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委員会会議録

質問文書

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令和3年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:12/14/2021
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 大きく分けて3項目を、一問一答方式でお願いいたします。
 まず議案第146号、先ほど5番委員からも質問が出ていましたけれども、指定管理者の指定についてのうち焼津漁協についてお尋ねします。
 交通基盤部から静岡県漁港管理条例の細目を見させていただきました。指定管理に関しては、指定管理施設の管理を行おうとする者が県に対して申請を行うとあります。
 改めてお尋ねしますけれども、焼津漁業協同組合から県に指定管理の申請書類が出たのはいつでしたか。

○北川港湾企画課長
 焼津漁業協同組合から申請が出てきたのは、今年の10月5日でございます。

○竹内委員
 これも5番委員から質問がありましたけれども、焼津漁協では窃盗容疑で起訴された方が5人あるいは6人、関係者も含めていらっしゃると新聞で報道されています。
 報道が出た後、交通基盤部港湾局として焼津漁協とどのように接触して確認したのか改めてお尋ねいたします。

○北川港湾企画課長
 報道が出た後ですけれども、交通基盤部としましては直接この件に関して漁協と接触してはおりません。
 漁協に対しては、経済産業部の水産・海洋局が対応しており、そちらと我々で協議をして検討してまいりました。

○竹内委員
 県は、経済産業部の水産・海洋局と政策管理局の組合検査課が接点を持って焼津漁協に確認しているはずですが、曲がりなりにも県に代わって管理するその施設について同じ法人から指定管理者として応募が来た。それを何も接点もなく、港湾局として書類だけで審査していいものでしょうか。これだけ県民に対して大きな報道がされている。御自身の代わりに指定管理でやっていただく。書類が出ました、不備はありません、違う部署でやっていますというだけで指定管理者としてそのまま議会に提出するのはいかがなものかと思いますので局長か理事か、誰か答えてください。

○齋藤港湾局長
 焼津漁協から申請が上がり、プレジャーボートの指定管理に関する選定基準に合った形で審査をいたしました。
 一方で、カツオの抜取り事件がありましたけれども、選定基準に照らし合わせて焼津漁協の資格としては問題ないと判断をしてこの議会に提出させていただきました。

○竹内委員
 静岡県漁港管理条例によると、指定管理者の指定には管理を安定して行う能力を有している者とあります。言ってみれば、指定管理を行う事業者が管理能力にたけているかどうかが1つのポイントになると思っています。一部の指定管理とはいえ、引き続き焼津漁協に任せたいならば、議会あるいは県民に対して事のなりゆきを経済産業部水産・海洋局や組合検査課等々の情報だけではなくてしっかり確認するのが常識的だと思っていますのでよろしくお願いします。これは要望で結構です。

 続きまして、前回の委員会でも確認しましたけれども、浜名湖ガーデンパークへのドッグランの導入について確認させていただければと思っています。
 11月12日から14日、愛犬家に人気のあるドッグランの導入に向けて浜名湖ガーデンパーク内に試験的に設置して利用者に対するアンケートを実施したと新聞報道でもありますけれども、その調査結果はどうだったのか。そしてこれからどうするのかをお尋ねしたいと思います。

○伊東公園緑地課長
 浜名湖ガーデンパークにおけるドッグランについてお答えします。
 浜名湖ガーデンパークにおきまして、令和3年11月12日金曜日から14日日曜日の3日間、試験的にドッグランを設置しアンケート調査を実施しました。
 利用状況ですが、1日当たり最大90頭利用できるところ平日の金曜日は20頭、土日は両日とも50頭の利用でした。平日は大体200頭、土日は約400頭がガーデンパークに来園しています。そういったふだんの来園状況からしますと想定よりも少ないものでした。
 次にアンケートの結果についてですが、ドッグラン利用者から87件、公園の一般利用者から362件、合計449件の回答がございました。このうちドッグランが必要と回答したのは約5割、そして有料施設として必要と回答したのが全体の3割、必要ないと回答したのが4割、分からない、その他が3割でした。
 ドッグラン利用者に利用料金について聞いたところ、大半の人が100円、200円がよいと回答しております。
 以上、アンケートを実施した結果、大半の人がドッグランの必要性は認めているものの、有料施設を求めず、有料とした場合でも利用料金は安価なものを求めていることが分かりました。
 今後は、ガーデンパークにおいて人員配置や施設の維持管理等に関わる経費を賄いきれるのかという課題について、ドッグランを設置している他県等にアンケートやヒアリング調査を実施し、本格的に設置する場合の規模や課題、運営管理等について検討してまいります。

○竹内委員
 多分、たまたま犬を連れてガーデンパークに来たらドッグランの調査をしていたという方がほとんどだと思います。言い換えるならば、利用者に事前の告知をしっかりしていないと。ドッグランがあるなら行ってみようという方が増えれば、そのアンケート結果は変わるはずですよね。
 なおかつ、利用者の意見は最も大事ですけれども、県としてこの都市公園をどういう方向に持っていったらより魅力的な浜名湖ガーデンパークが創り上げられるのかという視点も大事ではないかと思っています。
 我々議会から言われたから形式的にやるのではなくて、浜名湖ガーデンパーク、村櫛だけではなくて対岸である三ヶ日、湖西、舞阪、弁天島、様々な観光施策を文化観光部を通してやろうとしているんですけれども、それに呼応できるような前向きな検討をしていただきたいと思っています。
 お金を取るからいいとか悪いとかではなくて、どういう公園づくりをしていきたいのかという自分たちの意志というか、未来に向けてどうできるのか挑戦していただきたいと思っています。これは次回以降も意見や質問をしていきますので、引き続きの調査をお願いしたいと思っています。

 3番目に野球場のことをお尋ねいたします。
 先ほど6番委員が言いましたけれども、伊東公園緑地課長にもう1回聞きます。
 3万人等々は検討していないという表現でしたけれども、言い方を変えて、3万人の野球場は造るのか造らないのか御自身の口で改めてお願いします。

○伊東公園緑地課長
 今の基本計画の中では造る予定はございません。

○竹内委員
 それから、頂いた遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画策定の資料に球場に関する構造別評価があります。我が会派からは、野球場を造るのであればサブグラウンドは必須だと提言させていただいています。
 3万人の野球場は造らない、それではサブ球場はどうするつもりなのか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 サブ球場は造る予定でございます。

○竹内委員
 これから、この野球場の基本設計で様々な議論がされていくと思います。この資料の中の基本計画の進め方――基本構想から始まって基本計画、基本設計、実施設計、工事とありますけれども、現在見直し案を作成して県民の意見を聴取するとあります。ステップ2の複数プランの評価をしてステップ3のプランの選定、基本計画の素案の策定、パブリックコメント等、基本計画公表ですが、最終的にこの野球場のメイン球場の構造等々はどこで決まるんですか。

○伊東公園緑地課長
 ステップ3のプランの選定で最終的に決まります。

○竹内委員
 ステップ3のプランの選定は時期的にはいつになりますか。

○伊東公園緑地課長
 補正予算で発注して、契約するのが恐らく来年の2月頃です。そこから大体1年ぐらいかけて最終的な基本計画の公表まで持っていきたいと考えています。

○竹内委員
 外部委託するときにはどういう仕様なのかおおよそ出ていないと、受注されたほうが困るんじゃないですか。改めてお伺いします。

○伊東公園緑地課長
 参考資料遠州灘海浜公園(篠原地区)「比較検討プラン原案」の見直しに向けた調査検討(結果報告)の8ページ、9ページ、10ページが今までお示ししたプランの1〜3、配置計画の異なるものになります。
 その次の最後のページが2万2000人、1万3000人の規模。そして防風効果が2つ、全部で12パターン。それに加えアカウミガメに配慮する形としてドームも選択肢の1つに入れると、12プラスアルファのプラン全てについて概算事業費、経済波及効果を出して比較しながら、どれかに絞り込むのではなくて先に全てを出した上で、そこから絞り込みます。

○竹内委員
 改めて、この仕様が決まるのは何年何月かお答え頂けますか。

○伊東公園緑地課長
 様々なことも考えられますので、今目標としていますのはできれば来年中、若干遅れたとしても来年度中には計画を出していきたいと考えています。

○竹内委員
 令和4年12月、あるいは令和5年3月までということでよろしいですか。

○伊東公園緑地課長
 はい、そのとおりでございます。

○竹内委員
 分かりました。
 最近よく、民間活力の活用というのがあります。
 公民連携による公共サービスの提供には様々な方法があると思います。一般的に指定管理あるいはPFI等々あり我が県の民間活力をいろいろ調べてみたんですけど、富士山静岡空港はコンセッション方式――PFIで民間事業者が運営権を取得して施設の維持管理、運営を行っています。
 逆に、PFIの中でもBTO方式は民間事業者が公共施設等を設計・建設して、施設が完成した直後に静岡県――公共側に施設の所有権を移転する方法もあります。
 いろんな方法がありますけれども、今考えられる方法はどのような方式になるでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 3番委員がおっしゃるように官民連携につきましては、PPP――パブリック・プライベート・パートナーシップを実現するための代表的な手法がPFIになります。
 PFI方式の中でBTO――ビルド・トランスファー・オペレート、民間事業者が施設のビルド、トランスファーですから所有権を公共に移してその後運営すると。それと逆のBOT――ビルド・オペレート・トランスファーがございます。一般的にはBTO方式が比較的多いと聞いております。
 ただ、遠州灘海浜公園につきましてはこれからです。今の基本計画の中ではなく、基本計画ができた後に民間事業者といろいろ対話をしまして、その後決めていきます。現段階では決まっておりません。

○竹内委員
 いずれにしろ、イニシャルコストを抑えるか、あるいは民間の発想が欲しくてPPPを導入すると思いますけれども、出来上がった後に県民の使い勝手が悪かったり、利用料が高かったりするのが一番マイナス効果になると思っています。貴重な税金を投入して出来上がるものだと思っていますので、重々議会の意見も含めて意見交換をして民間活力の利用、活用をしていただければと思っています。

 それから、“ふじのくに”のフロンティアを拓く取組の案を見させてもらったら、ちょっと前の川勝知事の発言でレイクハマナ未来都市というのがあって、県西部だけじゃなくて中部も東部も伊豆地区もそれぞれ環境共生圏で出ています。その中に西部地域が目指す姿として、西部地域は我が国有数のものづくり産業の集積地域であると、脱炭素やリサイクルを意識したものづくりなどの取組が極めて重要、このため脱炭素社会に向けて2050年温室効果ガス排出実質ゼロを先端技術開発でリードする世界拠点の形成をこの地で目指すと書いてあります。
 いろいろ見ていくと水素エネルギーの利用促進等々も書いてあるんですけれども、この仮称レイクハマナ未来都市構想、言ってみれば浜名湖の横にできるものです。篠原地区の県営公園では、それを意識したときにどのような取組が考え得るのか、まだ考えていないのか、考えていないけど可能性があるのか、その点についてお尋ねしたいと思います。

○佐野交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 今後施設整備を進めていく上では、脱炭素の取組が我々にとって必要なことだと考えております。
 現時点では、この公園計画につきましては緑化の推進、太陽光の導入、照明のLED化、考えられることは今検討しています。
 加えまして、県有施設の建築物ではZEB化の取組、省エネルギー化、木造建築物といった取組も進んでいます。
 今後も新たな技術の導入があると思いますので、県民に親しまれて末永く使っていただける施設造りに努めていきたいと考えております。

○竹内委員
 私が住む浜松市にはトヨタ自動車の資本が入っている上場企業が多々存在しています。トヨタが脱炭素社会に向けて様々な取組をしている中で、水素発電に対して実は前向きな、スピード感を持った提案をしています。
 神戸市にあるポートアイランドでも既に稼働してますけれども、水素発電も含めて未来型の都市公園、行政視察もかなえるぐらいなことにもぜひチャレンジしていただいて、それがアフターコロナにも通じてくるような気がしています。公園緑地課だけで済む話ではないと思っていますので、全勢力を注入して未来型の公園を造っていただければと思っています。

 最後になります。
 この公園を造るのは浜松市西区篠原町ですけれども、篠原地区は津波の影響で土地の価格が落ちたりいろいろしています。公園を造ることが起爆剤になってその地域全体広くは西区全体ににぎわいをもう1回取り戻していく必要があると思いますけど、具体的に浜松市とどのような連携をしているのかお尋ねしたいと思います。

○伊東公園緑地課長
 浜松市篠原地区につきましては、地元から浜松市に対し道の駅設置の要望がございます。公園と道の駅が実現した場合には、にぎわいの創出や地域振興における相乗効果が期待できると浜松市議会で浜松市の副市長が答弁していることも承知しております。県といたしましても、公園と道の駅が連携することで地域振興に対する効果が期待できると考えます。
 市は、野球場の建設計画の進捗を見ながら道の駅の設置を検討するとのことですので、事業進捗を情報提供するなど協力してまいります。計画が具体化した際には、公園と道の駅の一体利用など相乗効果を生む整備方法について市と連携したいと考えております。

○竹内委員
 公園の横の道の駅だけではなくて、政令市ですから都市計画法の見直しも含めてさらに踏み込んで、県が考える全県の様々な、内陸のフロンティア云々も含めて篠原地区、西区が10年先だけじゃなくて30年先、2050年までに都市づくりの核になるように働きかけていただいて、一緒になってあの地域を盛り上げていただければと思っています。

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