本会議会議録


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令和6年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:12/13/2024
会派名:無所属


○遠藤委員
 分割質問方式でお伺いします。
 初めに、危機管理くらし環境委員会説明資料にはないですが、ふじのくに防災学講座についてです。
 この講座は毎月やっており、次回の12月21日が169回目になるので、単純計算すると14年間ぐらい実施しています。
 県民、市民の防災意識の向上という点では非常に重要な講座だと思いますが、まず1点目、これまで14年近くにわたって毎月やってきた成果をどのように捉えているのか。

 2点目、テーマや講師はどういった基準で選んでいるのか。

 3点目、会場での受講定員は190人で、ズームでの受講定員は450人ですが、大体どのぐらいの方が受講しているのかお聞きしたいと思います。

○若林危機情報課長
 ふじのくに防災学講座は、県と県内大学7校、報道機関7社、気象台等が連携して防災教育の振興などを図る共同組織であるしずおか防災コンソーシアムが主催しています。年10回、原則4月と8月を除く毎月第3土曜日に地震防災センターを会場にして、令和2年度以降はリモートでも開催しています。
 まず、成果としては受講者のアンケート結果を見ますとテーマにかかわらず毎回理解できたと回答する方が9割を超えており、満足度も同様の状況になっています。図や写真があって分かりやすく理解できたとか、ほかの防災講座と視点が異なり面白いなどの意見のほか、今回の講義を踏まえ改めてハザードマップを確認しますといった意識向上を示す意見もあり、大学研究と日常の接点としての社会人の学びを支え、県民の防災リテラシーの向上といった効果をもたらしていると認識しています。

 次に、講師の選定基準ですが、年10回のうち2回を県が、7回を大学7校が1回ずつ、1回を気象台等が受け持ち、それぞれが講師を選定しております。
 例えば、県の受持ちの回は新たな施策や自然災害の被災地支援の概要などについて、県民の皆様に知っていただきたい内容を県職員、幹部職員を講師にして説明しているほか、被災者体験として語り部やボランティアの方に講師をお願いするなどしています。
 大学の受持ちの回につきましては、一見難しく感じるものの、時宜にかなった学術用の知見や最新の成果などについて研究者の方を選定頂き、専門的な内容を一般向けに分かりやすく説明しています。

 会場参加とズーム参加の内訳ですが、四、五十人程度が会場参加、100人程度がズームで視聴されている状況です。

○遠藤委員
 そんなに面白くて分かりやすい講座だったら受けてみたいと思います。残念ながら私は一度も受けたことがないので今度受けようかと思ったのですが、次回は21日土曜日でスケジュール的に難しいかと思います。
 今度のテーマが災害医療の基本原則――CSCATTTですよね。CSCATTTは分かりやすいですか。聞いたことがないのですが知っていますか。
(「知りません」と言う者あり)
 委員が知らないのですからほとんどの市民が知らないのではないかと思います。まずテーマはもう少し分かりやすいほうがよいのではないでしょうか。このテーマを見て、よしCSCATTTを勉強しようとする人がどのぐらいいるのかと思うんですよね。会場参加が四、五十人程度、ズーム参加が100人程度とのことですが、せっかく会場の定員が190人、ズームも定員が450人ですから、できるだけ大勢の市民、県民にも参加してもらいたいと思うので、タイトルをもう少し分かりやすいように工夫できないものかと思うのですが、どうお考えですか。

○若林危機情報課長
 題名については、大学側にできるだけ分かりやすくするようにお願いしていこうと思っています。
 一方で、学術的な内容を伝える側面もありますので、簡略化し過ぎてかえって真実が伝わらないことも問題です。CSCATTTという言葉はなじみにくい言葉ですので、Command&Controlの指揮と体制、Safetyの安全確保などを表していることを案内資料にもしっかり記載してできるだけ分かりやすくしています。これからも補足をするなどして周知に努めてまいります。

○遠藤委員
 若林危機情報課長が噛んでしまうようなタイトルですからね。もう少し分かりやすく、とっつきやすいものにしていただきたいなと思います。
 12月の回は受講できないですが、次回必ず私も受講したいと思いますのでよろしくお願いします。

 もう1点ですが、6月定例会の委員会で私が熱く語らせていただいた備蓄ゼリーについて前向きに検討するとの話だったのですが、その後検討していただいたのでしょうか。

○津島危機対策課長
 これまでの県の備蓄食料であるアルファ化米と乾パンから検討を進め、まず災害応急対策に従事する県職員の健康管理や栄養補給といった観点から今年度中にその他の備蓄食料も試験的に購入し、引き続き検討を進めてまいります。

○遠藤委員
 曖昧な感じですが、まだ決まってはいないのですか。

○津島危機対策課長
 スケジュールとしては、今見積りを取っているものもあれば見積りを取り終わったものもあり、1月に発注して2月に納品予定で進めていこうと思っております。

○遠藤委員
 ありがとうございます。
 今見積りを取っている段階で2月に納品とのことなので、納品できたら連絡を頂きたいと思います。ぜひともよろしくお願いします。

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