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委員会会議録

質問文書

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令和4年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 一問一答方式で大きく4問質問します。よろしくお願いします。
 初めに、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書31ページです。
 成人の週1回以上のスポーツ実施率を向上させることが大きな目標になっていると思うんですが、ここのコメントに30代から50代の女性の実施率がほかの層よりも低くなっています。
 まず、どのような調査を経てこの結果が出たのか、また低くなっている要因をどのように分析するか伺います。

○大村スポーツ振興課長
 成人の週1回以上のスポーツの実施率は、スポーツ庁のスポーツの実施状況等に関する世論調査を基に、静岡県の性別や年代別の分析を加えた結果となっております。
 30代から50代の女性が他の層より低くなっておりますのは、調査の中で理由として仕事や家事が忙しい、スポーツをするのが面倒が多く挙げられております。
 やはり、近年新型コロナウイルス感染症の流行に伴うスポーツ大会やイベント等の中止や縮小でスポーツに触れる機会が少なくなってしまっていることが原因の1つではないかと考えております。

○早川委員
 ありがとうございました。
 想定される理由であったと思います。

 その結果を見て、今年度の政策にどのように反映したのか伺います。

○大村スポーツ振興課長
 やはり、スポーツに触れる機会が少なくなっていましたので、県といたしましては、市町や県スポーツ協会、県レクリエーション協会と協力しながら今月のスポーツ推進月間における重点広報などでスポーツに関する情報発信に努めるとともに、しずおかスポーツフェスティバルや県民スポーツ・レクリエーション祭の開催、親子運動あそびプログラムの普及など、女性や子供をはじめ幅広い年代でいろんな方々が気軽にスポーツに親しむことができる機会の提供に、今年度も引き続き努めていきたいと考えております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 これは意見であります。要因が明らかであるということですし、特に仕事や家事と一番多忙を極め、体も疲れて面倒くさいとなるんですが、実は女性特有のがんの検診受診率もこの年代を中心に低く、これを向上させようとしています。
 いろんなイベントに参加することも大事なんですが、要は生活習慣から変えていくということで、今注目されているのは、家事や子育てをしながら子供と一緒にできる体操とかスポーツとか、身近なところで実施することによって健康づくりができることを発信していただきたい。それがまた効果があるのではなかろうかと思います。面倒だというところがありますが、免疫力をつけるという点でもスポーツは非常に重要で、コロナ禍だからこそ個人個人がスポーツに親しむ、また挑戦することの大切さを個別にできる内容としてぜひ新たな取組で生かしていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。
 文化政策に関して、説明資料34ページのオリンピック・パラリンピック文化プログラムについてであります。
 地域密着プログラムの実施については、ずっと静岡県ならではとのことで推進していただきました。
 この中に地域資源の顕在化や新たな担い手の発掘が促進されるとありますが、具体的にどのような成果が上がったと評価しているか伺います。

○小澤文化政策課長
 このプログラムにつきましては、平成29年から令和2年の4年間で33団体、延べ70事業を御支援申し上げました。その結果、例えば大井川鐵道沿線で開催されました無人駅の芸術祭、あるいは富士山南麓で展開しました富士の山ビエンナーレなどのアートプロジェクト、芸術祭が行われ、地域住民の自発的な活動が促進されて地域資源の顕在化につながったかと存じます。
 それから、伝統芸能を子供たちに継承する三島のしゃぎり、あるいは演劇やダンスなどの文化系の地域部活など、文化芸術の枠を超えて社会の様々な分野の担い手による創造的な活動が県内各地で多数展開されたものと評価しております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 平成29年から令和2年にかけてのこの事業は、非常に大きな財産になってアーツカウンシルにつながってきていると思います。ぜひ静岡県ならではの文化プログラムの結果を大事にして今後の施策展開に役立てていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。
 富士山世界遺産についてで、説明資料62ページになります。
 富士登山も再開となって、にぎわいを持った、少し元気が出た昨年でありましたが、利用者負担制度の運用について伺いたいと思います。
 (エ)にございますけれども、利用者負担について昨年の徴収率及び運用内容、徴収したものをどのように活用したのかは次の63ページにあるんですが、どこにどのぐらい使用して評価はどうだったのか、細かいところまで教えていただきたいと思います。

○鈴木富士山世界遺産課長
 まず、昨年度の富士山保全協力金の徴収率についてですが、実は環境省で登山者数はカウントしているんですが、機器の不具合で欠測期間が出ておりまして、残念ながら正確な協力率は出ておりません。恐らく大体6割程度の方に協力頂けたのではないかと考えております。
 保全協力金の具体的な使途についてですが、富士山の5合目以上で実施します環境保全ですとか安全対策、また顕著な普遍的価値の情報提供に係る事業が対象で、令和3年度は民間や市町が行う事業費への助成で、山小屋トイレの改修として燃焼式トイレのバイオトイレへの取替え、トイレの機械設備の交換、処理能力向上のための改修を行っております。
 また、市町が管理しております下山道の案内標識とかガイドロープの設置撤去、登山者数カウンターの購入等に充当いたしました。
 また、県事業といたしましても、くらし・環境部が行っております登山者のごみ持ち帰りの啓発や外来植物侵入防止用の防除マット、ブラシの設置等に活用し富士山の環境保全や安全対策に努めてまいりました。

○早川委員
 ありがとうございます。
 登山者数は環境省のカウンターが壊れたということでちょっと残念ですが、県でもやはりどのぐらいの方が納めているかのカウントはしっかり取っていただきたいと思います。

 実際の使途について伺いました。実施するものに補充するということですが、徴収したもので十分間に合っているのか、実際にはもっとたくさん頂かなくては間に合わないのか、その辺の判断は昨年度どうだったでしょうか。

○鈴木富士山世界遺産課長
 保全協力金の充当事業につきましては、一応関係機関から要望を取った上で実施しております。
 昨年度につきましては、登山者数が少なかったので、正直言いまして当初予定していたよりも保全協力金が少なかったのですが、実は保全協力金以外にも民間企業の方からいろいろ環境保全ですとか安全対策での寄附金を頂いておりますので、そちらを活用してしっかりと充当しております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 前後しますが、先ほどの答弁の中でおおむね6割ぐらいの方は支払っているのではなかろうかとおっしゃいましたが、実際トイレを使ったりとか、登山道の整備は登山する方全てに御協力頂きたいと思います。
 今後、啓発活動ですとか、皆さんにも御協力頂ける方策について十分検討して生かしていただきたいと思います。

 最後の質問に移ります。
 説明資料70ページの総合教育会議についてであります。
 冒頭の京極スポーツ・文化観光部長の説明にもございましたが、主要施策に全ての人々が能力を発揮して活躍できる環境を整備するためにこの総合教育会議を設置し運営したとあります。
 知事部局と教育委員会が共同して人づくりを考えていく点で、その実績として内容が示されております。
 どのように協議したのかは分かるんですが、それをどのように提言とか計画にまとめていかれたのか伺いたいと思います。

○縣総合教育課長
 総合教育会議は、平成27年の法律改正によって地方公共団体に設置が義務づけられたものでございます。これは都道府県、市町村を含めてもともと首長と教育委員会の意思疎通が十分でないといった課題がございまして、地域の教育の課題ですとか目指す方向性を共有して、よりよい教育行政を推進していくために設置されたものでございます。
 全ての人々が能力を発揮して活躍できる環境整備という点では、学校教育だけではなくて生涯教育なども含めて様々なライフステージに応じた教育が重要になってまいります。それから困難を抱える子供たちへの支援という形で様々な角度からのアプローチも必要になってくると考えております。本県の総合教育会議では毎年度様々なテーマを設けて、地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会の意見も踏まえながら協議を行っていただいております。
 令和3年度につきましては、説明資料の71ページの上段にありますような項目について協議を行ってきたところでございます。昨年度は教育に関する大綱と教育振興基本計画策定年度に当たりましたので、様々な意見を頂きながら本県教育の方向性等を取りまとめたところです。
 これまでも、様々な議論をする中で施策が具体化されてきましたので、この総合教育会議を開催する意味があるかと考えております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 意見として申し上げます。非常に重要な会議であり、静岡県の目指す有徳の人づくりの根幹になってくるところで、本年度の静岡県教育振興基本計画に反映されていると伺いました。
 ぜひ今後、会議を単にテーマを決めて開くだけではなくて、昨年度のように毎年やっていただいていると思うんですが、具体的に県民の人づくりに反映できる方法として展開していただくようにお願いしたいと思います。
 いずれにいたしましても、人づくり、また文化芸術、スポーツ、人をつくっていく上で非常に重要な施策をこのスポーツ・文化観光部で担っていただいているので、昨年度の生かすべきところを大いに生かして今年度、また来年度に向けて様々な取組をしていただきたいと思います。以上で終わります。

○坪内委員長
 ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時30分といたします。

○坪内委員長
 休憩前に引き続いて分科会を再開します。
 質疑を継続します。
 では、発言願います。

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