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委員会会議録
質問文書
令和５年６月定例会総務委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 小沼 秀朗 議員 |
| 質疑・質問日： | 07/05/2023 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○小沼委員
一問一答方式にて２つ質問いたします。
総務委員会説明資料の24ページの18番、市町への権限移譲事務の点検結果について伺います。
点検対象事務としまして212法令、2,851事務あるわけでございますけれども、点検の結果を踏まえまして移譲後の市町支援の評価や県、市町間の行政サービス提供体制の最適化等を整理した権限移譲方針を策定するとのことですが、具体的にはどのような内容を盛り込むのか伺います。
○坂本市町行財政課長
権限移譲事務につきましては、平成９年度から住民に身近な事務は市町村において処理するとの基本的考えで取り組み、３年ごとの期間を定め、期間中に移譲を予定する事務を整理した計画という形で計８次にわたり策定し、市町の希望する事務権限がおおむね移譲されたものと考えております。
一方で、令和３年度には市町との協議により法改正に伴い非効率となった事務を県へ返還することも行っており、県と市町の役割をより柔軟に見直すことも必要となってきております。
加えて、今回行いました権限移譲事務の実施状況の点検の中で、一部の事務につきまして説明資料にありますとおりマニュアルで定められた書類が未作成など不適切な処理が確認されたこと、また点検と併せて行いました市町のヒアリングにおいて県による積極的な支援の要望も出され、移譲事務の適正な執行に向けてより一層の支援が必要となっている市町の状況を確認したところであります。
こうしたことから、計画期間内での具体的な移譲事務を整理したこれまでの権限移譲推進計画に代えまして、今回は権限移譲の基本的考え方を整理した権限移譲方針を策定し、より質の高い権限移譲の実現を目指すことといたしました。
具体的には、事務処理マニュアルの充実、研修の充実、相談窓口の実施など市町が円滑に事務を執行するための支援をより一層強化しまして、こうした取組の継続実施を盛り込んでまいります。
あわせて、これまでの計画に盛り込んだ理念を踏襲しまして市町の意向に応じた権限移譲を推進していきますけれども、移譲後の状況変化に目配りし市町からの事務の返還希望や社会状況の変化があった場合はより柔軟に対応し、県、市町を通じた行政サービス提供体制の最適化を図っていきたいと考えております。
さらに、今回実施しました県による権限移譲事務の点検につきましては今後も続けていきたいと考えておりまして、これらを複合的に行うことによって状況の把握と状況変化に応じた的確なフォローアップを継続して行っていくという内容を盛り込みたいと考えております。
○小沼委員
静岡県は、権限移譲について全国的にもトップということでございますが、御発言にもありましたように移譲した事務には不適切な処理も確認されております。県民の皆様に高い満足度となるサービスの提供、スリム化と適切化に向けた厳しさ、両面において連携を深めていただきたく要望します。
最後に、説明資料16ページ、逢初川土石流災害検証・被災者支援特別委員会の提言への対応について伺います。
２検証対象の法令としまして廃棄物処理法、提言による新たな論点として北西側区域における廃棄物処理への指導状況が加えられておりますけれども、県当局が公表している公文書を確認しますと、この逢初川源頭部には平成22年10月７日に木くず以外の産業廃棄物の投棄が確認されております。幅約８メートル、長さ約40センチ、厚さ10センチにわたり瓦礫、廃プラスチック、ガラス、金属くずが搬入されていることが確認されております。
こうした項目も含み検証していくべきと考えますが所見を伺います。
○清水総務局参事
廃棄物処理法の再検証の方針をお答えいたします。
説明資料には特別委員会から御提言頂いた概要を記載させていただいたものですから、そこだけを検証する形に見えてしまったところがございますけれども、今後の実際の検証に当たりましては、先ほど１番委員から御指摘頂きました点、特別委員会の中で議論された点等も含めて行政対応の妥当性及び再発防止の観点から何かできることがあったのではないかという観点で検証を進めていく方針でおります。
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