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委員会会議録

委員会補足文書

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令和2年決算特別委員会
増田文教警察分科会委員長 【 分科会委員長報告 】 発言日: 11/11/2020 会派名:


○杉山(盛)委員長
 次は、文教警察分科会委員長 増田享大君。

○増田文教警察分科会委員長
 文教警察分科会における審査の概要と結果について御報告いたします。
 今回、当分科会で審査した決算は「令和元年度静岡県一般会計歳入歳出決算」のうち教育委員会及び公安委員会関係であります。
 最初に、公安委員会関係から申し上げます。
 まず委員から、警察本部企画調整費の支出額の内訳と実施した調査の結果についてただしたところ、当局から公衆無線LANアクセスポイント情報収集集約ソフトウエアの効果検証に約34万円、迷惑悪質電話防止機能を有する電話機を活用した特殊詐欺被害防止効果の検証に約46万円、持続可能な信号機の整備の在り方に関する検討会の開催に約21万円を支出している。データベースに集約した情報の突き合わせにより捜査対象者の犯行前後の所在が確認できたり、特殊詐欺被害防止効果の検証を行った6警察署中4警察署において、昨年12月から本年2月までの被害件数が前年同期より減少するなど一定の効果が見られた。また長期的視野に立った信号機の整備の在り方についても、現在報告書を取りまとめているとの答弁がありました。
 これに対し委員から、執行額の多寡にかかわらず企画調整費は非常に有効に使われている。社会経済構造が急速に変化する中で警察の扱う事件事故も変化しており、迅速に対応するために今後ともタイムリーかつ効果的に執行されたいとの意見がありました。
 このほか、しずおか関所作戦による成果及び特殊詐欺が増加した要因と防止対策、職員の長時間労働の実態及び解消に向けた取組などについても質疑がありました。
 次に、教育委員会関係について申し上げます。
 まず、外国人の子供の教育環境の充実に係る夜間中学設置の必要性についてただしたところ、文部科学省は義務教育ではない外国籍の方にも義務教育に準じた教育機会の確保を推進しており、県内に多くいる外国籍の方及び不登校で実質的に中学レベルの勉強ができていない方を対象に教育の質を確保することが必要である。また実際に利用対象と想定される方に聞き取り調査をした結果、潜在的なニーズもあったとの答弁がありました。
 これに対し、夜間中学は十分な教育機会を得られない環境にある子供のセーフティーネットとなることから、オンラインの活用など様々なニーズがあることを念頭に置き設置について検討されたいとの意見がありました。
 次に、奨学金返還金に係る債権回収の取組と返還が滞る原因についてただしたところ、返還者本人と連帯保証人に対する電話や文書による催告及び家庭訪問により督促している。個々の経済状況により返還が厳しい場合は返還計画の変更等柔軟に対応している。また一定期間以上未納が続いている返還者については、弁護士事務所に回収を委託することにより所在地が判明したり弁護士事務所からの連絡により納入に応じるなどの効果が出ている。滞納の原因として、返還者と連帯保証人の双方に返還義務に関する意識の低さがあることから、申請時及び卒業時に奨学金は返さなければならないことを周知して啓発に努めているとの答弁がありました。
 これに対し、返還に関する意識啓発をするとともに、税外収入債権管理調整会議とも連携して徴収に努められたいとの意見がありました。
 このほか、不祥事根絶に向けた取組のうち通報制度の運用実態、仕事にやりがいを感じる教員の割合の低下に関する分析などについても質疑がありました。
 また、全体を通して施策の成果分析に関し明確に課題を抽出し説明書に記載した上で、改善策を示す必要があるとの意見がありました。
 以上が当分科会における審査の概要でありますが、結果といたしましては、審査を行った「令和元年度静岡県一般会計歳入歳出決算」の所管部局分の決算につきましては、全員一致をもって、認定すべきものと決定いたしました。
 以上で、分科会委員長報告を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp