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委員会会議録

質問文書

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令和4年12月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉本 好重 議員
質疑・質問日:12/14/2022
会派名:自民改革会議


○杉本委員
 一問一答方式でお願いします。数点お伺いします。
 厚生委員会資料1の14ページでございます。
 ワクチンの大規模接種の数字が載っておりまして、実際に打った方が大変少なくてちょっと驚いております。13ページの下の部分にもワクチンの県内接種者数が載っておりますが、1回目、2回目の大変高い接種率がだんだん低くなっている現状がございます。
 正直私の周りでも実際打ってもかかるときはかかる、陽性になるときはなるとの意見も聞かれますし、ワクチンの効果は皆さん認めているところではありますが打っても打たなくても同じとの声をよく聞きます。
 ただ、県として東・中・西部の大規模接種会場を設けているわけですので、健康福祉部として今この現状をどのように思っていらっしゃるか、見解をお伺いしたいと思います。

○佐野ワクチン推進室長
 説明資料に記載のとおり県の大規模接種会場を東・中・西部の3か所に設けて、モデルナ社のオミクロン対応ワクチンとノババックスのワクチンの2種類の接種を実施しております。
 11月上旬頃の接種枠に対する実施率は3割程度でございましたけれども、徐々に上がってきまして、先週の12月10日の状況を見ますとそれぞれの会場を合わせると大体73%と7割を超え、かなり接種希望者が上がってきている状況でございます。
 今後の予約枠もかなり埋まってきており、また会場に関するお問合せもたくさん頂いておりますので、ますます接種者数が増加するのではないかと考えております。

○杉本委員
 浜松市の大規模接種会場でも全然予約が取れなくて、私も1枠のところを隙間を縫ってやっと行ったんですが、実際浜松市内の人からも取れないとの声を聞きます。ワクチンの配給はしっかりできているんでしょうか。

○佐野ワクチン推進室長
 現状、先ほど申しましたオミクロン株対応ワクチンが主流になっており、こちらのワクチンを接種しております。オミクロン株対応ワクチンの接種者数は想定で300万人くらいですけれども、それを超えるワクチン量が国から供給されると聞いておりますし、時期や地域によっては不足のケースも考えられなくはないんですが、市と市間、また県と市間でワクチンの融通調整も行っておりますのでワクチンの不足はないと考えております。

○杉本委員
 分かりました。御説明ありがとうございます。
 全国旅行支援は来年以降も継続で、外国からもどんどん人が入ってきておりますので、県民の意識としてやっぱり打っておいたほうがいいだろうとのことで、先ほどおっしゃったように接種の予約状況や接種率が上がってきているのかなと解釈いたしました。ありがとうございます。

 では、次の質問に行きます。
 説明資料にはないんですが、最近ニュースで北海道の高齢者施設において大変凄惨な虐待事件が起きております。介護現場は認知症の方がいたり大変御苦労が多いだろうなと拝察しておりますが、そのような事件が起きるのは大変おぞましいというか、恐ろしいことだと思っております。
 現在、県内の高齢者施設における暴力事件や虐待は報告が上がってきているのかどうか、お尋ねしたいと思います。

○加藤福祉長寿政策課長
 高齢者施設虐待につきまして、直近のデータが令和2年度のものになりますが、介護施設の従事者等による虐待と判断された事例が19件ございました。令和元年度が14件でしたので5件増加しております。
 また、虐待の種別を見ますと身体的虐待を受けた方が全体の約6割になっております。増加率を前年度と比べますと介護・世話の放棄・放任が増えている状況になっております。

○杉本委員
 毎年報告は上がってきますか。

○加藤福祉長寿政策課長
 統計的には毎年数字は上がってきておりますし、施設の虐待につきましては、個別に県にも上がってきています。

○杉本委員
 中で行われることは私たち外の人間には分からないことでもありますし、高齢者施設や病院もそうですけれども今家族が面会できないので全く分からないんですよね。そういうことが二度と起きないようにしたいと思っておりますが、今後も注意して高齢者施設の指導に当たっていただきたいと思います。

 では、最後の質問に参りたいと思います。
 今までずっとコロナに関して後藤健康福祉部参事に答えてきていただいたんですが、今回一度も御答弁がありませんでした。LINEで送られてくる映像やメディアを通じてお声は伺っておりますけれども、なかなか生のお声を聞く機会がありません。厚生労働省でもコロナを2類から5類に下げるという本格的な審議が始まっていますし、もう丸3年近くなりまして来年以降コロナがどうなるのか、後藤健康福祉部参事からこれからの展望を聞かせていただけたらありがたいと思っております。

○後藤健康福祉部参事(健康危機管理担当)
 本県では7月1日から先月30日までのオミクロン株BA.5という派生型の県内流行株におきまして、死亡率や重症化率のデータを定期的に更新しています。
 国の発表している季節性インフルエンザの死亡率や重症化率と比べて、7月から11月までの間はむしろコロナのほうが低くなっているというデータを私も学会等にも発表していますけれども、報道機関にも定期的に発表しているデータを国が察知していただきまして、ちょうど昨日もこのデータの収集方法について質問がございました。
 ですので、国は各都道府県が出しているデータも検討しながら、感染症法上の位置づけを変えようとしているのは間違いないと思います。
 ただ、足元では第7波と同等くらいの感染者数に伴う医療逼迫が起こることが懸念されている第8波による感染者数が、もう第7波の山の6合目ぐらいまで増えてきています。病床も400床近く入院しています。昨日も各地域の医療機関の先生方のお話を聞きましたけれども、特に浜松地域が大変で一般救急にもかなり影響しているとの情報や東部も大変であるとの情報をつかんでいますので、まだまだ油断できません。先ほども御質問がありましたように、ワクチン接種もぜひお願いしたいと毎週申し上げていますし、高齢者施設の皆様方も大変ですけれども、感染を広げない対策をお願いしているところです。
 まだ完全にインフルエンザと同じ扱いにはできそうもない。今回の第8波の総決算を踏まえて位置づけが変更されるものと考えておりますし、国はゾコーバの処方状況やそれに伴う医療費等も勘案してどこまで公費負担を続けるのか、ワクチンも含めて今盛んに検討されていて、県からもデータや意見を出していきたいと考えています。

○杉本委員
 ありがとうございました。
 まだまだ時間がかかるというお話でございますが、私たちの中でも旅行や外食もコロナ前に戻っているとの印象は持っております。ただコロナ陽性になった、感染したといったら、普通の風邪やインフルエンザにかかるのとは違って特別な目で見られたりするところもあるし、後遺症が周りでも数名出ていたりすることを思いますと、まだまだやはりコロナ対策はしっかりしなきゃいけないと思っております。
 早くコロナが収束することを期待しながら、質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。

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