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委員会会議録

質問文書

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令和元年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:勝俣 昇 議員
質疑・質問日:07/01/2019
会派名:自民改革会議


○勝俣委員
 おはようございます。自民改革会議所属の勝俣昇です。どうぞ1年間よろしくお願いいたします。
 ただいま、交通基盤部また収用委員会から補正予算の提案理由説明やもろもろ事業の内容についての御説明を伺いました。
 特に交通基盤部においては、大規模災害など想定以上の災害に備えて県民の生命や財産を守る、県民からの期待が大変高い部署であると思っております。そういう中で新たな地域振興を図る意味においての伊豆縦貫、中部横断、三遠南信等の新たな高規格の幹線道路の整備に加えて、長寿命化計画についてもバランスよく予算を執行していく必要があると感じております。
 また、産業界においては、担い手不足などを的確に捉えた産業ビジョンの策定など、ますます交通基盤部に寄せられる期待が高い中で、これから7つの項目について分割質問方式により順次聞いてまいりたいと思っております。
 まず、議案第105号にかかわる子どもを守る交通安全対策緊急事業についてであります。
 このことについては、事業の詳細が建設委員会説明資料の9ページに載せられておるわけですが、具体的に申せば、42ページの事業概要でおおむね150カ所を予定している。この根拠については、平成24年度通学路合同点検における要対象箇所144カ所を参考に想定しているとありました。ポストコーンを立てたり、路肩のカラーリングを行う安全対策はわかるんですけれども、具体的にどのような基準で行っていくのか、判断基準を確認させてもらいたいと思います。

 次に、議案第123号、道路公社の道路整備に関する計画の変更についてであります。
 新掛塚橋がことしの9月28日から無料化されることについては、地元の長年の要望であり地域住民にとっても大変ありがたいと聞いております。
 一方で、天竜川を渡る磐田市と浜松市を結ぶ一般国道150号の橋梁であることから、この無料化に伴いまして今後通勤を初め多くの利用が想定され、また想定できない事態があり得ると思います。
そこで、無料解放後の施設について道路公社からどこに引き継がれるのか。また引き継いだ管理者がどのように管理していくのかについて1点。

 次に、無料開放の影響をどのように捉えているのかが2点目です。

 最後3点目が、無料開放後に向けて県はどのような準備をしていくのかについて御答弁を求めます。

○吉川道路整備課長
 子どもを守る交通安全対策緊急事業についてお答えいたします。
 対策における明確な判断基準はありませんが、これまでに実施しております通学路の合同点検での対策事例等を踏まえまして、関係機関、幼稚園及び保育所等の施設管理者、警察署、道路管理者が連携して合同点検を行い、移動経路の変更や交通規制、速度規制ですとか時間帯での進入禁止等のソフト対策、歩道の整備や安全施設、ポストコーンの設置、路肩のカラー舗装などのハード対策を組み合わせまして、その箇所ごとに必要な具体的な対策をそれぞれの立場で検討し決めていくこととしております。
 道路管理者が行う対策については、移動経路の中で歩道のない道路や見通しの悪い交差点部における車両への注意喚起としてポストコーンの設置や路肩のカラー舗装を、緊急的な歩行空間の整備として側溝へのふたかけ等による路肩の確保等を想定しております。

○曽根道路企画課長
 新掛塚橋の無料開放に伴う引き継ぎ後の管理の点、無料化の影響の点、それから無料化に向けての準備の3点についてお答えいたします。
 まず、今後の管理です。
 新掛塚橋を含む延長1.2キロメートル区間につきましては、静岡県道路公社から道路管理者である県及び政令市である浜松市へそれぞれ引き継がれます。
 具体的には、県と浜松市で協定を結び、管理の実務につきましては県の出先機関である袋井土木事務所が行います。

 次に、無料開放後の影響についてお答えいたします。
 無料化後は掛塚橋を利用している交通の一部が新掛塚橋へ転換し、掛塚橋の渋滞の緩和につながることが期待されております。
 一方で、新掛塚橋を含む現状の国道150号バイパスは交通量が増加し、周辺道路を含めて朝夕の通勤時間帯を中心に混雑の発生が懸念されております。
 そこで、無料化後の交通状況を把握するために主要交差点で交通量調査を予定しております。この調査結果を踏まえ、国や浜松市等の関係者で連携して交通円滑化対策を検討していきたいと考えております。

 最後に、無料開放に向けた準備です。
 無料開放後は、管理者が現在の道路公社から県と浜松市にかわりますので、利用者に御迷惑をかけないように、3者で施設の引き継ぎ方法や移管後の管理方法など細部にわたり調整を行っているところでございます。
 また、利用者に関しましては、県の広報やマスコミ等を通じて無料開放を周知していく予定であります。

○勝俣委員
 子供の安全対策について、特に判断基準がないとのことですが、どこにいても本当に何が起きるかわからない中で、対策が追いつかないのも実際だと思います。緊急対策とのことですが、来年度以降も引き続き合同点検を実施し、対策も進めてもらう必要があるのかなと思っております。
そういった意味において、今後の考え方について再度確認したい。

道路公社の料金の関係ですけれども、今回は新掛塚橋が無料になったとのことで、引き続き交通量調査に伴う措置を適切に進めていただきたいと思います。
再質問で、掛塚橋以外にも現在道路公社が管理している道路が伊豆中央道や修善寺道路など3路線ございます。この路線の料金徴収の期間についてお伺いしたいと思います。
 なぜかといいますと、この伊豆中央道と修善寺道路については、伊豆縦貫道から接続する道路でして、朝夕の通勤等で地域住民にとって生活の基幹道路であるとともに、観光の大きな要素であります。伊豆縦貫は無料なんですが、道路公社が管理する伊豆中央道に人がいて料金を徴収することで、渋滞のもととなっており改善を望む声が非常に多いんです。
 私、御殿場市や小山町が地元なんですけれど、よく遊びに行くとあそこがやっぱりネックで、どうしても一般道を通ろうかなとマイナス要因になっております。
 また、懸念されるのが来年の東京オリンピックの自転車競技ロードレース会場へのアクセス道路になっており、今、江間の交差点も改良が進んでいるわけですけれども、それらもあわせ地域振興を図る意味において有料道路の今後の見通しをお聞かせいただきたいと思います。答弁よろしくお願いします。

○吉川道路整備課長
 子どもを守る交通安全対策緊急事業についてお答えいたします。
 今回の事業につきましては1年間の緊急対策と考えております。
 ただ、交通安全上いろいろ問題のある箇所等につきましては、通常の交通安全の整備事業がありますので、そちらで継続的に対応していくことになります。

○曽根道路企画課長
 他路線の料金徴収期限と伊豆中央道を含めた料金徴収期限の見通しについてお答えいたします。
 まず、道路公社が管理します料金徴収期限のある有料道路は3路線ございます。伊豆中央道と修善寺道路につきましては料金徴収期限は令和5年11月、浜松にあります浜名湖新橋につきましては令和16年3月となっております。
 伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収の見通しにつきましては、遠州大橋と同様に道路整備特別措置法により建設された有料道路で建設費を料金収入で償還するのが原則となっております。このため、一定期間の料金徴収期限に達するか、もしくは償還を完了した時点で無料開放となります。
 伊豆中央道と修善寺道路の2路線につきましては、合併採算制を導入しておりますので両方を一緒に考える必要がございます。仮に今無料化を行うとすれば、概算で50億円を超える未償還額が発生いたします。こうしたことから、現時点では料金徴収期限である令和5年11月まで料金を徴収していきたいと考えております。

○勝俣委員
 次の質問に移らせていただきます。
 委員会説明資料18ページの建設産業ビジョン2019の策定について伺います。
 この改訂の背景については、少子化の進展、担い手不足、働き方改革など社会環境の変化に適切に対応するものであります。このビジョンの内容についても、産業界が抱える課題に対して的確に対応した内容となっており、評価いたすものですが、1点伺いたいのが、県として今静岡県内の産業界の現状についてどのように把握しているのかであります。
 土木業界においては、やはりこと災害が起きれば、しっかり地域の県民の支えになる大事な業界ですが、業界が今どのような状況にありどう対応していこうとしているのかお伺いさせてもらえればと思っております。

 次に、東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車ロードレースコースの修繕と屋外広告物についてであります。
 先ほどの説明では、ロード競技にあわせて路面等の補修が行われているとのことですが、特に道路補修の状況については現在どのような状況になっておるのかお聞きしたいと思います。

 また、委員会説明資料71ページ、屋外広告物で特に小山町で行われるロードレース競技に対しては、コース沿線で違反の野立て看板が144件ありますが、本年5月までに67件、率にして47%が是正されたとのことであります。
大会の開催まで400日を切った中で、是正完了に向けて今後どのように取り組んでいくのか、この2点についてお伺いします。答弁をお願いします。

○井口建設業課長
 建設産業ビジョン2019に関連いたしまして、産業界での現状をどのように把握しているかの御質問に対して御説明いたします。
 お手元の建設産業ビジョン2019を見ていただけるとわかりやすいかと思います。43ページにA3の横で示した資料がございます。今般建設産業ビジョン2019を平成23年度のビジョンを改訂した形で策定し、その経緯をまとめたものです。
 左側に現行ビジョンとありますけれども、これは旧ビジョン、平成23年度に策定したものです。
 当時の課題、方策を4つに整理したものが一番左にございまして、それに対する施策等の成果が2番目にございます。
 今回、本県の産業界の現状等を含め大きな課題として整理しましたのが、この真ん中より右側になります。少子高齢化の進展、自然災害の多発、維持管理・更新需要の増大、働き方改革関連法の成立といった新しい背景の中で地域、業界、企業の課題を整理しました。
 これを踏まえまして、右側に施策の柱と項目として、働き方改革の推進、担い手の確保・育成、建設現場における生産性の向上、経営の安定化と地域力の強化、美しい景観の創造力向上が新たに顕在化した課題の整理とそれに対する項目を整理したものです。
 具体的には、その前の29ページ以降に、今御説明いたしました5つの課題に対する具体的な対策として、行政と企業、それから短期と中期と分けた対策をお示ししています。
 県といたしましては、この建設産業ビジョンに課題を整理したところから具体的な対策に基づき、官民連携して取り組み、新4K――給料、休暇、希望、きれいの実現によりまして魅力ある産業への転換を図っていきたいと考えております。

○榊原道路保全課長
 私からは、ロードレースコースの道路補修の状況についてお答えいたします。
 昨年10月25日に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が開催した自転車ロードレース県内関係機関合同打ち合わせにおいて、走行環境としては車両が安全に通行できる通常の管理レベルを保つことを確認しました。
 特に重要な舗装の補修については、路面の状態を通常の水準に保つために策定した静岡県舗装中長期管理計画で2020年度末までに実施する予定の補修箇所を、大会開催前の令和2年6月末までに完成させるよう対応を図っております。
 また、舗装以外の対応としましては、建築限界内の支障木の剪定や除草等を行うことになっており、支障木については道路パトロールなどで点検を行い、支障がある場合には随時剪定を実施しております。

○尾崎景観まちづくり課長
 ロードレースコース沿線の屋外広告物対策の今後の取り組みについてです。
 先ほどお話がありましたとおり、144件の違反の野立て広告物に対して、現在約47%の是正が完了しております。今年度中に全数を完了できるように御殿場市、裾野市の2市につきましては市で取り組みを行っております。それから小山町につきましては、沼津土木事務所で是正の業務をしております。2市1町とワーキンググループ等で進捗状況をそれぞれ確認し、取り組み内容や細かい進捗の情報交換とか、先行している伊豆半島での取り組みなども参考にしながら、年度末までに是正を完了するように今後進めてまいります。

○勝俣委員
 野立て看板については、特にロードレースはテレビ中継が入るので、そういう意味からも景観についてはしっかりと取り組んでいただきたいと思います。相手があることですのでなかなか大変だとは思いますけど、しっかり取り組んでいただければと思います。

 産業ビジョンについては、概要を改めて伺った程度で、私が言いたいのは地元の建設現場、また公務員も含めてですけれど、新しい人材を取り合っているんですよね。業界も人がいないし公務員も公募しても応募者が少ない現実があるわけです。
 今おっしゃられたように、背景とか取り組むことについてはわかりますし、実際に人材を確保するために把握しているんでしょうけれど、どのような取り組みを進めていくのかもう1回お聞かせ願えればと思います。

○井口建設業課長
 人材の確保・育成に関して県がどのようなことをやっているかについて御説明いたします。
 県では、平成27年度に産官学が連携して組織したコンソーシアムを年2回程度開催いたしまして、ここでの議論等をもとに担い手確保・育成の取り組みを進めております。
 例えば、小中高校生を対象とした建設現場の体感見学会により建設現場を見て、実感していただき将来の就職につなげる取り組み、あるいは学校に出かけていきまして、これは県の職員だけでなく建設企業の方もそうですけれども、出前講座をやると。それから高校生あるいは親子インフラツーリズムで建設現場に行って、観光と組み合わせた形で現場を見ていただき、理解を進めていただく取り組み、それから高校生につきましては、就職にも直結していることもございますので、進路担当の教員等を対象とした研修会を行っております。中学生につきましては職場体験の支援として職場体験を受け入れてもらえる企業の紹介等をしております。
 このようなことで、建設産業への理解の促進を図り将来的に建設産業につくことにつなげたいと取り組んでおります。

○勝俣委員
 やはり産業界の人材確保は、これから大変な課題になってくると思います。そういった意味ではしっかりとPRすることが、知らしめることが必要なのかなと思いますので、取り組みをしっかりと進めてもらえればと思います。

 それでは、次に移らせていただきます。
 最初に、富士山須走口山頂付近の登山道の開通見通しについてであります。
 既に新聞等で報道されているように、特にきょうは7月1日ということで、地元の御殿場市においても開山式が行われております。ただ最近になって雪が降ったり、開山日の予定が7月10日でありますが、なかなか見通しが立たない中で崩落がありました。この崩落については、今確認作業が進められているとは思いますが、復旧工事の作業状況と開通時期の見通しについて伺いたいと思っております。

 次に、委員会説明資料の41ページの無電柱化についてであります。
 大規模災害から防災・減災の意味で無電柱化を推進していく背景があります。特に、昨年の台風21号では大阪府でも電柱が1,000本以上倒壊して大規模停電が起き、本事業については本当に早急に国を挙げて進めていただきたいと思います。
委員会説明資料を見ますと28キロのうち22キロの工事着手とありますが、22キロを行う上での判断基準をどこに置いているのか改めて確認させていただきたいと思います。

 最後に、委員会説明資料の68ページの公共交通への自動運転の導入であります。
 これは産業ビジョンで定めたように、人口減少の中でこれからICTやAIを活用して新たな第4次産業を進めていく取り組みの一環として、静岡県では先進的に進めていると大変評価させていただいております。特に3次元点群データを活用した高精度の3D地図を用いた自動運転の走行試験であります。
 ことし1月にエコパの敷地内において、実際にモニターを乗せた実証実験を行っております。モニターの意見としては、実用化までの期間とコストについてどうなのか、また一般車等との混在走行についての不安などが出ている中で、今年度の予算2億3000万円、昨年度3億円ですが、実証実験の今後の見通し等について当局側の見解を伺いたいと思います。

○榊原道路保全課長
 富士山須走口山頂付近の応急復旧工事の作業状況と開通時期についてお答えいたします。
 応急復旧工事は、6月24日より富士山頂上奥宮境内地組合が山頂部において仮設の立入防止柵の設置に着手しました。
 また、山梨県では斜面の落石防止対策として繊維系のネットで斜面を覆う工事に着手しており、先週末までに浮き石の除去と資機材の搬入を終えたところで、本日も作業しております。
 静岡県は登山道に土のうを敷き並べるなどの路面補修や立入防止ロープ及び注意喚起看板の施工を行うこととなっており、関係者が作業を分担して7月10日までの復旧を目指しております。
 なお、開通時期につきましては、今週末に予定しております関係者による合同パトロールにおいて応急復旧工事の進捗状況を確認しまして、登山道の開通日を決定し公表していくよう予定しております。

○曽根道路企画課長
 私からは、無電柱化推進計画のうち、22キロメートルの整備箇所の判断基準についてお答えいたします。
 まず、事業着手を予定しております28キロメートルについてです。防災、安全、景観の3つの観点から1つ以上合致する箇所につきまして、令和3年度までの計画期間を考慮し、県や電線管理者など関係者が推進計画に位置づけることを了解した箇所を選定しております。
 その中から熟度が高く、地域の皆様と調整が進んでいる箇所を中心として、期間内に22キロメートルの工事着手を目指します。

○大倉地域交通課長
 公共交通への自動運転の導入についてお答えいたします。
 本年度、自動運転の実証実験といたしまして、小笠山総合運動公園周辺での実験に引き続き、都市部、郊外、過疎地の3つの地域で実証実験を行っていく予定です。都市部は沼津市、郊外は下田市、過疎地は西伊豆沿岸地域を想定しておりますが、こういったところで利用者の数に応じていろんな車両を用いて実証実験を行ってまいります。
 しずおか自動運転ShowCASEプロジェクトについては、来年度も引き続き実施する予定でして、今年度の取り組みを踏まえてさらに発展させていきたいと考えております。
 自動運転の実証の見通しについてはまだ不確定ですが、昨年度実験に参加したタジマEVについては、非常に短期間で技術開発を行った実績もありましてスピードは非常に速いと感じております。
 また、コストのお話もございましたが、県の予算平成30年度2億3300万円のうち、自動運転部分が2000万円、それから平成31年度3億円のうち4000万円が自動運転の部分として予算を確保して実証実験を進めております。
 我が国において自動運転のサービス導入が開始されれば、本県も速やかに対応できるよう取り組んでまいりたいと考えております。

○勝俣委員
 自動運転については、ことし4カ所でまた行われるとのことです。さらなる検証を踏まえて、この事業が地域の活性化につながる形で進めてもらえればと思いますので、よろしくお願いします。

 富士山の登山道について再質問させてもらいます。
 今、質問では須走口でしたが、他の登山道の状況が気になります。今回は登山期間を外れての崩落でしたが、登山期間中にこういったことが起こり得るかもしれないといった想定の中で、安全対策についてどのように取り組んでいるのか確認させていただきたいと思います。

○榊原道路保全課長
 登山期間中の安全確保対策についてお答えいたします。
 登山道の安全確認は、職員と登山道補修業者がそれぞれ週1回のパトロールを実施し、浮き石や深掘れなどの路面の状況やロープ柵の緩み、支柱の変状、石積みなどの状況を点検し、異常があればその場で修繕を実施しております。
 また、その場での対応が困難なものにつきましては、登山に支障のないよう安全措置を図り、委託業者に速やかに連絡し、修繕の実施を依頼し、登山客の安全の確保に努めております。
 富士宮ルートと御殿場ルートは、ともに6月末現在8合目までの登山道の整備が完了しております。8号目から山頂までの間は、御殿場ルート上には雪はなく、一方富士宮ルートでは一部区間で残雪がありますけれども、例年と同じような状況ですので作業には影響がないと考えております。
 事前の確認で登山道や登山道上の斜面に大きな損傷は確認されておりませんので、引き続き山頂までの路面補修を実施し、7月10日の登山道開通に向け作業を進めてまいります。

○佐地委員長
 それでは、ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

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