• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年8月子どもの孤立対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 啓嗣 議員
質疑・質問日:08/10/2023
会派名:自民改革会議


○鈴木(啓)委員
 それでは、ヤングケアラーへの支援について、お伺いをさせていただきます。
 ヤングケアラーは、早期発見していくことが大変重要と考えます。先ほどの御説明の中でも、本人がなかなか気づいていないということと、それから周りがしっかり気づいてあげるということが重要だとお伺いしました。そういった中で、これは、ほかの課の取組ではあるんですが、資料の20ページに、子供に係る具体的な活動ということで、様々な活動をされている中で、子供が列から離れて登校している等、という部分ですとか、主任児童委員が小中学校を訪問し地域の子供について情報を共有するとか、ヤングケアラーにしっかりと気づいてあげるためにも、こういう取組が重要だと思います。この育成の中に、地域という部分もあるのですが、今現在、地域との関わりの中でヤングケアラーの支援について、地域とどういうやり取りがされているのか、地域との関わりがどんな形になっているのか、お伺いをいたします。

○村松こども家庭課長
 まず地域との関わりですが、民生児童委員等の方々に、ヤングケアラーの理解を深めていただくために、そういった研修で機会をいただきまして、講演等を行っているところでございます。ちなみに昨年度は、地域の方に向けた研修会につきましては5回行いまして、参加人数は396人、本年度は現時点、6月末までですが、2回実施しまして165人に参加いただいております。

○鈴木(啓)委員
 御答弁ありがとうございます。
 やはり、地域には、本当に様々な大事な情報、それから子供を守るシステムがあり、例えば、昔ですと、この広場に行けば大体たくさんの子供が遊んでいて、近所の餓鬼大将がいじめっ子から守ってくれて、おせっかいおじさん、おせっかいおばさんが、近所の子供たちの面倒を見てくれてるというようなシステムが、地域にはもともとあったと思うんですね。今、なかなかそういったことが時代的に失われている中でも、やはりしっかりとした地域の情報というものは、地域の中にあるかと思いますので、ぜひ地域との関わりを、これからも密に取っていく中で、この子供の孤立化対策、様々なことを検討していっていただきたいと要望をさせていただきます。
 次に、ふじのくにi(アイ)マップをどこの課にお伺いするのがいいか、分からないのですが、この中で様々な連絡先等、入っているかと思います。そこで、これまで私が様々な御相談をいただいた中で、一番相談される方が、がっかりしてしまうというのが、やはり電話した先で、いやそれはまた違うから、あそこへ電話してよとか、ここへ電話してよって、たらい回されてしまうということです。その相談をする方は、もう意を決して相談されている方もたくさんいらっしゃるかと思うんですね。そういった中で、やはりそこ、ここ違うからこっちにかけてくださいよとかということは、やはりなかなか、受ける側としては厳しい言葉ではないかなと考えております。そういった中で、資料の17ページの地域共生社会の中で、縦割りや、人と人、人と資源が世代や分野を超え丸ごとつながること、という言葉も出てくるのですが、やはりこういった課題を様々なものをしっかりとつなげていく、できれば、もしどこかに相談をもらったら、それをしっかりワンストップで受け止められる体制づくりというのが必要と思いますが、そういったことに対しまして、県としてどう考えられているか、お伺いいたします。

○鈴木福祉長寿政策課長
 地域共生社会に向けた包括的支援体制の構築でございますが、包括的支援体制――世代、属性に関わらず、ワンストップで相談を受け付ける包括、そこは似たような言葉で申し訳ないのですが、まずそこを受け止めるという相談支援体制の構築を、まず端緒として進めておりまして、全市町にそういった相談支援の窓口ができるようなことを、今進めておるところでございます。そのための事業といたしまして、重層的支援体制整備事業を国で御用意いただいておりますので、そこを活用していきながら、県としては支援していきたいと思います。
 また、それだけですとなかなかすぐには進みませんので、そのためにどういった形で、まず包括的相談支援体制を進めていけばいいかということにつきまして、アドバイザーを派遣するですとか、市町の情報交換会をやっていくような形で、側面的なバックアップを積極的にしていきたいと思っております。
 また、さらに、実際に支援につなげていくというやり方もなかなかこれまであまり経験がないところもあろうかと思いますので、誰1人取り残さない仕組み、福祉の仕組みづくり事業といたしまして、いろいろな支援団体、NPOさん、社会福祉法人さん、もちろん市町さんも、市町社協さんも含めまして、まずは緩やかなネットワークを作って、その中から、またお互いにこういった支援をする方法がありますということを構築していっていただきたいと思っております。

○藤ヶ谷社会教育課長
 県の相談機関について御説明したいと思いますが、i(アイ)マップの理念が、公的支援団体の紹介ということで、県に限らず、公的な相談窓口が全部載せてあります。県の中でも、部局をまたいで、たくさんの相談機関がありますが、確かに委員の御指摘のとおり、ほかの窓口につなぐのが適切にできるという情報をそれぞれが持っていないという現状があるということで、先に御説明しました子ども・若者支援ネットワークの中で、先日その点が提起されたところでございます。まだ先の話でありますが、適切な相談窓口につなげるように、これから工夫していかなければいけないという問題認識は、私たち、この前共有したところでございますので、これから、情報共有を進めていきたいと考えています。

○鈴木(啓)委員
 はい、ありがとうございます。
 前向きな御答弁をいただきました。様々、今日、御説明いただいた中でも、県としては、本当にいろんな取組がなされていて、しっかりと支える体制というのはされているかと思います。ただ、それが一つ一つばらばらに動いていたら、やはりなかなか機能的な動きというのは取れないものかと考えますので、ぜひ今お答えいただいたような形で、ぜひワンストップで受け止められるようなシステムの構築をお願いしまして、質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp