を願うところでありますが、盛土が起因するという話がありまして、国土交通大臣は全国一斉に盛土の点検をすることを記者会見で話されており、そのような中で緊急点検が行われたと拝察しております。
 そこで、17ページの中段に記載されている点検対象箇所を(1)、(2)に限定した意図または理由をお聞かせください。

○宮崎森林保全課長
 まず、土石流の源頭部で造成された盛土が法令違反と考えられ、被害を大きくした要因であることから、法令違反のある盛土箇所を対象の1つとして選定いたしました。
 あと15メートルにつきましては、土の採取等に関する技術基準――静岡県土採取等規制条例、森林法の林地開発許可審査基準においては盛土の高さを原則15メートル以内としていることから、これを超えるものを対象として実施しております。

○杉本委員
 ありがとうございます。
 それでは、経済産業部所管の緊急点検の結果についてお伺いしたいと思います。
 災害関係の説明資料18ページの森林法のところですが、一覧表では件数のみの記載となっておりますので調査状況、結果を詳細にお聞かせいただきたいと思います。

○宮崎森林保全課長
 森林法におきましては、第10条の2の林地開発許可、第34条第2項の保安林内土地形質変更許可、第10条の8の伐採及び伐採後の造林の届出及び第15条の森林経営計画に係る森林の伐採等の届出の関係に係る111か所の緊急点検を行いました。緊急点検ですから目視的な現場点検であり、点検項目といたしましては盛土の高さ、勾配等の構造、クラック、のり面の崩壊、排水――非常に盛土の安全性に影響しますので――の管理状況、のり面が実際に緑化されているかなどの状況を点検いたしました。
 その結果、林地開発許可については6件、保安林内土地形質変更許可については2件、伐採届等については15か所、計23か所ののり面の浸食、小崩壊、排水不良などが見つかりました。
 これら異状が確認された箇所につきましては、現場の目視等による調査結果から盛土が崩壊して下流域に被害を及ぼすおそれはないと、調査した県と市町で判断してございます。

○杉本委員
 異状の数が111か所のうち23か所と御報告を受けました。
 今後どのように指導していくのか。また継続して監視体制を取る必要があると思われますが、今後どのように対応していくのか伺います。

○宮崎森林保全課長
 緊急点検で異状の認められた箇所、監視体制等を含めた今後の対応についてでございます。
 異状の見られた箇所につきましては、基本的には法令に基づいてやっておりますので、事業者や土地の所有者に対して技術基準等に基づく補修等の是正指導等を速やかに行っていくこと、特に違反箇所につきましてはこれまでも早期復旧に向けて是正指導を行ってきたところですが、従わない場合は法令に基づく追加措置等を検討していこうと考えております。
 さらに、今後事業者が是正指導に従わないことや異常豪雨等による状況変化により危険性が切迫してきた場合につきましては、県民の安全確保の観点などから盛土活動等を公表するとともに、さらに追加的な措置を検討してまいりたいと考えております。

○杉本委員
 今回のことで盛土が県民に、そして国民にも認識されたと感じております。自分が住んでいるところは大丈夫なのかと皆さん思っていらっしゃると思いますので、引き続き行政指導または監視の目を継続していただくことを要望して、この質問を終わりたいと思います。

 もう1点、浜名湖のアサリについてお伺いしたいと思います。産業委員会提出案件の概要及び報告事項の95ページでございます。
 今、アサリが不漁で潮干狩りができない状況にありまして、自由民主党の浜松市選出の県議団、浜松市議、そして湖西市議の3者により去年の末に環浜名湖振興議員連盟を発足いたしました。情報をお互い共有して、浜名湖の振興、発展に寄与していこうと活動を始めたところでございます。
 そこで、浜名漁協により発足された浜名湖水産資源再生委員会について、委員会の概要と意義をお尋ねします。

○花井水産資源課長
 本委員会は、アサリ資源を回復するため漁業者である漁協、行政機関である県、浜松市、湖西市そして研究機関等の連携を図り、効果の見込める対策をいち早く実行することを目的としております。
 これまでは、各機関で個々に情報交換する機会はございましたが、このように関係者が一堂に集まって情報共有し、意見交換できる場ができたことは非常に意義が高いと考えております。

○杉本委員
 そこに水産・海洋技術研究所浜名湖分場がメンバーに入っているのは大変意義深いことだと思いますが、浜松ホトニクス株式会社が入っていることも大変興味深く感じております。
 同社が参加している意義、または目的をお伺いしたいと思います。

○花井水産資源課長
 まず、浜名湖分場は申すまでもなく最新の研究成果を本委員会に御提示して、速やかに資源回復につなげる意味で大変重要だと思います。
 浜松ホトニクス株式会社は、2年ほど前から地元企業としてアサリ不漁に対して何か御協力できることはありませんかということで浜名漁協とアサリの養殖試験をやっておられ、このような技術が資源の再生に役立つのではないかとメンバーに入っているとお聞きしております。

○杉本委員
 今お話を伺って、明るい光が少し見えてくるのではないかと大変期待するところであります。
 
 再度となりますが、資源回復に向けて浜名湖水産資源再生委員会としてどのように今後活動していくのか、もし決まっていたら方向性も含めて具体的に教えていただきたいと思います。

○花井水産資源課長
 方向性はまだはっきりしたものがございませんが、この委員会で最新の研究成果を活用していただいて、関係者と連携して速やかにアサリの資源回復につながっていけばと期待しているところでございます。

○杉本委員
 ありがとうございます。
 今回立ち上げた議員連盟も向いている方向は同じだと思いますので、一緒に協力して浜名湖地域の発展につながっていくことを要望いたしまして私の質問を終わります。

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