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委員会会議録

質問文書

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令和2年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:07/03/2020
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 分割質問方式で質問させていただきます。
 まず、県有設備について1点お聞きします。
 現在の県立美術館のトイレの和式と洋式の数を教えていただきたいと思います。

○室伏文化政策課長
 県立美術館のトイレにつきましては全部で39個あります。39のうち30個が洋式、9個が和式でして、洋式の30のうち29にウォシュレットも付いております。

○牧野委員
 和式を洋式化する計画はございますか。

○室伏文化政策課長
 生活の洋式化が進んでいることは認識しておりますので、施設と現状を整理しまして、ほかの修繕の工事と合わせて実施するなど今後の対応を早急に検討してまいります。

○牧野委員
 すぐにやっていただけるという認識ですけれども、今コロナでほかにもお金が必要ですぐにはできないと思いますが、美術館に来られる方は子供も年配の方も多いのでぜひ洋式化を進めていただきたいと思います。

 続きまして、文化観光委員会説明資料7ページの感染症への対応状況のうち1(3)で、現在県としては新型コロナウイルスの感染拡大でアルバイト等を失った大学生を会計年度任用職員として採用していますが、今どういう働き具合なのか、どういったお仕事をされているのかお聞かせください。

○林政策管理局長兼総務課長
 急激に困窮しております大学生の短期的な任用状況についてであります。
 全庁的に90人の大学生を任用しておりまして、そのうちスポーツ・文化観光部では3所属で11人を任用しております。学業と両立しなければいけないことも前提にあるものですから、固定した時間帯ではなくて学生の都合に合わせた時間帯で、例えば土日だけとか週4日とか午後だけなど柔軟に勤務時間を取り扱っているところであります。
 平均してみますと、大体週10時間から20時間の勤務で、時間当たりの単価が1,000円前後でありますので週当たり1万円から2万円の報酬を差し上げることができます。
 仕事は、基本的には事務補助です。ふじのくに地球環境史ミュージアムで8人採用しておりまして、具体的には虫や魚の整理し切れない標本類を学生の力で分類したり、コードを振ったり、パソコンに登録することなどに従事していると聞いております。

○牧野委員
 地球環境史ミュージアムは静岡市大谷で、静大生や県大生が通うにも非常に近くて本当にありがたいと思います。この夏で終わりと期限が切られていると思いますが、人事の関係になってしまいますけれども延長の方向などについて答えられる範囲でお願いします。

○林政策管理局長兼総務課長
 会計年度任用職員の延長の話でありますけれども、今のところ具体的に人事当局から連絡はありませんが、大学生に今どういう状況であるのか聞きまして、必要であれば人事当局にも働きかけていくことはしたいと思っております。

○牧野委員
 先ほど5番委員からも御質問がありました説明資料9ページの東静岡駅南口の県有地についてです。
 5月27日に開催した県・市連絡調整会議の内容をもう少し聞きたいのですが、市有地が北側、県有地は南側で県と市が連携してやっていくとのことで、文化力の拠点が一度白紙になったときにタイミング良く静岡新聞に北側の市有地にアリーナ構想があることが掲載されましたけれども、市からそのような話があったのか。今後市と連携してにぎわいを創出していくとのことですれけども、県はどのような構想を描いているのかをお聞かせください。

○高須企画政策課長
 まずは、北口市有地の活用の件であります。その場で出たのはアリーナに特定したとか、北口の市有地に移転するとかを決定したわけではないですが、その前段階として民間事業者のヒアリングや騒音の調査、市民のワークショップを実施していくとのお話を頂きました。
 それから、南口県有地の活用の件ですけれども、昨年度までいろいろ民間事業者のお話を伺うと、やはり北口市有地の活用状況は事業者も非常に関心を持っておりました。昨年度まで特に北口市有地の活用については余り進捗がありませんでしたが、今年度はそういった動きが出てきたこともありますので、北口市有地の活用状況も民間の事業者にお伝えし、そして南口には既にグランシップもありますし、これから県立中央図書館も先行整備していく中でどのような機能がいいのかなどもお話をさせていただきながら、今後導入が期待される機能について検討していきたいと考えております。

○牧野委員
 この南北の活用もかなり前から――東静岡駅ができたときから――始まっていて、正直今のお話を聞くとまた一からやり直しなのかなと思いもするんですが、私はそこの地元におりまして非常に地元の関心は強いところでもありますので、なるべく早く構想を県民、市民に提示できるように御尽力をお願いいたします。

 続きまして、説明資料11ページのラグビーワールドカップについて質問いたします。
 レガシー継承に向けての取組で、今年の9月下旬に1周年の記念イベントを開催するとのことですが、どのような形でどんなことをされるのか伺います。

○大石スポーツ政策課長
 ラグビーワールドカップのレガシー継承として、9月下旬に記念イベントを計画しております。
 具体的には、シズオカ・ショックと呼ばれました昨年9月28日のアイルランド戦から約1年たった9月27日を計画しております。
 内容は先日発表させていただきましたが、ラグビーのモニュメントが設置されますので除幕式を行うこと。またそのときにモニュメントのモチーフとなった福岡選手と調整しておりますので、できましたらお呼びしてラグビー教室とかトークショーを行いたいと思っております。
 また、エコパを拠点としていますアザレア・セブンのエキシビションマッチもやっていきたいと考えております。
 コロナの状況により、どこまでできるかは今後調整していきたいと思いますが、できるだけラグビーのレガシーが伝わるようなイベントにしていきたいと思っております。

○牧野委員
 非常に夢のある計画を聞かせていただいて元気が出ます。今年の夏は、各地方で花火大会や夏祭りとかが軒並みに中止になり、その中で9月下旬に1年前の感動がよみがえることが、県民にしてもそうですし全国に勇気を発信すると思いますので、ぜひ密を避けながらにはなってしまいますけれど盛大にやっていただきたいと思います。

 続きまして、先ほど5番委員からも富士登山の件で質問がありましたけれども、私は山小屋について質問させていただきます。
 7月1日本会議の四本議員への知事の答弁で、山小屋を全面的に改良するお話があったと思います。山小屋は個人所有のものだと思いますが県としてどのように支援していくのかをお尋ねいたします。

○滝富士山世界遺産課長
 山小屋についてであります。
 山小屋は密になりやすい状況にあるので、答弁の中では、抜本的にという回答をしたと思いますけれども、山小屋で3密等を防ぐために、山岳医療救助機構で登山再開に向けた知識を公表しております。随時バージョンアップされておりますが、その中で山小屋の利用再開に向けた対応もありますので山小屋関係者と話し合いながら、どうしていくかを決めていきたいと思います。今現在5合目から先に立ち入る方から保全協力金を原則一人1,000円頂いていますけれども、使途が富士山の環境保全と登山者の安全対策になっておりますので、コロナ対策として何かをするのであれば、安全対策として補助対象にもなるかなとは考えております。ただその具体的な内容や金額はこれから考えていくことになると思います。

○牧野委員
 密を避けると、山小屋を利用する人も限られると思うんですけれども、なるべくクラウドファンディングなどのやり方もありますので、山小屋を増やすなり何かしらの対策をお願いいたします。

 では、最後の質問に移らせていただきます。
 SPACのことについてお尋ねいたします。
 今、芸術家がコロナの影響でなかなか発表する場がない中で、SPACがこのゴールデンウイークにオンラインを活用した「くものうえ せかい演劇祭」を開催しました。そこに5万6000作ものアクセスがあったとのことで、出だしとしては非常に良いかなと思います。今回、委員会の添付資料の中にもありますが、「でんわde名作劇場」で名作を朗読していただいたり、本日の静岡新聞にも紹介されたんですけれども、出張ラジオ局でSPACの団員がちょっと距離を置いて、ラジオを利用して劇とか朗読するといった取組を始められました。
 これらの新たな取組についての利用状況とか反響がどういうもので、県としてどのように考えているかお聞かせください。

○室伏文化政策課長
 SPACの新たな取組につきまして、御理解いただきありがとうございます。
 まず「でんわde名作劇場」でありますが、ゴールデンウイーク期間中4月に実施したところ134件の実績がありまして、本当に感動したという声もありとても好評でしたので6月から再開したところであります。
 それと、資料に付けさせていただきましたが、県内の小中高等学校で使用の国語の教科書に掲載されている作品をSPACの俳優が朗読して動画配信する取組につきましては、現在まで95本の動画がアップされておりまして、8,752人に視聴していただいております。
 御紹介いただきました出張ラジオ局につきましても、今月と来月でうちでもやってほしいという声が四、五件入っていると聞いております。
 評価でございますが、全国ニュースとか新聞等のメディアで多く取り上げられまして、専門家の方々にもすごく高い評価を受けております。
 県といたしましては、SPACの文化芸術に触れる機会を絶やさないということで、その取組に敬意を表しておりまして、その取組について多くの県民に知ってもらう働きかけや教育への取り込みへの調整については県の責務であると考えております。
 県内の文化芸術団体におかれましては、新しい生活様式を踏まえたSPACのこのような取組を参考にしていただきながら、県内の文化活動を支援するために県でエールアートプロジェクトとして創設した支援制度を多くの方に活用していただきまして、県内各地で魅力ある文化芸術活動が活発に展開されるよう努めてまいりたいと思っております。

○牧野委員
 私も、マスコミでそんなに取り上げられているとは思ってなかったのでその辺をお願いしようかと思っていました。ぜひ今後もPRしていただきたいです。今言われましたエールアートプロジェクトで補助金や助成金を出しているということですが、余り活用しているとのお話を聞いてないので、今後は支援していただきたい。ぜひよろしくお願いいたします。

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