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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:07/01/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○四本委員
 一問一答方式でお願いします。
 委員会説明資料の15ページ、火山防災対策の推進の中の2番の(2)富士山火山防災対策協議会の中の(2)平成30年3月協議会決議事項についてです。この協議会は平成28年3月に法定協議会に移行しまして、この決議事項の中で新しい噴火口跡の発見だとかいろいろ調査をした関係で噴火規模の見直しなど新たな知見がわかったということです。これを反映してハザードマップをつくっていくということでございますけど、具体的にどれぐらいの噴火口の位置だとか数だとか、また噴火規模の見直しはどういうことになるのかお尋ねをいたします。

○吉永危機情報課長
 今回のハザードマップの見直しにつきましては、富士山の地質調査がなかなか大変な調査でございまして、データが古うございました。そうした中で、昔は工業技術院の地質調査所が担当してましたが、その後調査所がかわりまして今は国立研究開発法人の産業技術総合研究所、いわゆる産総研で調査を行っております。ボーリング調査や現地の地表の調査等もろもろの調査を踏まえまして、15年をかけてようやく平成28年に調査結果がまとまった経緯がございます。そうした新しい富士山の地質等、今までどういった噴火等があったのかというような情報がつかめましたのでこれらの調査を踏まえまして、富士山のハザードマップの見直しをしていこうという流れになったところでございます。
 調査の結果で大きなことといいますと、新たに4カ所の噴火口が見つかったことがございました。噴火の履歴とか規模がわかってまいりましたので、検討の対象としましては噴火年代、これまで3,200年前を対象に検討してまいりましたけれども、今回5,600年前までさかのぼって、また縄文ですとか宝永の大噴火の履歴も考慮しまして、協議会の中で影響範囲の検討を行っている状況でございます。

○四本委員
 ありがとうございます。
 新たに4カ所見つかったということでございます。具体的にどこからはぜるのかは非常に関心があるところなんですね。
 ということで、4カ所がちなみにどのあたりかと、規模ですね。どのような規模があったのかもう一度お願いいたします。

○吉永危機情報課長
 まず、新たに4カ所わかった火口でございますが、ざっくり申し上げますと富士山がございまして、その全体の広範囲で。

○四本委員
 静岡側ですか、山梨側ですか。

○吉永危機情報課長
 両方ございます。山梨側も富士宮側も両方ございまして、広範囲で平均的な位置で4カ所でございます。
(発言する者あり)

○深澤委員長
 吉永危機情報課長、資料を提供していただいて、規模もまた説明をお願いいたします。

○吉永危機情報課長
 ありがとうございます。

○四本委員
 どうもありがとうございます。
 いずれにしても、いろんなところから噴火しているということは、いろんなところで対策していただかなきゃならないなと思います。これをハザードマップの中に反映していただければなと思いますので要望いたしておきます。

 続きまして、次の質問でございます。
 21ページ、先ほど3番委員、9番委員からもこの新しい防災ヘリの導入でお話がありました。大変大きくなって能力も非常に上がり大変ありがたいということであります。
 その中で、この21ページの下の2の(1)アのぽつの上なんですけれども、富士山や南アルプス等の高高度地帯、3,250メートル程度の救助能力が向上ということでございます。これは富士宮口で言うと大体8合目で静岡県の登山口の唯一の衛生センター――富士山衛生センターがあります。当然ここにたくさんの負傷者とか気持ち悪くなっちゃった人たちもいますから、この衛生センターとの連携はどのようになっていくのでしょうか、お聞きします。

○細沢消防保安課長
 負傷者が診療所や衛生センターに多数いて、多分そこからの救助要請は必然的に比較的多くなることにはなりますけれども、特に衛生センターと連携して活動している状況にはございません。

○四本委員
 ありがとうございます。
 衛生センターに限らず、9合目には県警が常駐したりいろんなところがあると思います。そして8合目付近って非常に気流が複雑でなかなか近寄れないと前に聞いたことあります。今回能力が向上し非常にいいと思うんですけれど、実際どんなふうに吊り上げて、吊り上げた人を5合目までそのまま行くのか、どういう流れで救助されるんですか。

○白石危機管理監代理兼危機管理部部長代理
 今の御質問ですけれども、先ほど衛生センターとの関係としては、あそこに夏は医師が常駐しております。だから傷病者の方がいらっしゃったらそこに集中的に行きます。10番委員からもございましたように、3,250メートルは非常に高い位置であります。夏場だと気温が高いので空気が薄い。気温が高いとヘリコプターがそこへ行ってホバリングすることが従来の機体では難しかったんですけれども今回の機体であればそこでできますので、そういう意味で衛生センターとの兼ね合いで我々と連携しながら救護活動をやっていくと。今御質問にありました救助の仕方ですけれども、富士山も急斜面でございまして着陸することは基本的にはできません。したがいまして非常に高度でホバリングするのは難しいんですけれども、ヘリコプターでその場所でホバリングをしてロープで隊員がおりて要救助者を確保した上で一緒に引き上げます。それから5合目というよりむしろ麓までおりまして、場合によっては救急車と連携して引き渡す、もしくは所定の医療機関まで直接運ぶやり方で、医療救護体制、救急搬送を行っていきます。

○四本委員
 ありがとうございました。
 衛生センターとの連携をまた新たに組んでいただけることは非常に心強い。登山者の皆さんもこの静岡県の安全体制に大変安心をして油断しちゃ困るんでしょうけども。今回も衛生センターがまた非常に多い日数を開設していただけると伺っていますし、高山病の人も非常に多いという報告をこの間富士宮市でやっておりました。
 そういう中で、こうやって新しい能力の防災ヘリが導入されることは大変心強いと思います。ぜひとも安全に運航ができるようにお願いを申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。

○植田危機管理監代理兼危機報道官
 先ほどの2番委員からの御質問につきまして、若干補足させていただきます。センターの開館時間でございますが、内容は先ほど申し上げたとおり午前9時から午後4時まで、休館日は月曜日でございますが、年末年始の休館につきましては12月28日から翌年の1月4日までと条例で規定されております。
 なお、平常時の開館時間につきましては必要があるときは知事がこれを変更することができることになっておりますので、先ほど御質問にありました趣旨の柔軟な対応については可能かと考えております。

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