• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:02/21/2022
会派名:自民改革会議


○藪田委員
 一問一答方式でお願いします。
 総合計画後期アクションプラン案204ページに、漁業の担い手確保に向けた取組について記載されております。
 指標のところに、漁業高等学園卒業後の漁業就業者数の目標数値が出ておりますが、目標設定の考え方と目標達成に向けた今後の取組についてお伺いします。

○萩原水産振興課長
 目標設定については、過去5か年の平均卒業者数を勘案して15人としました。
 考え方としましては、収入や漁獲量が減少傾向にあり漁業者が減少している非常に厳しい漁業の現状に加え、少子化による若年人口の減少が続く社会情勢の中で、これまでの水準を落とすことなく安定的な人材輩出を確保していくために設定した目標です。
 目標達成に向けた今後の取組は、入学者確保のための情報発信、質の高い漁業者育成を目指した教育の充実、職員やスクールカウンセラーによる在学中のサポートなどを実施して漁業就業に対し包括的に支援していきたいと考えております。

○藪田委員
 過去何年か凸凹はあったにしても、多くの皆さんの御尽力で生徒数が確保されております。今も支援の話が出ましたが、教師陣の確保も非常に厳しい時代に入りつつあり、ITや機械類が新しくなっているし、今までの教師陣も大変すばらしい支援体制でやってきていただきましたが、今後はそんなに簡単にはいかないと考えられます、官民挙げていろいろなところからサポートし、できれば充実した指導陣の確保について後期アクションプラン案に入れていただきたいなと、これは要望であります。

 2問目も同じく後期アクションプラン案204ページで、資源増殖に向けた取組がございます。
 以前の産業委員会でも出ておりましたが、温水利用研究センターの再整備が現在進行中ですけれども、進捗状況と再整備による効果をお伺いします。

○花井水産資源課長
 温水利用研究センターの老朽化が非常に進んでおり、設置から既に40年近くが経過いたしました。そこで種苗生産の効率化や作業の安全性確保のため、外部委員を含めた検討会での議論を経て施設を再整備しております。
 再整備については、令和元年度に概略設計を実施しましたが、令和2年度新型コロナ感染症拡大に伴う全庁的な見直しがあり、新しい時代の栽培漁業の方向性を踏まえて国の次期栽培漁業基本方針が明らかになった段階で整備に着手し、その間老朽箇所は修繕により対応することになっております。
 ただし、新魚種生産の早期実用化は大変重要と考えていますので、量産実証施設については分場の再整備に先行して整備するため、今年度に基本設計と実施設計を行っているところです。今配管の取り回しや色など細かいところを詰めており、来年度は新築工事を実施させていただきます。
 再整備による効果としては、飼育環境を制御することが可能となりマダイの種苗生産が安定化し、さらに生産がうまくいっていなかったノコギリガザミやクエ等の新魚種の量産化も可能になると考えております。
 ただ、再整備により今やっていることが滞ってはいけませんので、その点を留意し現在の種苗生産施設を活用しながら対応してまいりたいと考えております。

○藪田委員
 分かりました。
 こういった種類の施設は県内に幾つかあるのですが、それぞれで所管の方が管理しながら連携を取っており大変重要なことだと思います。先ほどの魚種についてもどこでやるのがいいのか、特に沿岸の漁業者にとっては死活問題ですので、できるだけ後戻りのないようにどんどん進んでいただきますように要望して終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp