• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 分割質問方式でよろしくお願いいたします。
 初めに、総務委員会説明資料から何点か質問させていただきます。
 御説明を頂きましたけれども、まず説明資料8ページのウイズコロナに対応した広聴の取組について伺いたいと思います。
 これまでの広報広聴の方法から新型コロナウイルス感染症に対応し感染予防対策を万全にして、さらに徹底を図る今までとは違う取組をされていると思います。
 まず広聴について1点聞きたいのは2内容(1)一般広聴について新型コロナに関する県等の状況を記していただいてあります。出た意見をここに全部載せたら大変なことになるので恐らく主なものを載せていただいていることは承知しているんですが、4月の件数が非常に多くて、やはりまだ感染が拡大する前で新型コロナウイルス感染症との闘いが始まったばかりで、学校や営業はどうしていくのかとかいろんな不安が非常にありたくさんの意見が寄せられたと思います。この表に収めるには難しいと思いますが特に多かった4月の2,352件の中で主な内容が2つしか挙げられていないので、もしほかに報告していただける御意見等がありましたら二つ三つ挙げていただけたらと思います。

 それから(2) 知事広聴のうち来年1月13日水曜日に伊東市で開催予定の件について、今後の方針に1月以降も感染防止対策を徹底の上、傍聴者を募集して実施する予定となっております。特に感染拡大している地域での開催ですので、ここに書いてあるとおり予定どおり傍聴者を募集して実施するのか、それとも開催方法を変えていくお考えなのか、その点についてまず伺いたいと思います。お願いします。

○横山広聴広報課長
 ウイズコロナに対応した広聴の取組のうち、一般広聴、新型コロナに関する意見等の状況についてお答えします。
 4月に大変多くの意見が寄せられまして、ここに記載の学校を休校にしてほしいは678件ございました。営業自粛等は328件、ここに載せておりませんがそのほか多かったものとして、県外からの出入りを防止すべきだが195件、静岡県独自の緊急事態宣言を出すべきだが87件、数は少なくなりますが休業要請の対象を拡大すべき、PCR検査をしっかり行うなどが寄せられております。

 続きまして、知事広聴についてお答えします。
 先日11月18日、三島市で開催した知事広聴につきましては新型コロナウイルス感染防止対策を徹底の上、傍聴者を募集して実施しております。1月13日の伊東市内で開催する知事広聴につきましても、現時点ではになりますけれども三島市で開催した内容と同じように感染防止対策を徹底して傍聴者を募集して実施する予定でございます。ただし、伊東市につきましては現在もふじのくに基準に基づく警戒レベル5、特別警戒相当の状況でございますので、今後の状況も踏まえて開催方法等を決定していく予定でございます。

○盛月委員
 分かりました、御答弁ありがとうございます。
 この広聴の取組は貴重な県民の皆様からの御意見を頂く機会でありますので、感染防止対策を万全にまたしっかり徹底してやって実施していただきたいと思います。また状況に応じてはしっかりと対応していただくようお願いいたします。

 それから説明資料の9ページ、ウイズコロナに対応した広報の取組についてでございます。
 こちらも先ほどこども県議会について今までのような本会議場での開催を取りやめて動画を活用した開催に変更と御説明頂きました。12月28日にホームページで公開されるということですので、非常に内容を楽しみにしております。
 こども県議会は私も毎年傍聴させていただいていまして、前回の当委員会でも言ったんですけれども子供たちの貴重な意見が聞けて、知事や副知事や部長さんたちも本当に真剣に答弁されておりましていつも非常に勉強になる機会です。
 ホームページでの公開がまだ先で内容が分からないので、どんな意見が出て知事や副知事、また部長さんたちがどのような答弁をされたのか具体的な例を幾つか教えていただきたいと思います。お願いします。

○横山広聴広報課長
 ウイズコロナに対応した広報の取組のうち、こども県議会についてお答えします。
 61人の生徒さんから動画等で意見を送っていただきました。知事が答弁した大井川の水資源保護についての御意見を御紹介させていただきます。
 掛川市立西中学校の生徒さん、川根本町立本川根中学校の生徒さんのお2人から意見が寄せられております。県民の生活の保障と産業の発展の両立を目指し、多くの人で議論してよりよい静岡をつくることを望む、お茶の生育に大切な川霧を守るため上流の森林保全、美しく豊かな流れを守ることを提案した意見でございました。
 それに対して知事からは、流域住民の生活や産業に不可欠である命の水を守る、有識者会議等を通じて対話を重ねている、多くの人の知恵を借りて解決方法を議論している、命の水の確保に全力で取り組んでいる、またお2人の生徒さんに対してこれからも大井川のあらゆる面に興味を持ち続けてほしいという答弁をビデオで収録してございます。

○盛月委員
 分かりました、ありがとうございます。
 子供たちも大井川の水資源の問題に非常に関心を持っているんだなと実感いたしました。こども県議会で言ってくださった皆さんの意見がしっかりと今後のいろんな政策に反映できるように、引き続き取組をよろしくお願いいたします。

 続きまして、説明資料10ページのふじのくに士民協働施策レビューの開催について伺いたいと思います。
 今回はオンライン参加を新たに導入して実施されたということでございます。3の主な施策改善提案に対象施策、主な改善提案の御報告を頂いておりますが、こちらを読ませていただくとどちらかというと既にいろんな取組をしているものを今後も進めていく必要があるという意見がすごく多いという印象を受けました。今回オンライン参加という新しいやり方で士民協働施策レビューを開催したことによって、今までと違ってなかなか意見が聞きづらかった面があるのか、それとも同じように十分御意見を皆さんから頂けた状況なのか。今回オンラインで新しいやり方をした中での課題と、来年度またふじのくに士民協働施策レビューを開催していくと思うんですけれども改善点があるのか、今回実施したことを踏まえて見えてきた課題とこれからの開催方法のお考えをお聞きしたいと思います。お願いします。

○杉山総合政策課長
 まず7番委員の御指摘がございました説明資料10ページにおいて、改善内容につきまして御報告させていただきました。少し口頭で補足させていただきますと、例えば安全な消費生活の推進がございまして、その中で世代に即した消費者教育の強化が提案されてございます。これにつきましては、消費者教育自体はこれまでも実施されてきたところなんですが、この提案の真意は世代によって大きく消費行動が異なる中で、かつ複雑化する不当販売行為に対して高齢者あるいは若年者それぞれに分けてきめ細かく充実した教育をしていく必要があるということ。それともう1つは、令和4年度から成人年齢が引き下げられます。これに伴いまして、これまで未成年の方々は未成年者取消権によって消費契約を取り消すことができる、ある意味法律で守られていたものが成人年齢が引き下げられることによって18歳、19歳の層の消費者教育を今後しっかりとやらなきゃいけないといった意味が世代に即した消費者教育という言葉の中には含まれていることを補足させていただきます。
 御質問のオンライン実施の課題あるいは来年度以降の実施方針、開催方針でございますが、実施後のアンケート調査におきまして約8割の方からオンライン参加は継続すべしという御意見がございました。
 主な意見といたしましては、遠方の人でも参加が容易である、より多くの県民の方が県の課題を共有できるといったオンラインの特徴である遠隔あるいは同時多数型の利点を生かす肯定的な御意見がございました。
 一方で、音声が聞こえづらい、回線が一時的に中断してしまったとか、いわゆる機材システムのテクニカルな課題がございました。それと現地で参加している人を中心に議論されているんじゃないかとかあるいは現地で議論している最中になかなか発言を差し込みづらい、言いづらいという御意見もございました。これはある意味運営上の課題でございます。
 施策レビューは大体30人ぐらいの県民評価者が一堂に集まって御議論頂きますので、集中型で顔を突き合わせながら議論を展開したほうがやりやすい一面もあると思います。
 一方で、今申し上げたとおりオンラインの利点もございます。そういったことから来年度以降についてはそれら2つを比較、考慮しながら開催方針を検討してまいります。
 いずれにしても先ほど申し上げた機材システムなどのテクニカルな課題あるいは運営上の課題をどういった形でクリアできるか、まずは検討してまいりたいと思います。

○盛月委員
 分かりました、御答弁ありがとうございます。
 すみません、私がこれを読んだ限りで感想を言ってしまったので大変失礼したなと思っているんですけれども、しっかりと改善点の提案や意見を頂けたと承知いたしました。また今答弁頂いたオンラインでやるからこそ遠くの方もわざわざこちらに来なくて参加できる利点があるのも納得しますし、また今までと同じような対面でやるのもいいということで、開催方法についてこれからも非常に悩まれると思いますけれども、どちらのよさも取り入れて、私たちも最近オンラインでの会議――その場にはそんなにたくさんの人がいなくてオンラインで参加する人と集まっている人とで合わせてやる会議に参加することが多くなってきました。施策レビューは人数が限られていますけれどもできるだけ多くの県民の意見をしっかりと頂ける大事な場ですので、いろんなことをまた検討していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次に、静岡県の新ビジョン評価書案の地域外交についてお聞きしたいと思います。
 評価書案246ページから記載がございます地域外交の深化と通商の実践で(1)地域外交の推進でございます。
 活動指標の中に国際協力ボランティアに関する説明会等開催回数の記載があります。順調に推移していると理解しておりますけれども、この国際協力ボランティアに関する説明会に参加していただいた方のフォローはどのようにされているのかお聞きしたいと思います。
 それから、主な取組に通商の拡大について県産品の販路拡大やパートナーシップの構築による企業の海外展開を支援しているとございますが、具体的にどのようなことを実施しているのかお伺いしたいと思います。
 それから次に、248ページ(2)世界の様々な国・地域との多様な交流という中で、活動指標に海外駐在員事務所対外活動件数の記載があります。コロナ禍でいろんな制約があって活動も制限されたと思っておりますけれども、249ページの現状と課題の中で新型コロナウイルス感染症の影響で駐在員事務所への相談や依頼等が大幅に減少したという現状が報告され、新たな手法により地域間の関係維持を図る必要があると今後の課題が書かれておりますが、具体的にどのような方法でこの地域間の関係維持を図っていくのか伺いたいと思います。お願いします。

○影島地域外交課長
 まず1つ目、国際協力ボランティアに関する説明会への参加者のフォローになります。
 この一番大きな事業はJICA海外協力隊への参加を県としても支援していることになります。このJICA事業につきましては2年間の派遣期間がございますが、現在コロナ禍の状況で当然任期の途中でありますけれども本県からの参加者のみならず参加している隊員は全国的に全て一時帰国している状況です。毎年県とJICAが協力して募集説明会をしておりますが、今年は開催していない動きがまずございます。
 その上で参加者に対するフォローはJICA静岡デスクがございまして毎年募集説明会を一緒にやっておりますけれども、こちらと連携して情報提供しております。具体的には、例えば毎年静岡県では土曜日にJICAから任務を終えて帰国した隊員の帰国報告会を県民向けに行っております。今年度はコロナ禍の状況でしたので、10月末の土曜日に初めてオンラインで帰国報告会を開催しました。また今年7月から地域外交チャンネルというウェブを活用して地域外交の取組を紹介しておりますけれども、帰国した隊員がこのチャンネルに出て現地での活動の様子を報告していただく機会も設けています。こういった機会にJICA静岡デスクから参加者や常日頃情報をやり取りしている方々に対して案内やフォローをしている状況にございます。
 2点目、企業支援につきましては駐在員が4か所海外に出ておりますけれども、まさに駐在員事務所の役割として重要な柱でございます。
 先ほども佐藤政策推進担当部長からの説明でございましたが、このコロナ禍の状況ですとできることは限られておりますけれども、まさに駐在員事務所が現地にある優位性をこのコロナ禍において改めて感じたところでございます。
 先ほどもお話させていただきましたが、オンライン商談会の活用も事務所を置いている国では開催しております。こういったところに県内企業が実際に参加することはできないので、サンプルを会場に持ち込んでのオンライン商談会がありますけれども、なかなかやはりこのオンライン商談会だけでは顔と顔を合わせての細かな商品説明ができないことがデメリットの1つでもあると感じています。こういったところを駐在員事務所がサポートして現地の商談支援をしていくところが1つの大きな役割だと思っていますので、こういった形で今後も活動していくことを考えています。
 それから3つ目の海外活動件数の減少の現状と課題を踏まえてどのようなことをしていくかでございます。
 地域外交は、日頃から国と国の関係に左右されることなく揺るぎない地域間交流を進めていくことを方針に掲げております。とは言いながらもやはり駐在員事務所には主に経済部門での活動、観光の活動、観光PRがありますけれども、どうしても国と国の状況による影響やまたは今回のコロナの影響で観光に対する現地駐在員事務所のリクエストが減ってきているのも現状でございます。こういったところが大きな原因かと思いますけれども、駐在員事務所が受けている相談件数が減っている認識は持っております。一方で、また先ほど言いましたように現地に駐在員事務所がある優位性はコロナ禍の中で改めて感じておりますので、引き続き駐在員事務所がその役割を担って県内企業または観光誘客のためにその責務を果たしていきたいと考えております。

○盛月委員
 分かりました、ありがとうございます。
 コロナ禍の中で大変御苦労もあるかと思いますけれども、目標に本県の存在感を高める、また観光、教育、文化、経済、スポーツ、観光等の分野で交流人口を拡大する、そして世界で活躍できる人材を育成すると掲げられておりますので様々な取組、例えば先ほど1つ例に挙げました説明会を開催するのが目的にならずに、この目標が達成できるためにいろいろと工夫して進めていただけたらと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それから、次に評価書案276ページからの健全な財政運営の堅持と最適かつ効果的な事業執行のところでお聞きしていきたいと思うんですが、指標の1つに県有財産売却実績額が提示されておりまして計画どおり順調に進捗していると理解しております。
 評価と今後の取組方針の1つ目の項目には、新たな売却可能財産の掘り起こし、より有効な売却手法の導入による県有財産売却の推進等により歳入確保に取り組むと記載がございます。これについて具体的にどのような取組を行っているのか伺いたいと思います。お願いします。

○平塚財政課長
 県有財産の売却につきましては、経営管理部資産経営課で所管しておるんですけれども承知している範囲でお答えしますと、基本的には計画に基づいてやっていますがさらに売却実績を高める、歳入確保に努めるために現在売却困難な事例について専門業者に委託して売却を促進することも行っております。県だけではできないことについては民間専門業者、専門家の知恵や知見も頂きながら、これからさらに歳入確保や売却可能財産の掘り起こし等に努めていきたいと聞いております。

○盛月委員
 分かりました、ありがとうございます。
 午後の後半グループの審査のときに質問していきたいと思いますが、歳入確保の大きな方法の大事なものの1つですのでぜひ計画的に進めていただけたらと思います。お願いいたします。

○野崎委員長
 ここで5分間換気のために休憩します。

( 休 憩 )

○野崎委員長
 委員会を再開します。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp