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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 利幸 議員
質疑・質問日:03/08/2022
会派名:自民改革会議


○鈴木(利)委員
 私は、分割質問方式で所管事務調査として1点質問させていただきます。
 三島駅南口東街区市街地再開発事業についてです。このお話は知事選の時に三島市民の皆さんとかそれに関わる事業者の皆さんから私が聞いた話でございます。
 先日、定例記者会見で知事が自ら三島駅南口の再開発事業について取り上げました。唐突に組合設立認可申請に関して発言し、また昨日もこの件で現在の状況に言及したわけでございます。再開発事業の組合設立認可申請が県に出されることは特段、特別なことではございません。それにもかかわらず突然、知事が定例記者会見で自ら取り上げたことに大きな違和感を覚えております。なぜいつも市の事業に手を突っ込むのか、これが1番の問題だと思います。
 三島駅南口再開発事業は、昭和62年の事業調査開始以来、伊豆半島の玄関口でもある三島駅周辺の活性化に大きく寄与するものとして市民から熱い期待が寄せられ続けてきました。市民にとって悲願の事業と聞いております。一部の市民、1人の市民が事業に反対しているようだが、知事がその一部の市民の言うことを真に受けて沼津の鉄道高架事業と同じように事業を止めてしまうのではないかと非常に危惧しております。もし事業が止まるようなことになれば地域経済にとっても大きな損失になりかねない。また慎重な審査を理由に事業を遅らせることはあってはならない話でございます。
 まず現在の審査の状況について伺います。

○沼野景観まちづくり課長
 現在の審査の状況についてお答えいたします。
 組合設立認可申請書でございますけれども、これにつきましては定款及び事業計画とともに1月28日に申請者であります準備組合から三島市に提出されたところでございます。その後、沼津土木事務所を経由しまして2月10日に景観まちづくり課に提出されました。
 現在、当課におきまして法令に基づき書類の不備や技術的基準に適合しているかなどにつきまして審査を進めているところでございます。

○鈴木(利)委員
 1月28日に提出されたということで、特別、違和感を覚えませんが、知事は定例会見で地権者からの組合設立認可申請に対して追加資料を求めたことを明らかにし、慎重に審査を進めていくと発言しました。慎重な審査を口実に追加資料を求め、認可を先延ばしているようにしか思えません。
 追加資料を今回求めた理由について伺います。
 また、過去にも組合設立認可申請者に対して追加資料を求めたことがあるのか併せて伺います。

○沼野景観まちづくり課長
 追加資料の提出を求めた理由と過去にも同じようなことがなかったかについてお答えいたします。
 まず求めた理由でございます。組合設立を認可するためには法令で定められました技術的基準に適合している根拠を確認する必要があるので、この確認に必要な資料の提出を求めたものでございます。
 そして、過去の同様な事例についてでございますけれども、私の記憶の範囲では過去に追加資料を求めたことはないと考えております。

○鈴木(利)委員
 今のお話を聞きますと、過去にはないということでございますが、なぜここだけあるのか非常に不思議だなと思っております。昨日の知事定例記者会見では準備組合から追加資料が既に提出されたと発表がございました。
 県の規程によると標準処理期間は90日と聞いております。そこで追加資料が提出された今、これからどのように審査していくのか、さらに審査が終了するのはいつ頃になる見込みであるのか伺います。

○沼野景観まちづくり課長
 今後どのように審査していくのかと審査が終了する見込みについてお答えいたします。
 まず、審査が終了する見込みでございますけれども、現在審査中でありまして、事務手続が滞ることがないように速やかに審査を進めていくんですけれども、技術的な基準に適合しているかどうかを確認するための追加資料――昨日、知事の会見で言っていましたけれども――追加資料が出てその内容を確認し始めたところでございまして、現時点では終了見込みをお示しすることができないです。
 それから、今後どのように審査していくかでございますけれども、追加で提出された資料も含めまして適正かつ慎重に審査を進めていこうと考えております。

○鈴木(利)委員
 90日間という期間があります。私がこの話をするのは市が国からの補助金を頂けるお話にもうなっているのじゃないかと、私のところにはそういう情報が入っているんですが、どうですか、そういうことは聞いておりますか。

○沼野景観まちづくり課長
 国への補助金の要望につきましてはしていると聞いております。

○鈴木(利)委員
 聞いていたら、市のことには手を突っ込まない。市には市のやり方がありますので。知事の下で働いているので知事がノーと言ったらノーかもしれん、黒と言ったら黒かもかもしれんけど、しかし皆さん、県がやらなかったという話になったら大変なことでございますので、しっかりやっていただきたいなと思っております。
 私は三島駅南口を見て、開発事業は平成20年のリーマンショックや平成23年の東日本大震災の影響を受け2度事業の仕切り直しを余儀なくされた経緯もあります。
 私は三島市の豊岡市長と県議時代の同期で、実は知事選の時に絶対にあの知事を替えてくれという話も頂いておりまして、そのときの話を今知事が記者会見で出したということでございますので、やはり豊岡市長の下で地域住民や関係者の大変な努力により三十数年もの年月を経てようやく組合の設立という段階まで来たものと認識しております。事業協力者の協力が得られるのも今回が最後のチャンスになるかもしれないという強い危機感を持っております。
 このような経緯があるにもかかわらず、知事は三島駅南口の再開発事業に関して以前から建物や導入される施設などに対して疑問を呈してきました。これは沼津の鉄道高架事業の件と同じでございます。知事が一部の住民の意見にのみ耳を傾け、突如貨物駅不要論を唱え出したことで、多くの住民が賛同していたにもかかわらず事業が事実上何年も中断することになり進捗が大幅に遅れました。
 同様の過ちは繰り返してはいけないと思います。三島市のまちづくりは三島市民の思いを背負って進めるべきものであります。この事業に対する知事のこれまでの発言や今回の発言は越権行為としか言いようがございません。
 今回の組合設立認可申請に対して、適正な範囲で慎重な審査を行い、速やかに許可手続を進めるよう県に強く求めます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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